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巨人新球場は稲城か築地か?2026年最新の移転計画と東京ドームの真相を徹底解説

相沢 直樹 相沢 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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「巨人新球場」と検索すると、東京都稲城市に誕生したジャイアンツタウンスタジアムと、築地市場跡地に建設が計画されている大型スタジアムの情報が並びます。しかし、この2つはまったく異なるプロジェクトです。前者は2025年3月に開業した読売ジャイアンツのファーム(2軍)本拠地であり、後者は東京の新たなスポーツ・エンターテインメント拠点として進められている大規模再開発事業です。

2026年11月6日現在、巨人の一軍本拠地は引き続き東京ドームです。築地への移転決定も公式発表されていません。一方、稲城のTOKYO GIANTS TOWNでは、2027年夏に「東京よみうり水族館」が開業することも発表されました。ここでは、球団・自治体・再開発事業者の公式情報と報道をもとに、新球場の正体、移転計画の経緯、東京ドームとの違いを整理します。

【結論】巨人新球場とは?稲城のジャイアンツタウンと築地計画は別物

巨人新球場

最初に整理したいのは、「巨人新球場」という言葉が2つの異なる施設を指して使われていることです。

現在、実際に開業して巨人の公式戦が行われている新球場は、東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムです。読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が共同で開発したTOKYO GIANTS TOWNの中核施設に当たります。

一方、築地市場跡地のスタジアムは、三井不動産、トヨタ不動産、読売新聞グループ本社などが関わる築地地区まちづくり事業の一部です。こちらは約5万人を収容する屋内全天候型の多目的スタジアムとして構想されています。

つまり、稲城はすでに稼働しているファーム球場、築地は将来の都市開発に組み込まれた大型施設という違いがあります。

そして、もう一つ大切なのが一軍本拠地の問題です。日本野球機構(NPB)の2026年度球団情報では、読売ジャイアンツの本拠地は東京ドームと記載されています。2026年シーズンの巨人主催試合も東京ドームで開催されています。

したがって、稲城の新球場が東京ドームに代わる一軍本拠地になったわけではありません。築地についても、巨人の移転先として正式決定した事実はありません。

【稲城市の新球場】ジャイアンツタウンスタジアムの開業日・収容人数・施設概要

ジャイアンツタウンスタジアムは、東京都稲城市矢野口のよみうりランド遊園地に隣接する南山地区に整備されました。

新球場の名称は2024年7月25日に発表され、同年11月30日には具体的な開業日が2025年3月1日に決定したと公表されました。読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社による共同プロジェクトです。

約2,900席のコンパクトな球場

ジャイアンツタウンスタジアムの特徴は、選手と観客の距離が近いことです。大型の一軍球場とは異なり、ファームの試合を間近で楽しめる設計になっています。

公式施設情報による主なスペックは次のとおりです。

  • 開業日:2025年3月1日
  • 所在地:東京都稲城市矢野口3228番地南山95街区1号
  • 収容人数:約2,900席
  • 建物:地上3階建て
  • 中堅:122m
  • 両翼:100m
  • グラウンド:人工芝
  • 照明:LEDナイター照明
  • サブグラウンド:人工芝、約4,800㎡

特に注目したいのは、中堅122m、両翼100mというグラウンド寸法です。これは東京ドームと同じサイズとして発表されています。観客席の規模は異なりますが、プレーするフィールドの寸法は一軍球場に匹敵する設計です。

スタンド席はグラウンドとの距離を近づける工夫が施され、芝生の外野席やカウンター席なども設置されています。ファームの試合ならではの選手との近さや、臨場感を楽しめることが大きな魅力です。収容人数約2,900人という規模は、一軍の大型本拠地ではなく、育成と地域交流を重視した球場であることを示しています。

巨人2軍だけではない幅広い利用目的

ジャイアンツタウンスタジアムは、単純に2軍の試合だけを開催する施設ではありません。

読売巨人軍の発表では、イースタン・リーグ公式戦に加え、女子チームやU15ジュニアユースチームの活動拠点としても活用する計画が示されています。

また、高校野球や大学野球、少年野球、ソフトボールなどの試合にも利用でき、ライブコンサート、マルシェ、スポーツ教室、地域のお祭りといった野球以外のイベントにも対応します。

試合やイベントがない日には、球場のコンコースなどを地域住民が利用できる開放的な施設づくりも構想されています。

このように、Gタウンの目的は巨人の若手選手を育成する環境を整えることと、稲城市を中心とした地域の交流拠点をつくることの両立にあります。

【移転計画の経緯】巨人新球場と東京ドームをめぐる動きを時系列で整理

巨人の新球場をめぐる話題が大きくなった背景には、東京ドームの歴史と築地市場跡地の再開発があります。

東京ドームは1988年3月17日に開場しました。2026年には開場から38年を迎えています。長年にわたって巨人の一軍本拠地として使用されてきた施設だけに、将来的な球場のあり方に関心が集まるのは自然な流れです。

2024年、築地再開発に読売新聞グループが参加

2024年4月、東京都は築地市場跡地の再開発事業予定者を決定しました。三井不動産を中心とする企業グループには、読売新聞グループ本社も参加しています。

同年5月1日には事業者による記者会見が開かれ、約5万人規模の屋内全天候型スタジアムを中心とした開発計画が説明されました。

読売新聞グループ本社の山口寿一社長は、巨人のオーナーでもある立場から、本拠地移転との関係について説明しています。

「巨人軍の移転、本拠地移転を前提として計画をしてきたものでもありません」

一方で、魅力的なスタジアムを使ってみたいという気持ちもあると述べています。ただし、プロ野球球団の本拠地移転には大規模な調整が必要になるとの認識も示しました。(2024年5月1日、TBS NEWS DIG報道)

この発言が、築地スタジアムと巨人の本拠地移転を結び付ける議論の大きなきっかけになりました。

2024年から2026年までの主な出来事

その後の動きを整理すると、稲城のファーム球場整備と築地の再開発は、別々の目的を持って進んできたことが分かります。

  • 1988年3月:東京ドームが開場。巨人の一軍本拠地として使用される。
  • 2024年4月:築地市場跡地の再開発事業予定者が決定。読売新聞グループ本社が参加する企業グループが選ばれる。
  • 2024年5月:山口寿一社長が築地スタジアムについて、巨人の本拠地移転を前提にした計画ではないと説明。
  • 2024年7月:新ファーム球場の名称がジャイアンツタウンスタジアムに決定。
  • 2024年11月:ジャイアンツタウンスタジアムの2025年3月1日開業が決定。
  • 2025年3月1日:稲城市にジャイアンツタウンスタジアムが開業。
  • 2026年11月2日:水族館の名称が東京よみうり水族館に決定。2027年夏の開業が発表される。

この流れから分かるのは、2025年に開業した稲城の球場は具体的なファーム拠点整備の成果であり、築地の計画は東京全体の都市開発に関わる長期プロジェクトだということです。

【築地新球場計画の真相】巨人は東京ドームから移転するのか?

検索ユーザーが最も気にしているのは、築地市場跡地にできるスタジアムが、将来の巨人の一軍本拠地になるのかという点でしょう。

この疑問を考えるうえで重要なのが、築地地区まちづくり事業の公式計画です。

築地に計画されているのは約5万人収容の多目的スタジアム

築地市場跡地の再開発では、東京都中央区の約19万㎡の都有地を活用し、スタジアムや商業施設、ホテル、オフィス、交流施設などを整備する計画が進んでいます。

中心となるスタジアムは、約5万人収容の屋内全天候型マルチスタジアムです。

特徴は、野球専用ではないことです。スポーツのほか、文化・芸術イベント、コンサートなど、多様な用途に対応する施設として計画されています。可変性と多機能性を備え、さまざまなイベントに利用できる構想です。

事業公式サイトでは、街全体のまちびらきについて2030年代前半以降と案内しています。つまり、2026年時点では、稲城のジャイアンツタウンスタジアムのようにすでに営業している施設ではありません。

読売新聞グループの参加は巨人移転の確約ではない

築地移転説が広がった最大の理由は、巨人の親会社に当たる読売新聞グループ本社が再開発事業に参加していることです。

しかし、事業への参加と球団の本拠地移転決定は別の話です。

読売新聞グループが大型スタジアムの整備に関わることは、スポーツやエンターテインメント分野の事業展開として説明できます。巨人の試合を将来的に開催する可能性を想像することはできますが、それだけで一軍本拠地の移転が確定するわけではありません。

実際、山口社長は2024年の会見で移転を前提にした計画ではないと説明しています。2026年11月6日現在も、NPBの球団情報では東京ドームが巨人の本拠地として掲載されています。

したがって、現時点での整理は次のとおりです。

  • 築地に大型多目的スタジアムを建設する計画は存在する。
  • 読売新聞グループ本社は再開発事業に参加している。
  • 巨人の一軍本拠地移転を前提にした計画ではないと説明されている。
  • 2026年11月6日時点で、築地への一軍本拠地移転決定は公式発表されていない。

将来的な可能性と、現在決まっている事実を分けて理解することが大切です。

【徹底比較】ジャイアンツタウンスタジアム・東京ドーム・築地新球場の違い

3つの施設は、いずれも巨人や東京のスポーツ環境と関係しますが、役割は大きく異なります。

施設の関係性を比較すると、次のようになります。

施設・計画 所在地・開業時期 収容規模 主な役割・現状
ジャイアンツタウンスタジアム 東京都稲城市
2025年3月1日開業
約2,900席 巨人ファームの本拠地。女子チームやU15、地域イベントにも活用。
東京ドーム 東京都文京区
1988年3月17日開場
巨人の一軍本拠地 2026年現在も巨人の一軍公式戦を開催する現行本拠地。
築地マルチスタジアム 東京都中央区
2030年代前半以降のまちびらきを予定
約5万人 スポーツ、コンサート、文化イベントなどに対応する計画施設。巨人の移転は未決定。
TOKYO GIANTS TOWN 東京都稲城市
2027年にグランドオープン予定
施設全体の収容人数ではない ジャイアンツタウンスタジアムを中心に、水族館や飲食施設などを整備する複合エリア。

この比較で特に注目したいのは、ジャイアンツタウンスタジアムと築地のスタジアムが、規模だけでなく施設の設計思想そのものが異なる点です。

稲城の球場は、ファームの試合を間近で観戦できることが魅力です。選手の育成、地域交流、野球の普及を重視しています。

東京ドームは、一軍の公式戦や大型イベントを開催する都市型の全天候施設です。1988年の開場以来、後楽園・水道橋エリアのスポーツとエンターテインメントの中心を担ってきました。

築地のスタジアムは、最初から野球だけに用途を限定した施設ではありません。東京の国際競争力や交流人口の拡大を目指す都市開発の一部として位置付けられています。

つまり、稲城はファーム育成、東京ドームは一軍興行、築地は将来の多目的集客拠点という役割の違いがあります。

【2026年最新】TOKYO GIANTS TOWNは2027年夏に水族館も開業

2026年11月に発表されたTOKYO GIANTS TOWNの新情報として、特に注目されるのが水族館の正式名称と開業時期です。

2026年11月2日、読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社は、建設中の水族館の名称を「東京よみうり水族館」と発表しました。開業予定は2027年夏です。

東京よみうり水族館の見どころ

公式発表によると、東京よみうり水族館は人工海水を使用する内陸型の本格的な水族館です。地下1階、地上3階建てで、屋外展示を含む施設面積は9,874㎡。350種、約4万点の生きものを展示する予定です。

特に注目されるのは、サンゴの海をテーマにした大型水槽です。

  • 大水槽:高さ約7m、幅約13m、水量約1,300トン
  • 海中トンネル:水槽の中を360度見渡しながら歩ける設計
  • 展示内容:ペンギン、クラゲ、コツメカワウソなど
  • ウォーターガーデン:約30mの水草展示水槽
  • アシカの楽園:アシカやアザラシを間近で観察できる展示エリア

2026年5~6月には、大水槽に使用する高さ約8m、幅約3m、重さ16トン超の巨大アクリル板が搬入されました。11月2日の公式発表時点では、工事の進捗は約6割とされています。

なお、具体的な開業日はまだ決定していません。2027年夏という開業時期が公表されており、生きものが健康に暮らせる水環境を整えるための試験運用を経て、正式な日時を決める予定です。

球場と水族館が一体化する新しい街

TOKYO GIANTS TOWNの特徴は、野球場と水族館を組み合わせたスポーツ・エンターテインメント施設であることです。

2025年3月に先行開業したジャイアンツタウンスタジアムを中心に、2027年には水族館と飲食施設が加わります。

これによって、野球ファンだけでなく、家族連れや地域住民、レジャー目的の来場者も楽しめる場所になります。

巨人にとっても、ファームの試合を観戦する人を増やし、若手選手や球団の活動を幅広い層に知ってもらう機会になります。

これは一軍本拠地の移転とは異なる、地域密着型の球団事業として注目すべき動きです。

【プロの結論】巨人新球場をめぐる情報で見落としてはいけない3つのポイント

巨人の新球場をめぐる情報を判断するときは、施設の名称だけでなく、運営主体、使用目的、公式発表の内容を確認が必要です。

1. 「新球場」という言葉だけで一軍移転と判断しない

ジャイアンツタウンスタジアムは確かに巨人の新球場ですが、ファームの本拠地です。東京ドームの後継施設として建設されたものではありません。

球団の一軍公式戦を見たい人は、2026年現在は東京ドームの試合日程を確認する必要があります。若手選手の成長を間近で見たい人には、稲城のGタウンが適しています。

2. 築地のスタジアム計画と球団の移転発表を区別する

築地の計画には読売新聞グループ本社が参加しているため、巨人との関係が注目されるのは当然です。しかし、事業者の構成と球団の本拠地決定は別の意思決定です。

今後、移転の話が具体化する場合には、球団や読売新聞グループからの正式な発表、施設の使用契約、NPBとの調整など、具体的な動きが必要になります。

「築地に新スタジアムができるから巨人も移転する」という説明だけでは、確定情報とはいえません。

3. 巨人の新球場構想は球場単体ではなく街づくりとして見る

稲城のTOKYO GIANTS TOWNは、野球場だけで完結する計画ではありません。水族館や飲食施設、周辺のよみうりランドなどと連携し、地域全体の魅力を高める構想です。

築地も同様に、スタジアムだけでなくホテル、オフィス、商業施設、文化施設、水辺空間などを含む大規模なまちづくりです。

巨人の将来を考えるうえでは、球場の収容人数だけでなく、観客のアクセス、イベント開催能力、周辺施設との連携、施設運営の持続性まで見る必要があります。

こうした視点を持てば、稲城の新球場と築地の新スタジアムが、単純な移転先候補という関係ではないことが理解できます。

巨人新球場に関するよくある質問(FAQ)

Q1:巨人の新球場は稲城のジャイアンツタウンスタジアムですか?

A1:現在開業している巨人の新球場は、東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムです。2025年3月1日に開業したファーム(2軍)の本拠地であり、収容人数は約2,900席です。一軍の本拠地ではありません。

Q2:巨人は東京ドームから築地に移転することが決まっていますか?

A2:2026年11月6日現在、築地への一軍本拠地移転は公式発表されていません。築地には約5万人収容の多目的スタジアムが計画されていますが、読売新聞グループ本社の山口寿一社長は2024年5月、巨人の本拠地移転を前提とした計画ではないと説明しています。現在の一軍本拠地は東京ドームです。

Q3:ジャイアンツタウンスタジアムの収容人数と開業日はいつですか?

A3:2025年3月1日に開業し、収容人数は約2,900席です。東京都稲城市矢野口にあり、中堅122m、両翼100mの人工芝球場です。ファーム公式戦のほか、女子チームやU15の活動、地域イベントなどにも利用されています。

Q4:東京よみうり水族館はいつ開業しますか?

A4:2026年11月2日の公式発表で、2027年夏の開業予定が明らかになりました。TOKYO GIANTS TOWN内に整備される水族館で、同時期には飲食施設も営業開始する予定です。具体的な開業日は今後発表されます。

まとめ:巨人新球場の現在と東京ドーム移転の今後

2026年11月現在、「巨人新球場」という言葉には、稲城のジャイアンツタウンスタジアムと築地市場跡地の新スタジアム計画という2つの話題が含まれています。

稲城のジャイアンツタウンスタジアムは2025年3月1日に開業した実在のファーム本拠地です。約2,900席のコンパクトな球場で、若手選手の育成と地域交流を担っています。2027年夏には東京よみうり水族館も開業予定で、TOKYO GIANTS TOWN全体が新たなレジャー拠点へと発展していきます。

一方、築地市場跡地では約5万人規模の多目的スタジアムを含む大規模再開発が進められています。ただし、巨人の一軍本拠地移転は決定していません。2026年現在も東京ドームが一軍本拠地です。

今後の注目点は、築地のスタジアム計画の具体化、東京ドームの将来的な運営・施設整備、そして巨人から本拠地に関する新たな発表があるかどうかです。

ファームの新球場を探しているなら稲城、巨人の一軍公式戦を観戦したいなら東京ドーム、将来の大型スポーツ施設に関心があるなら築地の再開発情報を確認する。この3つを区別することが、巨人新球場をめぐる情報を正しく理解するための最も確実な判断基準です。

編集上の重要な根拠資料: 読売巨人軍・東京ジャイアンツタウン公式発表、稲城市公式サイト、NPB球団情報、東京都都市整備局、築地まちづくり公式サイト、2024年5月のTBS NEWS DIG報道を反映しています。2026年11月2日の水族館発表も反映済みです。

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相沢 直樹
トレンドリサーチャー 相沢 直樹
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スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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