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【2025年末の勢力データ】六代目山口組の構成員数は何人?

相沢 直樹 相沢 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

2026年時点で確認できる最新の年次確定統計は、警察庁が2026年4月に公表した「令和7年における組織犯罪の情勢」である。数値は2025年12月末時点のものだ。

六代目山口組と分裂組織の勢力比較

六代目山口組と、分裂後に成立した主要3団体の勢力は次のとおり。

- 六代目山口組: 構成員約3,100人、準構成員等約3,200人、合計約6,300人。前年比600人減。
- 神戸山口組: 構成員約110人、準構成員等約170人、合計約270人。前年比50人減。
- 絆會: 構成員約50人、準構成員等約70人、合計約120人。前年比20人減。
- 池田組: 構成員約30人、準構成員等約40人、合計約70人。前年比70人減。

警察庁の統計では、六代目山口組の勢力は主要団体の中でも突出している。構成員等の合計約6,300人は、全国の暴力団構成員等約17,600人の約35.8%に相当する。

全国の暴力団勢力も過去最少を更新

全国規模で見ると、2025年末の暴力団勢力は次の状況だった。

- 暴力団構成員等:約17,600人
- 暴力団構成員:約9,400人
- 準構成員等:約8,200人

総数は前年比約1,200人減少し、21年連続の減少となった。

2005年末には全国の構成員数が約43,300人だったことを考えると、20年間で大幅に縮小している。

ただし、構成員と準構成員等は同じ意味ではない。準構成員等には、暴力団に所属していなくても、組織と関係を持ち、その維持や運営に協力・関与する者などが含まれる。

したがって、約6,300人という数字を六代目山口組の正式な組員数として紹介するのは正確ではない。正式な構成員は約3,100人である。

また、構成員数の減少だけで組織の影響力が完全に失われたと判断することもできない。資金獲得活動や周辺者との関係など、人数だけでは測れない問題が残っている。

【分裂の理由と経緯】神戸山口組・絆會・池田組との関係

山口組組織図最新

2015年に発生した山口組の分裂は、現在の組織図を理解するうえで最も重要な転換点だ。

2015年8月:神戸山口組が結成

2015年8月27日、六代目山口組から直系組長13人が離脱し、神戸山口組を結成した。

神戸山口組のトップには、当時の山健組組長だった井上邦雄が就いた。

分裂の背景として報道されてきたのは、主に次の問題である。

- 弘道会を中心とした組織運営への不満
- 直系組長らに求められる会費・上納金の負担
- 組織内の人事や権限配分をめぐる不満
- 従来の組織運営方針に対する反発

神戸新聞の分裂報道や、nippon.comの当時の取材記事でも、こうした運営上・経済上の不満が背景として取り上げられている。

警察庁も、2015年8月末の分裂後に両団体の対立抗争事件が続発したことを記録している。

2017年4月:任侠山口組が結成を表明

神戸山口組の内部でも対立が発生した。

2017年4月、一部の傘下組織が離脱し、任侠山口組の結成を表明した。その後、名称を任侠山口組に変更し、2020年2月には絆會へ改称している。

警察庁の過去の組織犯罪情勢資料にも、この分裂と名称変更の経緯が記録されている。

2020年:池田組が神戸山口組から離脱

池田組は、2015年の山口組分裂時に神戸山口組の結成に加わった組織だ。

その後、2020年に神戸山口組からの離脱を表明し、独立した団体として活動するようになった。

この結果、六代目山口組をめぐる対立関係は、神戸山口組だけでは説明できない複雑な構図へ変わっていった。

2026年11月時点の関係を整理

現在の関係を理解するためには、結成の経緯と特定抗争指定の有無を別々に確認する必要がある。

- 六代目山口組と神戸山口組: 2015年の分裂以降、対立が続く関係。2026年11月現在も特定抗争指定が継続。
- 六代目山口組と絆會: 直接の分裂元は神戸山口組。2026年9月に特定抗争指定が解除された。
- 六代目山口組と池田組: 池田組は神戸山口組から離脱して独立。2026年9月8日に特定抗争指定が解除された。

ここで重要なのは、指定解除が組織の解散や正式な和解を意味するわけではないという点だ。

【暴力団対策法と特定抗争指定】2026年の最新状況

山口組をめぐるニュースで頻繁に登場する「指定暴力団」と「特定抗争指定暴力団等」は、法律上の意味が異なる。

指定暴力団とは?

指定暴力団は、暴力団対策法に基づいて都道府県公安委員会が指定する団体である。

代表者の統制下にある階層的な組織構造や、暴力的不法行為などに関する法定の要件が判断材料となる。

指定されると、暴力的要求行為などに対して中止命令や再発防止命令といった行政措置を適用できる。

特定抗争指定暴力団等とは?

特定抗争指定は、指定暴力団等の間で重大な対立抗争が発生し、住民の生命や身体に危険が及ぶおそれがある場合に適用される制度だ。

警戒区域を設定し、事務所の使用や新設、一定人数以上の集合、対立組織の構成員への接近などを規制する。

指定暴力団としての指定とは異なり、抗争状況に応じて期間を区切って運用される。

2026年の特定抗争指定の変更履歴

2026年秋には、山口組をめぐる行政上の指定に重要な変化があった。

1.2026年9月8日:池田組との指定解除

六代目山口組と池田組の間では、約2年間にわたって対立抗争とみられる事件が発生していなかった。

これを受け、関係する公安委員会は指定期限を延長しないことを決定。9月8日に指定が解除された。

2.2026年9月21日:絆會との指定解除

六代目山口組と絆會についても、抗争とみられる事件が約3年5カ月発生していなかったことなどを踏まえ、指定期限の延長が見送られた。

9月20日の期限満了に伴い、指定は解除された。ただし、兵庫県警は両団体の対立状態を引き続き警戒する姿勢を示している。

3.2026年10月5日:神戸山口組との指定を延長

一方、六代目山口組と神戸山口組については、対立抗争が終結したとは認められないとして、指定期限が3カ月延長された。

2026年11月3日現在も継続

指定期限は2027年1月6日まで。2020年の指定開始以来、27回目の延長となった。

このように、2026年秋には3つの対立関係のうち2つで指定が解除された。山口組の分裂をめぐる行政上の規制が一律に解消されたわけではなく、相手組織ごとに異なる判断が行われている。

抗争事件の減少と地域社会への影響

警察庁の2025年確定統計では、対立抗争に起因するとみられる事件の発生は1件だった。また、2025年中に暴力団等によるとみられる銃器発砲事件は確認されていない。

ただし、事件の減少は直ちに対立関係の消滅を意味しない。

2026年の指定延長判断でも、神戸山口組との関係については対立抗争が終結したとは認められないと判断された。

住民の安全確保という観点では、事件の発生件数だけでなく、警戒区域の設定や行政措置の継続状況も確認する必要がある。

【プロの結論】2026年の山口組組織図を読み解く3つのポイント

2026年の山口組を理解するためには、単純に幹部の名前を並べるだけでは不十分だ。

重要なのは、組織の階層、勢力の推移、行政上の指定状況という3つの視点を組み合わせることだ。

1.組織の規模と組織の影響力は分けて考える

六代目山口組は2025年末時点で構成員約3,100人を擁し、依然として国内最大規模の暴力団である。

ただし、構成員数が減少していることと、組織の影響力が同じ割合で低下することは必ずしも一致しない。

準構成員等の存在や、傘下組織を含めた組織構造を考慮する必要がある。

2.組織図と警察庁の統計は役割が違う

幹部の役職や交代は報道で確認できる場合がある。一方、警察庁の統計は勢力や犯罪情勢を把握するための資料だ。

両者を混同すると、報道された人事情報を公的に確定した組織全体の序列と誤認する可能性がある。

特に、過去の組織図に掲載されている人物を、2026年現在も同じ役職にあると判断するのは避けたい。

3.特定抗争指定の解除は組織の消滅ではない

2026年9月の池田組・絆會との指定解除は、今回の情勢を理解するうえで重要な転換点だ。

しかし、行政上の指定解除は団体の解散を意味しない。また、すべての対立が解消されたことを保証するものでもない。

六代目山口組と神戸山口組の指定は2027年1月6日まで延長されており、引き続き警戒が必要な状況にある。

【山口組組織図最新】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年現在、六代目山口組の組長は誰ですか?

A1:司忍(本名・篠田建市)です。2026年2月の報道でも組長として確認されています。竹内照明は2025年4月に若頭へ就任しています。

Q2:六代目山口組の構成員は何人ですか?

A2:警察庁の2026年4月公表資料によると、2025年末時点で構成員は約3,100人、準構成員等は約3,200人、合計約6,300人です。2026年末の確定人数ではありません。

Q3:山口組と神戸山口組の特定抗争指定は解除されましたか?

A3:2026年11月3日現在、解除されていません。2026年10月5日に指定期限が延長され、2027年1月6日まで継続しています。池田組と絆會との指定は2026年9月に解除されています。

まとめ:山口組の2026年最新情報は公的統計と人事報道の両面で確認

2026年11月現在、六代目山口組は司忍を組長とする体制が報道で確認されており、2025年4月には竹内照明が若頭に就任している。高山清司は相談役に就いている。

2025年末の構成員数は約3,100人、準構成員等を含めると約6,300人。全国的な暴力団勢力の縮小が続くなかでも、六代目山口組は最大規模を維持している。

また、2026年9月には池田組と絆會との特定抗争指定が解除された一方、神戸山口組との指定は2027年1月6日まで延長された。この違いは、現在の山口組を理解するうえで見落とせないポイントだ。

山口組の組織図を調べる際には、歴代組長や幹部人事だけでなく、警察庁の年次統計、公安委員会の指定状況、分裂後の組織関係を併せて確認することが大切である。2026年の最新情勢を正しく把握するには、古い組織図をそのまま現在の姿と考えず、情報の公表日と対象時点を見極めることが欠かせない。

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相沢 直樹
トレンドリサーチャー 相沢 直樹
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スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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