読売ジャイアンツの2026年オフの契約更改は、いつから始まるのか。11月2日時点の集計では、対象となる支配下選手55人のうち、更改を終えた選手は0人。坂本勇人、戸郷翔征、大勢、山﨑伊織、田中将大ら主力選手の交渉も、まだ本格化していない状況だ。
一方、2026年シーズンの推定年俸を見ると、坂本勇人の3億円、戸郷翔征の2億4000万円、大勢と山﨑伊織の各1億8000万円など、注目選手の査定材料はそろっている。今季の成績、前年からの増減、現役ドラフトの対象条件、プロ野球の契約更改制度を整理し、巨人の2026年オフに何が注目されるのかを解説する。
【最新速報】巨人の契約更改2026年オフはいつから?11月2日時点で0人の理由
2026年11月2日時点の巨人の契約更改状況は、支配下55人中0人。アップ査定もダウン査定も発表されておらず、今オフの更改は実質的にこれから始まる段階にある。
NPBの2026年シーズンは全日程を終了し、日本シリーズも11月1日までに終了した。ここから各球団は来季の編成を固め、選手との契約交渉を進めていく。
契約更改の情報を集計するDEPTH//CHARTでは、11月2日までの報道を反映した巨人の集計として、更改0人、アップ0人、ダウン0人と掲載されている。年俸は報道による推定値であり、球団が発表した正式な契約金額ではない。
巨人の契約更改は11月中旬が本格化の目安
2026年オフの読売ジャイアンツについて、全選手共通の契約更改開始日や個別の交渉日程は、11月2日時点で確認できない。
プロ野球全体では、日本シリーズ終了後にFA関連の手続きや球団編成が進み、11月中旬から契約更改が本格化するのが一般的だ。若手や中堅選手の交渉が先行し、実績のある主力選手は12月に入ってから交渉するケースも多い。
2026年オフも、この通常の流れを踏まえれば、11月中旬以降が最初の大きな注目期間となる。ただし、これはシーズン全体の傾向であり、巨人が特定の日に一斉に交渉を始めると決定したわけではない。
0人という数字は交渉の遅れを意味するのか
11月2日時点で0人という数字だけを見て、巨人の交渉が遅れていると判断するのは早い。
日本シリーズ終了直後は、選手の休養や球団側の編成作業が優先される時期でもある。FA権を持つ選手の動向、外国人選手との契約、戦力外選手への対応など、球団には年俸交渉以外にも進めるべき仕事がある。
特に巨人は2026年シーズンを76勝64敗3分けのセ・リーグ2位で終えている。来季の優勝を目指すための戦力構想と、個々の選手の評価を並行して進める必要がある。
したがって、現段階では更改人数が何人増えたかだけでなく、最初に誰が交渉に臨むのか、その選手の契約内容がどう発表されるのかにも注目したい。
【年俸ランキング】巨人選手の推定年俸一覧と前年からのアップ・ダウン
2026年オフの契約更改を考えるうえで、まず把握しておきたいのが現在の年俸だ。
ここでいう年俸は、2025年オフの契約更改を経て2026年シーズンに適用された推定金額である。2026年オフの新契約額ではない点に注意したい。
日刊スポーツなどの2025年末の契約更改報道を基準にすると、巨人の主力選手には次のような年俸が設定されている。
- 坂本勇人:3億円
- 戸郷翔征:2億4000万円
- 丸佳浩:2億円
- 吉川尚輝:2億円
- 大勢:1億8000万円
- 山﨑伊織:1億8000万円
- 大城卓三:1億6000万円
- 中川皓太:1億5000万円
- 高梨雄平:1億5000万円
- 田中将大:1億円
これらは報道に基づく推定年俸で、出来高や契約の細かな条件まで含めた確定額ではない。なお、外国人選手や育成選手を含む球団全体の年俸順位とは集計対象が異なる。
前年の契約更改で大きく動いた選手
2025年オフの更改では、投手陣と野手陣で増減の傾向に違いが見られた。
日刊スポーツの2025年12月30日付の年俸一覧によると、大勢と山﨑伊織はともに9000万円から1億8000万円へ倍増。一方、坂本勇人は5億円から3億円、戸郷翔征は3億円から2億4000万円へ減額となった。
田中将大も1億6000万円から1億円となり、6000万円の減額だった。
この結果から分かるのは、巨人の査定が知名度や過去の実績だけで決まるわけではないということだ。若手・中堅投手がシーズンを通して役割を果たせば大幅な増額につながる一方、実績のある選手でも成績や出場状況によって減額される場合がある。
【注目選手5人】坂本勇人・戸郷翔征・大勢・山﨑伊織・田中将大の契約更改
2026年オフの巨人契約更改で、特に注目されるのがこの5人だ。
いずれもチームの中心を担ってきた選手だが、2026年シーズンの成績や役割はそれぞれ異なる。現在の年俸、前年の増減、今季の成績を並べると、今後の査定で注目すべきポイントが見えてくる。
| 選手 | 2026年推定年俸 | 前年の増減 | 2026年シーズン成績 | 2026年オフの状況 |
|---|---|---|---|---|
| 坂本勇人 | 3億円 | 2億円減 | 67試合、打率.175、5本塁打 | 未交渉 |
| 戸郷翔征 | 2億4000万円 | 6000万円減 | 14試合、5勝3敗、防御率2.48 | 未交渉 |
| 大勢 | 1億8000万円 | 9000万円増 | 32試合、22ホールド、3セーブ、防御率2.15 | 未交渉 |
| 山﨑伊織 | 1億8000万円 | 9000万円増 | 6試合、1勝1敗、防御率4.59 | 未交渉 |
| 田中将大 | 1億円 | 6000万円減 | 13試合、4勝4敗、防御率3.42 | 未交渉 |
※年俸と前年の増減は報道ベースの推定値。成績は2026年シーズン終了時点のスポーツナビ掲載値。未交渉は2026年オフの契約更改状況を指す。
坂本勇人:3億円からの再評価が焦点
坂本勇人の2026年シーズンの推定年俸は3億円。前年の契約更改では、5億円から2億円減という大きな変動があった。
2026年シーズンは67試合に出場し、打率.175、5本塁打、19打点を記録した。
通算実績や長年にわたるチームへの貢献は、坂本を評価するうえで欠かせない要素だ。一方、今季の出場数や打撃成績も来季の契約を考える際の重要な材料になる。
注目したいのは、現在の3億円という年俸を維持するのか、それとも再び見直しが行われるのかという点だ。球団がどのような役割を期待するのかも、交渉後の発言から読み取りたい。
戸郷翔征:防御率2点台と登板数のバランス
戸郷翔征の2026年シーズンの推定年俸は2億4000万円。2025年オフには3億円から6000万円減額されている。
今季は14試合に登板し、5勝3敗、防御率2.48、投球回80回を記録した。
防御率2点台という数字は評価材料になる一方、登板数や投球回数も先発投手の査定では重要になる。年間を通した稼働と試合への貢献度をどう評価するかが焦点だ。
戸郷は巨人の先発投手陣を考えるうえで重要な存在であり、今後の契約更改では金額だけでなく、来季の起用方針にも注目が集まる。
大勢:守護神としての実績が評価材料
大勢は2025年オフに9000万円から1億8000万円へ増額され、年俸が倍増した選手の一人だ。
2026年シーズンは32試合に登板し、22ホールド、3セーブ、防御率2.15を記録した。
救援投手は勝敗だけで評価できない。ホールドやセーブ、登板数、重要な局面での起用実績なども評価材料になる。
前年の大幅アップを経て迎えた今オフだけに、1億8000万円を基準として、今季の役割と貢献がどのように判断されるかが見どころとなる。
山﨑伊織:前年倍増から迎える新たな査定
山﨑伊織も大勢と同じく、2025年オフに9000万円から1億8000万円へ増額された。
一方、2026年シーズンは6試合登板、1勝1敗、防御率4.59、投球回33回1/3という成績だった。
先発投手の評価では、防御率だけでなく、登板数や投球回数、試合をどこまで作れたかも考慮される。今季の数字と過去の実績をどのように総合評価するかが注目点だ。
ただし、今季の成績だけから減額や現状維持を断定することはできない。実際の査定内容は球団と本人の交渉を経て明らかになる。
田中将大:1億円を基準に来季の役割をどう判断するか
田中将大の2026年シーズンの推定年俸は1億円。前年は1億6000万円から6000万円減額されていた。
2026年は13試合に登板し、4勝4敗、防御率3.42、投球回68回1/3を記録した。
田中の契約更改では、投手としての実績や経験に加え、今季の登板数、投球内容、来季の起用構想が注目される。
1億円という年俸は、減額制限の区分を考えるうえでも意味のある金額だ。契約条件がどのように提示されるのか、交渉後の会見で本人が何を語るのかにも関心が集まる。
【査定の仕組み】巨人の年俸アップ・ダウンは何で決まる?
プロ野球の契約更改は、選手と球団が翌シーズンの年俸や契約条件を決める交渉だ。基本的には1年ごとに契約を結び直すが、複数年契約を結んでいる選手などは別の扱いになる。
年俸の査定には、単純な打率や勝利数だけでなく、チーム内での役割やシーズンを通じた貢献度など、複数の要素が関係する。
野手と投手で異なる評価のポイント
野手の場合、打率、本塁打、打点、出塁率、盗塁、守備力、出場試合数などが主な評価材料となる。
投手の場合は、勝敗、防御率、投球回数、登板数、奪三振、ホールド、セーブなどが重要だ。先発投手と救援投手では求められる役割が異なるため、評価する指標も変わる。
例えば、大勢のような救援投手はホールドやセーブが重要になる。一方、戸郷翔征のような先発投手は、年間を通した登板数や投球回数も評価の対象になる。
減額制限は何%?1億円を境に変わるルール
プロ野球には、翌年度の年俸を減額する際の制限が設けられている。日本プロフェッショナル野球協約第92条では、選手の同意がない場合、減額できる割合を次のように定めている。
- 前年の年俸が1億円を超える選手:最大40%まで。
- 前年の年俸が1億円以下の選手:最大25%まで。
重要なのは、制限を超える減額が絶対にできないという意味ではないことだ。選手本人が同意すれば、規定の割合を超える減額も可能となる。
また、1億円ちょうどの場合は「1億円以下」の区分に入る。したがって、田中将大のように現在の推定年俸が1億円の選手は、減額制限を考える際に25%の区分が適用されることになる。
このルールは、年俸の増減を確認するときに知っておきたい基本知識だ。
契約更改で球団と選手の意見が一致しない場合
球団の提示額に選手が納得できなければ、その場で契約を保留し、再交渉することができる。
それでも合意に至らない場合には、参稼報酬調停制度を利用する方法がある。日本プロ野球選手会の説明によれば、この制度では選手と球団双方の主張を聞いたうえで、調停委員会が翌年度の年俸額を決定する。
つまり、契約更改は球団が提示した金額を選手が必ず受け入れるだけの手続きではない。選手側にも交渉や制度上の選択肢が用意されている。
推定年俸と正式な契約金額は同じではない
巨人の選手年俸一覧やスポーツ紙の契約更改記事に掲載される金額は、多くの場合、報道各社が取材を通じて算出した推定額だ。
球団が契約締結を発表しても、年俸の詳細まで公式に公表するとは限らない。選手本人が会見で金額を明かす場合もあるが、報道によって金額に差が出ることもある。
そのため、情報を確認するときは、次の3点を区別することが大切だ。
- 公式発表:契約締結や所属に関する球団・NPBの公表情報。
- 本人の説明:契約後の会見などで選手自身が明かした金額や条件。
- 報道ベースの推定:スポーツ紙や専門データベースが取材を基に掲載した金額。
特に2026年オフのように更改が始まったばかりの時期は、前年の年俸と来季の年俸を混同しないことが重要だ。
【現役ドラフト2026】巨人の対象候補と12月9日の開催日程
契約更改と並行して注目されるのが、現役ドラフトだ。
2026年の現役ドラフトは、NPBの発表を受けて12月9日に開催される予定となっている。出場機会に恵まれない選手の移籍を促し、各球団の戦力を活性化させる制度だ。
巨人で候補として名前が挙がる選手
2026年の対象候補を掲載する外部データベースでは、西舘勇陽、赤星優志、田中瑛斗、岸田行倫、門脇誠、泉口友汰、リチャードら、複数の選手が契約未更改の候補として表示されている。
ただし、これらは年俸や契約状況などから算出された候補情報であり、巨人が正式に現役ドラフトへ提出する選手名簿ではない。
最終的に誰がリストへ入るのかは球団の判断による。契約更改によって年俸が変わる可能性もあるため、11月以降の交渉状況が候補の見直しに影響することも考えられる。
2026年から変更された現役ドラフトの対象条件
2026年の現役ドラフトでは、対象外となる選手の条件に変更が加えられた。特に注目されるのが、他球団から獲得した選手の扱いだ。
従来は前年10月以降にトレードなどで獲得した選手が対象外とされていたが、2026年の変更では、現役ドラフト開催年のリーグ公式戦終了翌日以降に獲得した選手が除外される形となった。
これにより、前年10月から2026年7月31日までに移籍してきた選手も、ほかの条件を満たせば対象となり得る。
また、次のような選手は原則として対象外となる。
- 外国人選手
- 複数年契約を結んでいる選手
- 来季年俸が5000万円以上の選手。ただし5000万円以上1億円未満は1人までの特例枠がある
- FA権を保有している選手、またはFA権を行使したことがある選手
- 育成選手
- 前年の現役ドラフトで移籍してきた選手
- 開催年のリーグ公式戦終了翌日以降に移籍してきた選手
- 開催年のリーグ公式戦終了翌日以降に育成から支配下登録された選手
2026年の制度変更は、移籍候補の範囲を広げ、2巡目を含めた指名の活性化を目指すものだ。
したがって、現役ドラフトの候補者情報を見る場合は、年俸だけでなくFA資格、複数年契約、移籍時期、育成からの登録時期も確認する必要がある。
【2026年オフの注目点】巨人契約更改で今後チェックしたい5つのポイント
巨人の契約更改を追う際は、単に年俸が上がったか下がったかだけでなく、その背景にあるチーム編成や選手の役割にも目を向けたい。
1. 最初に更改する選手は誰か
11月中旬以降に契約更改が本格化した場合、最初に交渉する選手が誰なのかは注目材料になる。若手から始まるのか、中堅選手が先行するのかによって、球団の交渉スケジュールも見えてくる。
2. 坂本勇人の契約条件はどうなるか
3億円という推定年俸と2026年の打撃成績を踏まえ、来季の契約がどう判断されるかは大きな焦点だ。過去の実績と今季の出場状況をどう評価するのか、交渉後の発言にも注目したい。
3. 投手陣の査定にどのような差が出るか
戸郷翔征、大勢、山﨑伊織、田中将大は、それぞれ登板数や役割、成績が異なる。先発投手と救援投手の査定基準の違いも、今オフの契約更改を理解するポイントになる。
4. 若手選手の大幅アップはあるか
2025年オフには田中瑛斗が750万円から4650万円へ増額され、泉口友汰も2200万円から5900万円へ大幅アップした。
このように、主力選手だけでなく、シーズンを通じて出場機会を増やした若手・中堅選手の評価も見逃せない。2026年シーズンの成績を基に、どの選手が次の年俸上昇組に入るのかが楽しみなところだ。
5. 現役ドラフトと契約更改の動きがどう重なるか
12月9日の現役ドラフトに向けて、各球団は選手の契約状況や来季の編成を検討する。巨人でも契約更改の進展によって、現役ドラフトの候補として注目される選手が変わる可能性がある。
ただし、契約更改で年俸が下がったからといって、必ず現役ドラフトの対象になるわけではない。制度上の除外条件と球団の選択は別々に確認する必要がある。
巨人の契約更改2026年オフに関するよくある質問(FAQ)
Q1:巨人の2026年オフの契約更改はいつから始まりますか?
A1:11月2日時点で巨人の具体的な開始日は公表されていません。例年のプロ野球の流れでは11月中旬から本格化し、主力選手の交渉は12月に集中する傾向があります。
Q2:坂本勇人や戸郷翔征の2026年オフの年俸はいくらですか?
A2:2026年シーズンの推定年俸は、坂本勇人が3億円、戸郷翔征が2億4000万円です。これらは今季に適用された年俸であり、2026年オフに決まる2027年の契約金額ではありません。
Q3:11月2日時点で巨人の契約更改は何人終わっていますか?
A3:集計サイトの報道ベースでは、対象の支配下55人中0人です。アップ・ダウンともに発表はなく、交渉はこれから本格化する段階です。
Q4:巨人の現役ドラフトはいつ開催されますか?
A4:2026年の現役ドラフトは12月9日に開催予定です。候補選手の一覧は外部データベースにも掲載されていますが、正式な指名対象者とは異なります。
Q5:巨人の選手年俸一覧にある金額は正式な年俸ですか?
A5:多くはスポーツ紙などの取材に基づく推定年俸です。球団が契約締結を発表しても年俸額を公表しない場合があるため、報道の推定額と正式に公表された情報を区別する必要があります。
まとめ:巨人の契約更改2026年オフは11月中旬以降の動向に注目
2026年11月2日時点の巨人の契約更改は、対象となる支配下55人のうち0人。今オフの交渉は、これから本格化する段階にある。
2026年シーズンの推定年俸では、坂本勇人が3億円、戸郷翔征が2億4000万円、大勢と山﨑伊織が各1億8000万円、田中将大が1億円となっている。
前年の契約更改では、大勢や山﨑伊織の倍増、坂本や戸郷の減額など、選手ごとに大きな差が生まれた。今オフも、シーズン成績、出場機会、チーム内での役割などが査定の焦点となる。
また、12月9日の現役ドラフトも控えており、契約更改と来季の編成は切り離せないテーマだ。
【プロの結論】 2026年オフの巨人契約更改を正確に追うなら、最も大切なのは「現在の年俸」「新しい契約額」「正式発表か報道推定か」の3つを分けて見ることだ。前年の金額をそのまま2027年の契約額と受け取らず、選手本人の会見や球団発表、NPBの公示を確認することで、査定の変化やチーム編成の意図をより深く理解できる。
11月中旬以降に誰が最初に契約更改へ臨むのか。そして坂本勇人や戸郷翔征ら主力選手の契約がどう決着するのか。2026年オフの巨人は、これからの発表一つひとつが来季のチーム像を占う材料になる。
主な情報確認先: 日本野球機構(NPB)公式記録・野球協約、日本プロ野球選手会、日刊スポーツ、スポーツナビ、DEPTH//CHART。