上野由岐子選手が2026年も現役であることは、所属チームの公式選手名簿から確認できます。
現在の所属先は、群馬県高崎市を拠点とするビックカメラ高崎BEE QUEENです。背番号は7、ポジションは投手。チーム公式プロフィールでは右投右打、身長174cm、生年月日は1982年7月22日と紹介されています。
ビックカメラ高崎で担う役割
ビックカメラ高崎は、国内女子ソフトボールのトップカテゴリーであるJDリーグに参戦する強豪チームです。
上野選手は単に過去の実績で登録されているベテランではありません。2026年シーズンも開幕戦で先発を務め、JDリーグ発足後初めて開幕投手を担当しました。
その後は先発とリリーフの両方で登板。新加入のカーリー・フーバー投手らと投手陣を構成し、チームの勝利を支えています。
2026年6月には疲労を考慮してJDリーグの試合を欠場した時期もありました。JDリーグ機構が発信した記事では、6月14日時点で14試合に登板し、39回1/3を投げて2勝3敗、防御率2.85という成績が紹介されています。
宇津木麗華監督は、背中や腰を中心に疲労が蓄積していたことを説明。年齢や日本代表活動も考慮し、休養を優先させたと報じられました。
一方、10月9日のJDリーグでは太陽誘電戦に救援登板し、6回2/3を投げて1失点、自責点0の好投を披露しています。
この試合はアジア大会閉幕からわずか5日後のことでした。44歳になっても国内リーグで勝利に貢献していることが分かります。
2026年の現在を整理
| 項目 | 2026年11月現在の状況 |
|---|---|
| 年齢 | 44歳 |
| 生年月日 | 1982年7月22日 |
| 所属 | ビックカメラ高崎BEE QUEEN |
| 背番号 | 7 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 国内リーグ | JDリーグで現役続行 |
| 日本代表 | 2026年愛知・名古屋アジア大会に出場 |
| アジア大会実績 | 7大会連続出場、金メダル |
| 今後の目標 | 2028年ロサンゼルスオリンピック |
【2026年アジア大会】上野由岐子が日本代表で金メダル!44歳の投球内容
2026年の上野由岐子選手を語るうえで外せないのが、9月26日から10月3日まで開催された愛知・名古屋アジア大会です。
日本女子代表は大会を通じて好成績を残し、10月3日の決勝で中国を7対0の5回コールドで破りました。これにより、日本はアジア大会ソフトボール女子で前人未到の7大会連続金メダルを達成しました。
上野由岐子は7大会連続でアジア大会に出場
上野選手が初めてアジア大会に出場したのは2002年の釜山大会です。
その後、2006年ドーハ、2010年広州、2014年仁川、2018年ジャカルタ・パレンバン、2023年杭州、そして2026年愛知・名古屋と、7大会連続で日本代表に名を連ねました。
2026年大会では、チーム最年長クラスの投手として若手選手とともに戦いました。
日本ソフトボール協会の大会記録にも、上野選手はビックカメラ高崎所属の投手として登録されています。
中国戦ではピンチを救う好リリーフ
特に注目されたのが10月2日の中国戦です。
日本は中国との接戦を繰り広げ、6対6で迎えた6回表、二死二塁の場面で上野選手が3番手として登板しました。
相手打者を投ゴロに打ち取り、ピンチを脱出。続く7回も無失点に抑え、日本のサヨナラ勝ちにつなげました。
この試合で見せたのは、単なる球速や力任せの投球ではありません。試合の流れを読み、必要な場面で相手の攻撃を断ち切る経験豊富な投手の技術でした。
予選終了時点の大会成績は以下のとおりです。
- 登板試合数:2試合
- 投球回数:6回1/3
- 失点:1
- 奪三振:5
10月3日の決勝では、終盤のリリーフ登板に備えてブルペンで準備していました。しかし、日本が5回に追加点を挙げて7対0で勝利したため、登板機会はありませんでした。
「最後のアジア大会」という発言の意味
2026年8月の大会関連イベントで、上野選手は今回のアジア大会が最後になる可能性について言及しました。
TBS NEWS DIGなどの報道によると、上野選手は長年にわたる代表活動を振り返り、7回目のアジア大会に出場できることへの思いを語っています。
特に注目したいのは、アジア大会への出場を一区切りと考えている一方、ソフトボール競技そのものについては2028年のロサンゼルスオリンピックを見据えていた点です。
つまり、最後のアジア大会という発言は、現役引退を意味するものではありません。
実際、大会終了後もJDリーグに戻り、10月9日の試合で好投しています。
【経歴・歴代記録】上野由岐子の北京五輪から東京五輪までの軌跡
上野由岐子選手のキャリアは、女子ソフトボールの歴史そのものといっても過言ではありません。
1982年7月22日に福岡県で生まれ、小学3年生からソフトボールを始めました。高校時代には世界ジュニア選手権でも活躍し、1999年の大会では日本の優勝に貢献しています。
2001年に日立高崎ソフトボール部へ入部。実業団選手として本格的な競技人生をスタートさせました。
上野由岐子の主要経歴・年代別記録
| 年 | 主な出来事 | 実績・意味 |
|---|---|---|
| 1982年 | 福岡県で誕生 | 7月22日生まれ |
| 1999年 | 世界ジュニア選手権 | 日本の優勝に貢献 |
| 2001年 | 日立高崎に入部 | 実業団での競技生活開始 |
| 2002年 | 釜山アジア大会 | 金メダル |
| 2004年 | アテネ五輪 | 銅メダル |
| 2008年 | 北京五輪 | 金メダル |
| 2015年 | ビックカメラ高崎へ | 現在のチームで活動 |
| 2021年 | 東京五輪 | 金メダル |
| 2023年 | 杭州アジア大会 | 金メダル |
| 2026年 | 愛知・名古屋アジア大会 | 7大会連続出場、金メダル |
| 2028年 | ロサンゼルス五輪 | 金メダル獲得を目指す |
北京オリンピックで413球を投げた伝説
上野選手の名前を世界に知らしめた大会の一つが、2008年北京オリンピックです。
日本女子ソフトボール代表は決勝トーナメントで厳しい試合を戦い抜きました。
特に準決勝から決勝にかけての上野選手の働きは、現在も語り継がれています。
JOCの東京2020関連インタビューによると、上野選手は準決勝から2日間で3試合に登板し、合計413球を投げ抜きました。
体力だけでは乗り越えられない極限の状況で、チームを金メダルへ導いたのです。
この北京大会は、上野選手の投手としての評価を決定づけた大きな転換点でした。
東京オリンピックでも金メダル
2021年の東京オリンピックでも、上野選手は日本代表の一員として金メダルを獲得しました。
北京から13年後、再びオリンピックの頂点に立ったことは、競技人生の中でも特別な意味を持つ出来事です。
JOCの公式プロフィールに掲載されているオリンピックのメダル実績は次のとおりです。
- アテネ2004:銅メダル
- 北京2008:金メダル
- 東京2020:金メダル
合計は金メダル2個、銅メダル1個です。
【投手成績を検証】上野由岐子の強さは数字にも表れている
上野由岐子選手の評価を支えているのは、オリンピックの実績だけではありません。
日本リーグ時代からJDリーグに至るまで、長期間にわたって安定した投球を続けてきたことも大きな特徴です。
日本リーグで獲得した主な個人タイトル
日本ソフトボール協会やミズノの選手紹介資料には、上野選手の個人タイトルが掲載されています。
代表的な受賞歴は次のとおりです。
| 個人タイトル | 受賞回数 | 主な受賞年 |
|---|---|---|
| 最高殊勲選手賞(MVP) | 8回 | 2002・2003・2005・2008・2009・2013・2015・2017年 |
| 最多勝利投手賞 | 8回 | 2003・2004・2007・2008・2011・2012・2013・2017年 |
| 最優秀投手賞 | 6回 | 2004・2006・2007・2008・2009・2017年 |
| ベストナイン | 6回 | 2004・2006・2007・2008・2009・2017年 |
| 新人賞 | 1回 | 2001年 |
これだけのタイトルを長期間にわたって獲得していることは、上野選手が一時的なスター選手ではなく、継続して結果を残してきた投手であることを示しています。
2025年シーズンの成績も優秀
2026年の数字と混同しないように、直近の比較材料として2025年シーズンの成績も確認しておきましょう。
日刊スポーツの2026年8月の報道によると、上野選手は2025年のJDリーグで次の成績を残しました。
- 登板:19試合
- 勝利:10勝
- 防御率:1.42
いずれもリーグ3位に相当する成績でした。
一方、2026年は登板間隔や投手陣の継投にも変化が見られます。
JDリーグ機構の10月16日の記事では、上野選手の2026年シーズンの投球回数は59回1/3に達し、規定投球回数の50回をクリアしたと報じられました。
この数字から分かるのは、2026年もチームの戦力として一定の投球量を担っていることです。
44歳でも通用する投球術とは?
上野選手の特徴は、速球だけに頼らない投球にあります。
ビックカメラ高崎の公式プロフィールでも、本人がアピールポイントとして速いボールを挙げています。
ただし、長年にわたってトップレベルを維持するには、球速だけでは十分ではありません。
- 打者の特徴を把握する分析力
- 状況に応じた配球
- 試合展開を読む判断力
- リリーフと先発を使い分ける対応力
- 疲労やコンディションに合わせた調整
これらを総合して考える必要があります。
2026年のJDリーグで見られる複数投手による継投も、上野選手の経験をチーム全体の力に変える重要な仕組みです。
【引退かロサンゼルス五輪か】上野由岐子の2028年への挑戦
今後の上野由岐子選手を考えるうえで重要なのが、2028年ロサンゼルスオリンピックです。
2026年は年齢が44歳になった年ですが、本人はロサンゼルス大会での金メダル獲得を目標に掲げています。
本人が語ったロサンゼルス五輪への意欲
2026年1月12日、上野選手は群馬県高崎市で小学生を対象としたソフトボール教室に参加しました。
JOCが紹介した共同通信の報道では、ロサンゼルス五輪について次のように語っています。
「1年でも長く投げていきたい」
また、ロサンゼルス五輪では子どもたちに夢を持ってもらえるような成果を残したいという目標も明らかにしました。
年齢的に一年一年が勝負になるという認識を持ちながらも、現役を続ける意欲を示しています。
2028年はソフトボールが正式に復帰する大会
ロサンゼルスオリンピックでは、ソフトボールが正式競技として復帰します。
国際オリンピック委員会(IOC)は2023年10月16日、野球・ソフトボールなど5競技を2028年大会の追加競技として承認しました。
東京2020以来のオリンピック復帰となり、日本女子代表にとっても大きな目標となっています。
2028年の日本代表入りは決まっている?
ここは誤解しやすいポイントです。
上野選手がロサンゼルス五輪を目指していることと、2028年の日本代表に選ばれることは別の話です。
2026年5月、日本ソフトボール協会はワールドカップと愛知・名古屋アジア大会に臨む日本代表を発表し、上野選手も選出されました。
また、JOCの2026年4月の報道では、本人は日本代表の強さを守ることや、次世代の育成にも貢献したいという考えを示しています。
2028年の最終的な代表選考は、今後の競技成績、コンディション、チーム事情などによって決まります。
そのため、現時点で代表入りが確定しているわけではありません。
しかし、44歳で国内リーグと日本代表の両方で活動を続けていることは、挑戦を続けるうえで大きな実績です。
【プロの結論】上野由岐子の本当の価値は年齢では測れない
上野選手のキャリアから読み取れるのは、長く競技を続けるためには、単純な体力や技術だけではなく、状況に合わせて役割を変える力が必要だということです。
北京五輪では絶対的なエースとして413球を投げ抜き、2026年のアジア大会では経験を生かしたリリーフでチームを支えました。
そして国内リーグでは、若手や外国人投手とともに戦っています。
かつてのように一人ですべてを投げ切ることだけが、上野選手の価値ではありません。
自分の状態を把握し、必要な場面で力を発揮し、次世代の投手にも経験を伝える。こうした役割の変化こそ、長く第一線に立ち続けるための重要な要素です。
【ソフトボール上野】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:上野由岐子は2026年現在も現役ですか?
A1:はい。2026年11月現在も現役です。ビックカメラ高崎BEE QUEENに所属し、JDリーグで投手として活動しています。10月9日の試合でも救援登板しています。
Q2:上野由岐子は現在何歳ですか?
A2:1982年7月22日生まれで、2026年11月現在は44歳です。
Q3:上野由岐子の所属チームはどこですか?
A3:ビックカメラ高崎BEE QUEENです。背番号7、右投右打の投手として登録されています。
Q4:上野由岐子はオリンピックで何個の金メダルを獲得しましたか?
A4:北京2008と東京2020で金メダルを獲得しています。アテネ2004では銅メダルを獲得しており、オリンピックのメダルは合計3個です。
Q5:2026年の愛知・名古屋アジア大会でも金メダルを獲得しましたか?
A5:はい。日本女子代表が中国を7対0で破り、7大会連続の金メダルを獲得しました。上野選手自身も7大会連続出場を達成しています。
Q6:上野由岐子は引退を発表しましたか?
A6:2026年11月現在、現役引退を発表した事実は確認されていません。最後のアジア大会になる可能性には言及していますが、2028年ロサンゼルス五輪を目指す意欲も示しています。
Q7:上野由岐子は2028年ロサンゼルス五輪に出場しますか?
A7:本人は出場を目指す意欲を示しています。ただし、2028年の日本代表選出はまだ確定していません。
まとめ:上野由岐子は44歳でも現役!2028年への挑戦に注目
2026年11月現在、上野由岐子選手は44歳で現役を続けています。
ビックカメラ高崎BEE QUEENの投手としてJDリーグに参戦し、日本代表としても愛知・名古屋アジア大会の金メダル獲得に貢献しました。
北京2008と東京2020のオリンピック金メダル、7大会連続のアジア大会出場、長年にわたる個人タイトルの獲得など、その経歴は女子ソフトボール界でも際立っています。
特に押さえておきたいのは、2026年の「最後のアジア大会」という発言と、現役引退は同じ意味ではないという点です。
本人は2028年ロサンゼルスオリンピックへの意欲を示しており、今後も競技者としての挑戦を続ける姿勢を見せています。
44歳のベテラン投手が、どのような形で次世代の日本代表を支え、再びオリンピックの舞台を目指すのか。上野由岐子選手の今後の活動は、国内女子ソフトボール界にとっても大きな注目材料です。
主な情報源:日本オリンピック委員会(JOC)、公益財団法人日本ソフトボール協会、ビックカメラ女子ソフトボール高崎公式サイト、JDリーグ、共同通信、日刊スポーツ、TBS NEWS DIG、スポーツ報知。