2026年11月現在、サントリー「トリスハイボール」の最新CMとして注目されているのが、アンクルトリスが登場する「しあわせな秋」篇です。2026年10月9日に公開された15秒のアニメーションCMで、秋刀魚が焼き上がる様子など、秋の食卓とハイボールを結び付けた温かな映像が特徴です。従来のように有名俳優が中心となる実写CMとは異なり、ブランドの象徴であるアンクルトリスが主役を務めています。
一方、歴代CMを振り返ると、2010年から長く親しまれた吉高由里子さん、2025年に新ヒロインとして起用された永野芽郁さん、YUKAさんが歌う「ハイボール行進曲」など、時代ごとに印象的な出演者と楽曲が登場してきました。2026年はブランド誕生80周年という節目でもあり、CMの方向性にも変化が見られます。
【2026年最新】トリスハイボールCM「しあわせな秋」篇の出演者と内容

2026年秋の最新作は、サントリーが展開する「しあわせな秋」篇です。
サントリー公式の広告ギャラリーでは、2026年の新作として15秒バージョンが公開されています。
制作を担当したガレージフィルムの作品紹介によると、同CMは2026年10月9日公開。電通が広告代理店、サン・アドが制作会社として参加したキャラクターアニメーション作品です。
最新CMの主役はアンクルトリス
今回のCMで中心となるのは、俳優ではなくアンクルトリスです。
映像の見どころは、秋の味覚である秋刀魚を焼く場面。制作会社は、秋刀魚がじゅうじゅうと焼き上がる様子をおいしそうに表現することにこだわったと紹介しています。
単に商品を映すだけではなく、食事のおいしさとハイボールを楽しむ時間を一つの物語として見せているのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CMタイトル | しあわせな秋篇 |
| 公開日 | 2026年10月9日 |
| CM尺 | 15秒 |
| 主役 | アンクルトリス |
| 表現方法 | 2Dキャラクターアニメーション |
| 注目シーン | 秋刀魚を焼く場面 |
| 広告主 | サントリー |
| 広告代理店 | 電通 |
| 制作会社 | サン・アド |
| アニメーション制作 | ガレージフィルム |
出典:サントリー公式広告ギャラリー、ガレージフィルムの制作実績。
2026年は「身近な幸せ」がテーマ
2026年のCMを理解するうえで重要なのが、3月から展開されている「しあわせな日々」シリーズです。
3月9日には「しあわせな春」篇と「しあわせな日々」篇が全国で放送開始されました。
それぞれのストーリーには、日常の小さな喜びが描かれています。
- しあわせな春篇:帰宅途中に購入したトリスの袋をのぞくと、桜の花びらが缶のふたに落ちていた。
- しあわせな日々篇:買って帰ったメンチカツが、ちょうど揚げたてだった。
大きな出来事ではなく、何気ない日常にある幸せを見つけるという内容です。
そして秋篇では、秋刀魚という季節の味覚が登場します。
2026年はトリスブランド誕生80周年。サントリーは記念企画として「あちこちトリス」プロジェクトも始動させています。アンクルトリスが日常のさまざまな場所に登場し、生活の中にある小さな幸せを届けるという方向性が、CMにも反映されています。
【CM出演者を調査】吉高由里子から永野芽郁へ、起用時期を整理
トリスハイボールのCM出演者を調べると、特に検索されているのが吉高由里子さんと永野芽郁さんです。
2人は同じ時期に同じCMへ出演していたわけではありません。それぞれ異なる時代のブランドイメージを担っています。
吉高由里子は2010年から長年のCMヒロイン
吉高由里子さんがトリスのCMに登場したのは2010年です。
2010年9月18日から全国で放送された「みんなそろって」篇、「いろんな所で」篇では、吉高さんとアンクルトリスが初めて共演しました。
当時のCMは、居酒屋で初対面の人たちと乾杯したり、海辺のバルコニーでハイボールを楽しんだりする、明るく開放的な内容でした。
印象的だったのは、実写の吉高さんと昔ながらのアニメーションキャラクターが自然に共演していたことです。
また、2017年の「君とトリスといつまでも」篇では、お笑いトリオ・ロバートの馬場裕之さんとも共演。馬場さんが作ったレバニラ炒めを囲み、仕事帰りのハイボールを楽しむ日常的な場面が描かれました。
2023年6月公開の「ルームトレイン」「アナログレコード」「グルメ」篇でも、吉高さんとアンクルトリスのコンビが登場しています。
この時期には、堂島孝平さんが歌う「葛飾ラプソディー」もCM楽曲に採用されました。
永野芽郁は2025年2月から新ヒロインに
2025年2月13日、サントリーは永野芽郁さんをトリスブランドの新CMヒロインに起用すると発表しました。
新CM「ハイボール行進曲」篇は、2025年2月14日から全国で放送されています。
サントリーの発表では、2010年以来15年ぶりのCMヒロイン交代と説明されています。
この作品のテーマは「おうちでトリスハイボール」。
仕事帰りの永野さんが、トリスハイボール缶を掲げながら大勢の人々を引き連れ、歌いながら自宅へ帰っていきます。
自宅ではアンクルトリスと一緒に乾杯。たこさんウインナーやアジフライなどのおつまみを楽しむ場面も印象的でした。
永野さんにとっては初めての酒類CM出演でもありました。
サントリーの公式発表では、撮影時にアンクルトリスとの共演を喜んでいたことも紹介されています。
2026年は芸能人中心からキャラクター中心へ
2025年の永野さんのCMと2026年の最新作を比較すると、大きな違いがあります。
2025年は実写の俳優を中心にしたストーリーでしたが、2026年の「しあわせな秋」篇ではアンクルトリスそのものが主役です。
これは単純に出演者を変更したというだけではありません。
ブランドの80周年という節目に、長年愛されてきたキャラクターを前面に出し、トリスならではの世界観を再構築している点が注目されます。
【歴代CMソング】トリスの曲名と歌手を年代別に比較
トリスハイボールのCMは、映像だけでなく音楽も印象に残る作品が多くあります。
特に、昔のテレビ番組のテーマ曲やアニメソングをアレンジした楽曲が使われている点は、歴代CMを振り返る面白さの一つです。
2010年「隣組」のメロディー
吉高由里子さんが初めて登場した2010年のCMでは、「ト、ト、トリスのハイボール」という歌詞が印象的でした。
使用されたのは、昭和の人気番組「ドリフ大爆笑」のテーマ曲としても知られるメロディーです。
原曲は「隣組」。
親しみやすく、思わず口ずさみたくなるメロディーを採用したことで、商品名を自然に覚えられるCMになっていました。
2014年「IN THE MOOD」
2014年の「OPENトリスバー」篇や「列車の旅」篇では、ジャズの名曲「IN THE MOOD(イン・ザ・ムード)」が使用されました。
仕事が終わった後、冷蔵庫の中に広がるトリスバーへ入っていくというユニークな演出が特徴です。
吉高さんとアンクルトリスの掛け合いに、軽快なジャズがよく合っていました。
2023年「葛飾ラプソディー」
2023年の「ルームトレイン」篇などで採用されたのが、堂島孝平さんが歌う「葛飾ラプソディー」です。
原曲はアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のオープニングテーマとして知られる楽曲です。
CMでは堂島さんによる歌唱が起用されました。
2025年「ハイボール行進曲」
2025年のCMソングで特に話題になったのが、YUKAさんによる「ハイボール行進曲」です。
この曲は、アニメ『キテレツ大百科』のオープニングテーマ「お料理行進曲」をアレンジした替え歌です。
作詞は森雪之丞さん、作曲は平間あきひこさん。歌唱は原曲と同じYUKAさん(村石有香)が担当しました。
「いざおうちでハイボール」というフレーズと行進曲のリズムが、仕事終わりに自宅で飲むというCMのテーマにぴったり合っています。
2026年「しあわせな春」「しあわせな日々」の歌声
2026年3月公開の「しあわせな春」篇と「しあわせな日々」篇では、爆笑問題の田中裕二さんが歌声で参加しています。
アコースティックギターの音色に合わせた、優しい歌声が特徴です。
ただし、2025年の「ハイボール行進曲」とは異なり、2026年の春・日々篇についてサントリーの発表は田中さんの歌唱参加を紹介しているものの、独立した既存楽曲の曲名は示していません。
また、10月公開の「しあわせな秋」篇についても、制作会社の作品紹介には秋篇独自の楽曲名や歌唱者の記載はありません。
そのため、2026年の秋篇の曲を「ハイボール行進曲」とするのは誤りです。
【歴代CMの変遷】出演者・楽曲・作品の関係一覧
ここまで紹介した情報を、時系列で整理します。
| 年代 | CM・出演者 | 楽曲・特徴 |
|---|---|---|
| 1958年 | アンクルトリス誕生 | 柳原良平氏が生み出した広告キャラクター |
| 2010年 | 吉高由里子 | 「隣組」のメロディーを使用 |
| 2014年 | 吉高由里子 | 「IN THE MOOD」 |
| 2017年 | 吉高由里子・馬場裕之 | 「君とトリスといつまでも」篇 |
| 2022年 | 吉高由里子 | 「葛飾ラプソディー」のCMアレンジ |
| 2023年 | 吉高由里子・アンクルトリス | 堂島孝平「葛飾ラプソディー」 |
| 2025年2月 | 永野芽郁 | YUKA「ハイボール行進曲」 |
| 2025年秋 | アンクルトリス | 「ポジティブアンクル 秋」篇 |
| 2026年3月 | アンクルトリス | 「しあわせな春」「しあわせな日々」、歌声は田中裕二 |
| 2026年10月 | アンクルトリス | 「しあわせな秋」篇、秋刀魚のアニメーション |
この一覧から分かるのは、トリスのCMが単に出演者を交代させてきたわけではないということです。
吉高由里子さんの時代には、アンクルトリスと実写俳優の共演によって親しみやすさを演出。永野芽郁さんの時代には、行進曲を使って家飲みの楽しさを表現しました。
そして2025年秋以降は、アンクルトリスを主役とするアニメーション作品が展開されています。
【アンクルトリスの正体】柳原良平が1958年に生み出したキャラクター
トリスハイボールのCMを語るうえで欠かせないのが、アンクルトリスです。
このキャラクターは、単なる商品のマスコットではありません。約70年近くにわたって、トリスというブランドの世界観を伝えてきた存在です。
柳原良平とアンクルトリスの誕生
アンクルトリスが誕生したのは1958年です。
生みの親の一人は、デザイナー・イラストレーターの柳原良平氏。
柳原氏は、寿屋(現在のサントリー)の宣伝部に在籍していた人物で、トリスの広告キャラクターとしてアンクルトリスを生み出しました。
柳原氏といえば、船のイラストレーションでも広く知られています。
独特の切り絵風の表現で描かれたアンクルトリスは、当時の広告やポスター、ノベルティなどに登場し、ブランドの象徴として親しまれるようになりました。
1961年には「人間らしくやりたいナ」というメッセージも登場しています。
アンクルトリスはどんな性格?
サントリー公式のキャラクター紹介では、アンクルトリスの性格について次のように説明されています。
- 小心者だが、ときどき思い切った行動をする。
- 正義感があり、お人よし。
- 「普通」であることを大切にする。
- 物事を良い方向に考えるポジティブシンキングの持ち主。
- 若い頃からハイボールで乾杯するのが好き。
特に重要なのが、ポジティブな考え方です。
2025年の「ポジティブアンクル」シリーズや、2026年の「しあわせな日々」シリーズにも、この性格が反映されています。
なぜ現在もアンクルトリスがCMに登場するのか
理由の一つは、キャラクター自体がブランドの歴史を背負っているからです。
俳優は作品ごとに変わることがあります。しかし、アンクルトリスは1958年から続くトリスの象徴です。
吉高さんや永野さんといった実写の出演者が変わっても、アンクルトリスが登場することで、視聴者はトリスのCMだと認識しやすくなります。
加えて、2026年のようにキャラクターを中心に据えたアニメーションなら、季節ごとの物語を継続して展開できます。
長年のブランド資産を活用しながら、新しい世代にも親しんでもらうための重要な役割を担っているのです。
【プロの結論】トリスハイボールCMは80周年を機に新しい段階へ
2026年のトリスハイボールCMを分析すると、特に3つの変化が見えてきます。
1. 有名俳優だけに依存しない広告展開
2010年から吉高由里子さんを中心に展開してきたCMは、2025年に永野芽郁さんへヒロインを交代しました。
その後はアンクルトリスを中心としたアニメーション作品も登場しています。
これは、ブランドの認知を特定の俳優だけに頼らず、長く使えるキャラクターへと広げる展開として捉えられます。
2. CMソングは懐かしさと新しさを組み合わせている
「隣組」「IN THE MOOD」「葛飾ラプソディー」「お料理行進曲」と、トリスのCMでは幅広い年代に知られたメロディーが採用されてきました。
特に「ハイボール行進曲」は、原曲を知っている世代には懐かしく、知らない世代には新鮮に聞こえる構成です。
一方、2026年の春・日々篇では田中裕二さんの優しい歌声を採用。音楽の方向性も、元気な行進曲から日常に寄り添う穏やかな表現へと広がっています。
3. 80周年はキャラクターの価値を再確認する機会
2026年の「あちこちトリス」プロジェクトは、ブランド80周年を記念した取り組みです。
サントリーは、アンクルトリスが日常のさまざまな場所に登場する企画を展開しています。
「しあわせな春」「しあわせな日々」「しあわせな秋」という一連のCMにも、日常の小さな喜びを伝える共通点があります。
広告の主役をキャラクターに戻すことで、トリスが長年大切にしてきた「人間らしさ」という価値観を改めて伝えているのです。
CM情報を見極める際のポイントは、出演者・楽曲・CMタイトルをそれぞれの公開年とセットで確認することです。
例えば、永野芽郁さんの「ハイボール行進曲」と、2026年の「しあわせな秋」篇は別の作品です。YUKAさんの歌声を2026年最新作の曲として紹介する情報にも注意が必要です。
【トリスハイボールCM】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年最新のトリスハイボールCMに出演しているのは誰ですか?
2026年10月公開の「しあわせな秋」篇では、アンクルトリスが主役です。俳優が中心となる実写作品ではなく、秋刀魚を焼く場面などを描いたアニメーションCMです。
Q2:トリスハイボールのCMで流れる「ハイボール行進曲」は誰が歌っていますか?
YUKAさん(村石有香)です。1992年発売の「お料理行進曲」をアレンジした替え歌で、2025年2月14日から放送された永野芽郁さん出演のCMに使用されました。
Q3:吉高由里子がトリスのCMに出演していたのはいつからですか?
2010年9月からです。アンクルトリスとの共演で人気を集め、2023年の「ルームトレイン」篇などにも出演しています。
Q4:永野芽郁がトリスのCMに出演したのはいつですか?
2025年2月14日からです。「ハイボール行進曲」篇で新ヒロインに起用されました。サントリーによると、CMヒロインの交代は2010年以来15年ぶりでした。
Q5:アンクルトリスは誰がデザインしたキャラクターですか?
デザイナー・イラストレーターの柳原良平氏が生みの親の一人です。1958年に誕生し、1961年の新聞広告などを通して広く親しまれるようになりました。
Q6:2026年のトリスハイボールCMの歌手は田中裕二さんですか?
2026年3月公開の「しあわせな春」篇と「しあわせな日々」篇では、爆笑問題の田中裕二さんが歌声を担当しています。ただし、10月公開の「しあわせな秋」篇については、同じ歌唱者であると確認できる個別の公式発表はありません。
Q7:「ポジティブアンクル 秋篇」は2026年のCMですか?
いいえ。制作会社の公開情報では、2025年10月28日公開の作品です。2026年10月の最新作は「しあわせな秋」篇です。
まとめ:トリスハイボールCMはアンクルトリスを軸に進化している
トリスハイボールのCMは、吉高由里子さんが活躍した2010年からの実写シリーズ、永野芽郁さんが出演した2025年の「ハイボール行進曲」篇、そして2026年のアンクルトリス中心のアニメーションシリーズへと変化してきました。
CMソングも「隣組」のメロディーから「IN THE MOOD」「葛飾ラプソディー」「ハイボール行進曲」まで、時代ごとに異なる魅力を見せています。
2026年の最新作「しあわせな秋」篇では、秋刀魚を焼くという何気ない食卓の風景を通して、日常にある幸せを表現しています。
1958年に柳原良平氏によって生み出されたアンクルトリスが、2026年の80周年でもCMの中心にいることは、ブランドの歴史を考えるうえで象徴的です。
これからのトリスCMも、懐かしさを残しながら、季節や生活に合わせた新しい物語を届けてくれることに期待したいところです。
主な情報確認資料
- サントリー公式「トリス」広告ギャラリー・アンクルトリス紹介
- サントリー2026年3月9日付「トリスブランド80周年・あちこちトリス」発表
- サントリー2025年2月13日付「ハイボール行進曲」CM発表資料
- ガレージフィルムの2026年「しあわせな秋」篇制作実績
- CDジャーナルによるYUKA・堂島孝平のCM楽曲解説
- サン・アドによる歴代トリスCM制作実績