24時間テレビのマラソンには、1人で長距離を走る形式だけでなく、駅伝、家族リレー、募金ラン、トライアスロンなどがあります。
この違いを知らないまま歴代距離を比較すると、161.55kmや236kmといった記録の意味を誤解しやすくなります。特に注目したいのが2018年から2021年までの企画です。
2018年:みやぞんの161.55kmはトライアスロン形式
2018年のランナーは、ANZEN漫才のみやぞんさんでした。
この年は通常のマラソンではなく、水泳・自転車・ランニングの3競技に挑むトライアスロン形式が採用されました。
- 水泳:1.55km
- 自転車:60km
- ランニング:100km
- 総距離:161.55km
日本テレビの番組公式記録でも、3競技の合計161.55kmを完走したと紹介されています。
したがって、みやぞんさんが161.55kmすべてを走ったわけではありません。ランニングだけなら100kmです。
2019年:4人でタスキをつないだ24時間駅伝
2019年は、近藤春菜さん、よしこさん、水卜麻美アナウンサー、いとうあさこさんの4人がタスキをつなぐ駅伝形式でした。
それぞれの距離は次のとおりです。
- 近藤春菜さん:32.195km
- よしこさん:32.195km
- 水卜麻美さん:42.195km
- いとうあさこさん:42.195km
合計は148.78kmです。最後は4人が合流して一緒にゴールしました。
この企画の特徴は、1人に100km以上の負担を集中させず、複数人で挑戦をつないだことです。単独走とは異なる形で、チームとしての達成感を伝える構成になっていました。
2020年:チームQの募金ランは合計236km
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、従来の公道を走るマラソンではなく、私有地内の1周5kmのコースを使った「募金ラン」が行われました。
企画を考案したのは、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんです。走行距離に応じて募金額を増やす仕組みで、1周するごとに10万円を寄付するルールが設けられました。
高橋さんは単独で走り、土屋太鳳さん、吉田沙保里さん、陣内貴美子さん、松本薫さん、野口みずきさんらのチームQもリレー形式で参加しました。
日刊スポーツによると、両方を合わせた総走行距離は236km。これは1人が236kmを走ったという意味ではありません。
2021年:復興への想いをつなぐ募金リレー
2021年も一般公道を走る従来のマラソンではなく、閉鎖された敷地内での募金リレーが実施されました。
岸優太さん、五郎丸歩さん、荒川静香さん、城島茂さんら合計10人の予定で、福島県のJヴィレッジを舞台に約100kmをつなぎました。
東日本大震災や熊本地震、豪雨災害などの被災地支援を目的とした企画です。単独ランナーの距離ではなく、複数人が走った合計距離として理解する必要があります。
2024年・2025年・2026年の違い
最近の3年間は、再び単独ランナーによるチャレンジが続いています。
2024年のやす子さんは81kmを完走しました。台風10号の影響で、初日は日産スタジアムのトラックを周回し、翌日はロードコースを進むという異例の構成になりました。後日の番組では、81kmという距離が本人の口癖「はいー」と重なることも話題になりました。
2025年の横山裕さんは105kmに挑戦。8月30日にスタートし、翌31日午後8時45分に両国国技館でゴールしました。番組側が設けた「子ども支援マラソン」という目的も特徴的でした。
そして2026年の星野真里さんは80km。距離は異なりますが、3年連続で子どもたちへの支援をテーマにしたチャリティー企画が実施されています。
こうして比較すると、近年のマラソンは距離の大きさだけでなく、誰のために走るのかという企画の目的にも重点が置かれていることが分かります。
【プロの結論】24時間テレビのマラソン記録を正しく比較する5つの判断基準
歴代記録を見ていると、単純に「何km走ったか」だけでは比較できないことが分かります。報道や番組情報を読む際には、次の5つを押さえると数字の意味を正しく理解できます。
① 単独走とリレーを分ける
100kmを1人で走る企画と、10人で合計100kmを走る企画は、同じ距離でも負担が異なります。
2021年の募金リレーや2019年の24時間駅伝は、合計距離と個人の走行距離を区別して見る必要があります。
② ランニング距離と競技総距離を区別する
2018年のみやぞんさんの161.55kmは、水泳・自転車・ランニングの合計です。ランニング単独の距離は100kmでした。
ランキングを比較するなら、競技別の距離を確認することが欠かせません。
③ 予定距離と完走時の公表距離を確認する
放送前に発表される予定距離と、放送後に報道される完走距離は、必ずしも同じ情報ではありません。
2026年の星野真里さんのように、放送直後に70kmと80kmの表記が混在する場合もあります。後日の密着番組や複数の報道まで確認すると、情報の精度が高まります。
④ 24時間以内の記録と複数日企画を分ける
間寛平さんの600kmは7日間の企画です。24時間以内のマラソン記録と同じランキングに入れると、記録の意味が変わります。
歴代最長という表現を見たら、必ず実施期間を確認しましょう。
⑤ 距離の大きさだけでランナーを評価しない
長距離を走ることは大きな挑戦ですが、距離だけでランナーの努力や企画の価値を判断することはできません。
体力、健康状態、天候、コース、休憩、チャリティーの目的など、さまざまな条件が異なります。
特に真夏の長距離企画では、安全管理が欠かせません。番組制作側も専門家の助言や休憩時間を考慮して距離を設定すると説明しています。完走距離の大きさだけを競うのではなく、どのような条件で挑戦したのかを見ることが、記録を理解するうえで大切です。
歴代記録を比較するときの最終的な見方
編集者の視点から整理すると、24時間テレビのマラソンには大きく3種類の数字があります。
- 個人の走行距離: 1人のランナーがコース上で進んだ距離
- 企画全体の合計距離: 駅伝やリレーなど複数人の距離を合算した数字
- 競技総距離: トライアスロンなど複数の競技を合計した数字
この分類を守るだけで、600km、236km、161.55km、105kmといった異なる記録を混同せずに比較できます。
【24時間テレビマラソンの距離】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の星野真里さんは結局何キロ走りましたか?
A1:80kmです。放送直後には一部の記事で70kmと報じられましたが、日刊スポーツやORICON NEWSの80km報道に加え、8月31日の日本テレビ系密着特番でも80kmと紹介されました。
Q2:24時間テレビのマラソンは毎年100kmですか?
A2:いいえ。100km前後が多いものの、ランナーの体力や年齢、本人の希望、専門家の助言、安全管理、企画形式などによって変わります。2024年のやす子さんは81km、2025年の横山裕さんは105km、2026年の星野真里さんは80kmでした。
Q3:24時間テレビの歴代最長記録600kmは誰の記録ですか?
A3:間寛平さんの記録です。1995年に神戸から日本武道館まで約600kmを7日間かけて走りました。24時間以内のマラソン記録ではなく、複数日にわたる特別企画の総距離です。
Q4:24時間テレビのマラソンは24時間ずっと走り続けるのですか?
A4:いいえ。給水や食事、休憩、体調確認などを挟みながら進みます。必要に応じて歩く時間も設けられます。番組名の24時間と、ランナーが連続して走る時間は別のものです。
Q5:2025年の横山裕さんと2024年のやす子さんは何キロ走りましたか?
A5:2025年の横山裕さんは105km、2024年のやす子さんは81kmです。どちらも完走しています。2024年は台風の影響で日産スタジアムの周回コースが使われるなど、通常とは異なる運営となりました。
まとめ:24時間テレビマラソンは何キロ?2026年の答えと歴代記録の見方
2026年の『24時間テレビ49』で星野真里さんが完走した距離は80kmです。70kmという報道もありましたが、日刊スポーツやORICON NEWSの報道、さらに日本テレビ系の密着特番で80kmと紹介されたことから、80kmを最終的な記録として整理するのが適切です。
歴代ランナーを見ると、2025年の横山裕さんは105km、2024年のやす子さんは81km。近年は100km前後を中心に、ランナーやチャリティー企画に合わせて距離が設定されています。
また、歴代最長の600kmは1995年の間寛平さんが7日間かけて走った記録です。24時間以内の単独マラソンとは別の企画であり、1993年の200kmとは区別する必要があります。
24時間テレビのマラソンを理解するうえで大切なのは、単純な距離ランキングだけを見ることではありません。単独走なのか、リレーなのか、トライアスロンなのか、そして何を目的に走ったのかまで確認することです。
2026年の星野真里さんの80kmも、数字だけでなく「できた!」を増やす子ども募金という企画の背景と合わせて見ることで、その挑戦の意味がより明確になります。
今後の歴代記録を比較する際も、距離・形式・実施期間の3点を押さえることが、正確な情報を読み取るための判断基準になります。