JRAの馬場状態は、芝・ダートともに「良・稍重・重・不良」の4段階で発表されます。しかし、競馬予想で馬場情報を正しく活用するには、公式発表の区分だけでなく、含水率やクッション値、競馬場ごとの路盤の違いまで理解しておく必要があります。特に2026年現在は、JRA公式サイトで開催前日と当日の馬場状態、含水率、クッション値、過去の測定記録を確認でき、数字を組み合わせた分析が可能です。
実は、同じ含水率でも東京競馬場と京都競馬場、福島競馬場では馬場状態の判定目安が異なります。含水率が高ければ必ず重馬場になるわけでもありません。この記事では、2026年11月6日公表の公式馬場情報を具体例に、最新情報の調べ方、発表時間、芝・ダートの含水率早見表、クッション値との違い、予想への生かし方まで詳しく解説します。
【2026年最新】JRA馬場状態の現在と公式情報の確認方法
JRAの馬場状態を調べる際、最初に確認したいのが日本中央競馬会(JRA)の公式サイトにある「馬場情報」です。
競馬場ごとに芝・ダートの状態が掲載され、開催前日から当日にかけて更新されます。単に「良」「重」という表示を見るだけでなく、発表日時や天候、含水率の測定時刻も確認することが大切です。
2026年11月6日公表の馬場情報
2026年11月6日(金曜日)正午現在、JRA公式サイトに掲載された東京・京都・福島の馬場状態は次のとおりです。
- 東京競馬場:芝・良、ダート・重
- 京都競馬場:芝・良、ダート・良
- 福島競馬場:芝・稍重、ダート・重
同じ11月6日の公式発表でも、3競馬場で異なる状態が確認できます。全国的な天気だけでは判断できず、競馬場ごとの降雨履歴や排水性、路盤の特徴が影響するためです。
なお、これは11月6日正午時点の開催前日情報です。開催当日の最新状態は、翌朝の更新を改めて確認する必要があります。
JRA馬場情報の確認手順
公式情報を確認するときは、次の順番で見ると効率的です。
- JRA公式サイトの競馬メニューから「馬場情報」を開く。
- 東京・京都・福島など、対象となる競馬場を選択する。
- 芝とダートそれぞれの馬場状態を確認する。
- ゴール前と4コーナーの含水率を確認する。
- 芝のクッション値と測定時刻を確認する。
- 週間情報から降雨量、散水、馬場整備の履歴を確認する。
特に重要なのは、馬場状態の表示と含水率の測定時刻を混同しないことです。馬場状態は測定時刻現在の情報であり、その後の降雨や乾燥によってレース時点の状態が変わる可能性があります。
JRA馬場状態の発表時間はいつ?
JRAの公式説明によると、含水率とクッション値の公表は、開催前日と開催当日の2つのタイミングが基本です。
- 金曜日:開催前日の昼過ぎに公表予定。
- 土曜日・日曜日などの開催当日:概ね9時30分頃に公表予定。
また、JRAの案内では金曜日正午現在の天候、馬場状態、芝の状態などをまとめた「金曜日正午の馬場情報」も提供されています。
当日の含水率は早朝などに測定した数値が掲載されます。クッション値についても測定時刻が併記されますが、競馬場の調教時間や天候によって測定時刻は異なります。
したがって、朝の発表だけで最終判断するのではなく、雨が降り続いている場合や気温が高く乾燥が進んでいる場合は、レース直前にも公式情報を確認するのが適切です。
【基本知識】良・稍重・重・不良の違いとJRAの判定方法
JRAの馬場状態は、馬場の湿潤度合いを示す区分です。芝・ダートともに4段階で分類され、水分が少ない状態から多い状態へと「良・稍重・重・不良」の順に変化します。
ただし、この4段階は単純な含水率の数値だけで決まるものではありません。JRAの馬場担当者が実際にコースを踏査し、表面の状態や踏み込んだ際の変化などを確認して総合的に判定します。
良馬場:水分が少なく安定した状態
良馬場は、4段階の中で最も乾燥した状態です。
芝では、踏みしめても馬場表面がほとんど変化しない状態が判断の目安です。ダートでは、クッション砂を握っても固まらない、または固まってもすぐに崩れる状態を指します。
一般に良馬場は時計が出やすい条件として扱われますが、必ずしもすべての競走で高速決着になるわけではありません。芝の生育状況、路盤の締まり具合、開催の進行による傷みなども影響します。
稍重馬場:水分が増え、表面に変化が出る状態
稍重は、良と重の中間に位置する状態です。
芝では、踏みしめても水は染み出さないものの、表面がやや凹む状態が目安です。ダートでは、踏みしめても水は染み出さない一方、クッション砂を握ると団子状に固まります。
良馬場に近い走りやすさが残る場合もあれば、芝の路盤や砂の状態によって走破時計に影響が出る場合もあります。
重馬場:踏み込むと水分が染み出す状態
重馬場は、馬場の表面に水が浮いていないものの、踏みしめると水が染み出る状態です。
芝・ダートともに、足元の水分が競走馬の走行に影響しやすくなります。ただし、重馬場だからといって必ず極端に時計が遅くなるわけではありません。
ダートでは水分によって砂の締まり方が変わるため、乾燥した砂とは異なる走行条件になります。芝でも、路盤の状態や芝の保水性によって走りやすさは変化します。
不良馬場:表面や足跡に水が浮く状態
不良馬場は、4段階の中で最も水分が多い状態です。
芝・ダートともに、馬場表面や競走馬の足跡に水が浮いていることが判断基準になります。
不良馬場では、普段の良馬場での実績だけでは評価しにくくなる場合があります。道悪での走行経験、走法、馬体や血統的な特徴など、複数の要素を確認する必要があります。
なお、馬場状態の判定基準は芝とダートで異なります。同じ「重」でも、芝とダートの実際の表面状態が同一という意味ではありません。
【早見表】芝・ダートの含水率と競馬場別の判定目安
含水率は、馬場から採取した試料に含まれる水分の割合を重量基準のパーセントで示した数値です。
例えば含水率15%なら、100グラムの試料に15グラムの水分が含まれていることを意味します。数値が大きくなるほど、水分を多く含んでいる状態です。
芝とダートでは測定する場所が違う
JRAでは、芝コースとダートコースのそれぞれで内柵から1メートルの箇所を採取地点としています。
- 芝コース:芝の根・葉・茎を取り除き、芝の下にある路盤砂を測定する。
- ダートコース:表層のクッション砂を採取して測定する。
採取した試料は赤外線水分計で測定します。試料を180度に加熱し、蒸発した水分量から含水率を算出する仕組みです。
ここで覚えておきたいのは、芝の含水率が芝の葉や表面そのものの水分量を示しているわけではないことです。測定対象は芝の下にある路盤砂です。
芝の含水率は競馬場によって基準が違う
JRAが公表している競馬場別の含水率と馬場状態の関係は、これまでの記録をもとに整理されたおおよその目安です。
以下はJRA公式の芝コース含水率早見表を整理したものです。単位はすべて%です。
| 競馬場 | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 15以下 | 14〜18 | 17〜21 | 20以上 |
| 函館 | 15以下 | 14〜18 | 17〜21 | 20以上 |
| 福島 | 15以下 | 13〜17 | 15〜19 | 17以上 |
| 新潟 | 15以下 | 13〜17 | 15〜19 | 17以上 |
| 中山 | 13以下 | 11〜15 | 14〜18 | 17以上 |
| 東京 | 19以下 | 17〜21 | 18〜23 | 20以上 |
| 中京 | 14以下 | 12〜16 | 14〜17 | 16以上 |
| 京都 | 13以下 | 11〜14 | 13〜16 | 14以上 |
| 阪神 | 14以下 | 12〜16 | 14〜18 | 16以上 |
| 小倉 | 10以下 | 8〜12 | 10〜14 | 12以上 |
重要なのは、各区分の数値が重複していることです。例えば東京競馬場では含水率19%以下が良の目安ですが、京都競馬場では13%以下が良の目安です。
このため、東京の含水率と京都の含水率を単純に比較し、「数値が高いから東京の方が必ず悪い」と判断することはできません。
ダートの含水率は全競馬場共通の目安
ダートコースは、表層に使われているクッション砂の性状に大きな違いがないため、JRAでは全競馬場共通の含水率目安を示しています。
- 良:9%以下
- 稍重:7〜13%
- 重:11〜16%
- 不良:14%以上
こちらも範囲が重複しているため、数値だけで馬場状態を確定することはできません。
JRA含水率早見表の正しい見方
公式ページに掲載される含水率早見表では、次のポイントを確認します。
- ゴール前:ゴール前付近で測定した含水率。
- 4コーナー:4コーナー付近で測定した含水率。
- 馬場状態のマーク:測定時刻現在の馬場状態を示す。
- グラフ:過去の記録から整理した馬場状態と含水率の目安。
- 欄外の注記:測定時の天候や測定場所などに関する補足。
ゴール前と4コーナーの含水率が違う場合は、コース内でも水分状態に差があることが分かります。どちらか一方の数字だけでコース全体を判断しないことが大切です。
【徹底比較】JRAクッション値の見方と含水率との違い
含水率と並んで芝の馬場分析で注目されるのが「クッション値」です。
どちらも馬場の状態を数値化した情報ですが、測定している対象は異なります。
クッション値とは何を表す数値なのか
クッション値は、競走馬が走行時に馬場へ着地した際の反発力、つまり馬場のクッション性を数値で表したものです。
JRAでは、クレッグハンマーと呼ばれる簡易型硬度測定器を使用します。2.25キログラムの重りを45センチメートルの高さから自由落下させ、馬場に衝突した際の衝撃加速度を測定します。
1か所につき4回測定し、4回目の数値を採用する方式です。内柵から2〜3メートルの範囲で複数箇所を測定し、ゴール前、4コーナー、その間の各ハロン地点の平均値を公表します。
クッション値の早見基準
JRAが公表している芝馬場のクッション値と表層の状態との参考関係は次のとおりです。
- 12以上:硬め
- 10〜12:やや硬め
- 8〜10:標準
- 7〜8:やや軟らかめ
- 7以下:軟らかめ
数値が高いほど反発力が高く、数値が低いほどクッション性が柔らかい傾向を示します。
なお、この基準は芝馬場の参考値です。クッション値を、そのままダートの馬場状態に当てはめることはできません。
含水率とクッション値の違い
2つの数値の違いを理解することが、馬場情報を読み解くうえで重要です。
含水率は水分量、クッション値は反発力を表しています。
芝の含水率は芝の根より下にある路盤砂の水分状態を測定します。一方、クッション値は芝の表面に重りを落下させ、その反発力を測定するため、芝そのものの生育状況や路盤の締まり具合も数値に反映されます。
そのため、含水率が高くなるとクッション値が低くなる傾向はありますが、両者が必ず同じ方向に同じ割合で変化するわけではありません。
同じ良馬場でも、芝の生育状況や路盤の状態によってクッション値が違うことがあります。
予想では、含水率を馬場の水分状態を把握する指標として使い、クッション値を馬場の反発力を把握する指標として使い分けるのが基本です。
【競馬場別に検証】東京・京都・福島で含水率の基準が違う理由
競馬場別の含水率を理解するには、各競馬場の芝コースに使われている路盤の材料を知る必要があります。
JRAの公式説明によれば、芝コースは競馬場によって使用する砂や土壌改良材が異なります。芝の生育に必要な水分や肥料成分を保持するため、気候風土などに合わせて路盤が設計されているからです。
東京競馬場:良馬場でも含水率が高めになりやすい
東京競馬場の芝コースは2003年に築造されました。千葉県君津産の山砂に、ほかの競馬場より多くのバーク堆肥を混合していることが特徴です。
JRAによると、この路盤は良好な排水性を持ちながら、芝の生育に必要な栄養や保肥力を備えています。そのため、良馬場でも比較的高めの含水率を示すことがあります。
2026年11月6日正午現在の東京競馬場では、芝の含水率はゴール前13.0%、4コーナー14.0%で、馬場状態は良でした。
この数値は東京競馬場の芝の特徴を理解するうえで参考になります。含水率13〜14%という数字だけを見て、稍重と判断するのは誤りです。
京都競馬場:山砂とピートモスを使用
京都競馬場の芝コースは1994年に築造され、京都府城陽産の山砂にピートモスを混合した路盤が使われています。
排水性を維持しながら、芝の生育に必要な保水性と保肥力を持たせていることが特徴です。
2026年11月6日正午現在は、芝・良、ダート・良。芝の含水率はゴール前10.1%、4コーナー9.2%でした。
同日の京都では、芝・ダートともに良馬場という発表でした。含水率だけではなく、公式の馬場状態と週間の降雨情報を組み合わせることで、実際のコンディションを把握しやすくなります。
福島競馬場:山砂とバーク堆肥を使用
福島競馬場の芝コースは1996年に築造され、青森県野辺地産の山砂にバーク堆肥を混合しています。
JRAが公表する芝の含水率目安では、福島競馬場の良馬場は15%以下、稍重は13〜17%、重は15〜19%、不良は17%以上です。
2026年11月6日正午現在の発表では、芝・稍重、ダート・重でした。芝の含水率はゴール前14.4%、4コーナー14.9%です。
東京競馬場の13〜14%が良馬場だったのに対し、福島競馬場の14%台は稍重の目安に入っています。同じような含水率でも競馬場によって判定が違うことを示す具体例です。
競馬場ごとの違いを予想にどう生かすか
競馬場別の含水率を比較するときは、次の3点を押さえてください。
- 芝は競馬場ごとの早見表を使い、他場の基準を流用しない。
- ダートは共通の目安を使いながら、当日の公式発表を優先する。
- 過去データは競馬場、開催時期、コース状態をそろえて比較する。
特に芝では、路盤材料だけでなく芝の種類もクッション性に関係します。札幌・函館の洋芝は地下部に細い根が密集したマット層を形成し、保水量も多いため、本州以南の野芝を使う競馬場よりクッション値が低くなる傾向があります。
数字を横並びにするのではなく、それぞれの競馬場が持つ構造的な特徴を踏まえて評価が必要です。
【実践編】JRA馬場状態と2026年の過去データを競馬予想に生かす方法
馬場情報は、単に馬券を買う前に確認するだけのデータではありません。競走馬の過去の成績と照らし合わせることで、適性を考える材料になります。
ステップ1:まず公式の馬場状態を確認する
最初に見るのは、芝・ダートの公式発表です。
良から稍重、重、不良へと状態が変化すると、競走馬に求められる走行条件も変わる可能性があります。
ただし、馬場状態だけで出走馬の有利不利を決めるのは避けたいところです。馬場状態はコース全体の湿潤度を示す情報であり、個々の競走馬の適性を直接表すものではありません。
ステップ2:含水率とクッション値を組み合わせる
芝なら含水率とクッション値の両方を確認します。
例えば、公式発表が良馬場でも、クッション値が低めなら、単純に乾いた硬い馬場だと決めつけることはできません。
反対に含水率が高めでも、競馬場の路盤構造によっては良馬場と判定される場合があります。
ダートでは含水率と公式馬場状態を中心に確認し、当日の砂の整備状況や降雨履歴も参考にします。
ステップ3:週間情報で雨量と馬場整備を確認する
JRAの馬場情報には、馬場状態だけでなく週間情報も掲載されています。
降雨量、芝コースの散水、芝刈り、ダートのクッション砂の砂厚調整などを確認できます。
同じ含水率であっても、直前まで雨が降っていたのか、数日間晴天が続いていたのかによって、レース当日の状況は異なります。
こうした管理履歴は、含水率やクッション値だけでは分からない背景を補う情報です。
ステップ4:馬の道悪実績と照合する
馬場状態を予想に活用するときは、出走馬の過去の成績を確認します。
- 稍重・重・不良での成績。
- 同じ競馬場での成績。
- 芝・ダートそれぞれの適性。
- 過去に好走したときの馬場状態。
- 走破時計やレース展開。
例えば、重馬場で好走した経験がある馬でも、そのときの競馬場やコース形態が今回と違えば、同じ結果になるとは限りません。
また、道悪実績が少ない馬を一律に評価から外すのも適切ではありません。走法や血統、競走内容なども含めて判断する必要があります。
2026年の過去データはどこで確認できる?
JRA公式サイトでは「過去の含水率・クッション値」のページから、2026年の開催別データを確認できます。
札幌、函館、福島、新潟、東京、中山、中京、京都、阪神、小倉の各競馬場について、開催回ごとのPDF資料が掲載されています。
過去データを比較するときに役立つのは、次のような分析です。
- 同じ競馬場の開催回ごとの含水率の変化。
- 開催前日と開催当日の水分状態の違い。
- 芝のクッション値と公式馬場状態の関係。
- 降雨や散水の有無による数値の変化。
- 同じ競馬場での馬場状態と競走馬の過去成績。
なお、JRAの2026年アーカイブでは、含水率の測定は原則として金曜日の午前中、土日の開催日は早朝に実施されます。過去資料は原則として競馬開催終了後の翌木曜日に更新される仕組みです。
含水率の公表は2018年7月27日から、クッション値の公表は2020年9月11日から始まっています。したがって、両方の指標を使った長期比較では、それぞれの公表開始時期にも注意が必要です。
過去データを利用する際は、異なる競馬場の数値を直接比較するより、同じ競馬場の同じような開催条件で比較する方が、実用的な傾向を把握しやすくなります。
【よくある誤解】馬場状態の数字だけで予想してはいけない理由
馬場情報は便利な分析材料ですが、数字の意味を取り違えると予想の精度を下げる原因にもなります。
含水率が高ければ必ず重馬場になる?
これは誤解です。JRAは含水率を馬場状態判定の参考情報として使用しますが、数値によって自動的に区分を決めているわけではありません。
芝は競馬場ごとに路盤材料が違うため、同じ含水率でも判定目安が異なります。ダートは共通の目安がありますが、最終的には実際の馬場状態を踏査して判断します。
クッション値が高ければ必ず高速馬場?
クッション値が高いほど反発力は高いと判断できますが、それだけで走破時計が速くなるとは限りません。
芝の生育状況、コースの傷み、開催の進行、走行位置なども競走結果に影響します。クッション値は馬場の反発特性を理解するための指標として使うのが適切です。
良馬場ならどの馬にも有利?
良馬場でも、競走馬によって得意な条件は違います。
硬めの馬場を得意とする馬もいれば、ある程度の柔らかさがある馬場でパフォーマンスを発揮する馬もいます。馬場状態とクッション値を照合し、過去の好走条件と比較が必要です。
馬場状態は朝の発表から変わらない?
これも正しくありません。降雨や乾燥、馬場管理などによって状態が変わる可能性があります。
JRAでは複数の馬場担当者が各所の状態を継続的に確認し、馬場状態に変化があれば速やかに区分変更を発表できる体制を整えています。
朝の情報を確認した後も、天候が変化している場合は最新の公式発表を確認してください。
【JRA馬場状態】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:JRAの馬場状態は何時に発表されますか?
A1:含水率とクッション値は、開催前日の金曜日が昼過ぎ、開催当日は概ね9時30分頃の公表予定です。金曜日正午現在の馬場情報も確認できます。測定時刻は競馬場や天候などによって異なります。
Q2:含水率が何%なら重馬場になりますか?
A2:芝は競馬場ごとに基準が異なります。例えば東京競馬場の芝は重の目安が18〜23%、京都競馬場は13〜16%です。ダートは全競馬場共通で11〜16%が重の目安ですが、いずれも自動判定の基準ではありません。
Q3:芝とダートの含水率は同じように比較できますか?
A3:できません。芝は芝の下にある路盤砂、ダートは表層のクッション砂を測定しています。測定対象が違うため、同じパーセントでも意味が異なります。
Q4:クッション値が低いと馬場状態は重になりますか?
A4:必ずしもそうではありません。クッション値は馬場の反発力を示す指標で、含水率や芝の生育状況、路盤の締まり具合などが影響します。馬場状態の4段階とは別の指標です。
Q5:東京・京都・福島の含水率は同じ基準ですか?
A5:芝については異なります。東京は良馬場でも比較的高い含水率を示すことがあり、京都や福島とは判定の目安が違います。ダートはJRAが全競馬場共通の目安を公表しています。
Q6:2026年の過去の馬場情報は確認できますか?
A6:確認できます。JRA公式サイトの「過去の含水率・クッション値」から、競馬場と開催回ごとのPDF資料を閲覧できます。開催終了後の翌木曜日が原則的な更新日です。
まとめ:JRA馬場状態は4段階と含水率・クッション値を組み合わせて判断
JRAの馬場状態は「良・稍重・重・不良」の4段階で、芝とダートそれぞれの実際の状態をもとに判定されています。
2026年の公式情報を確認する際は、まず競馬場別の馬場状態を確認し、次に含水率とクッション値、天候、週間の馬場整備履歴を照合することが基本です。
特に覚えておきたいのは、芝の含水率は競馬場ごとに判定目安が違うという点です。東京競馬場では良馬場でも高めの含水率を示すことがあり、京都や福島の数値と単純比較することはできません。
また、含水率は水分量、クッション値は反発力を示す別々の指標です。どちらか一方だけで馬場の特徴を決めつけず、公式発表と組み合わせて読み解くことが大切です。
【プロの結論】馬場予想で最も重視すべきなのは、数字の大小そのものではなく、その数字がどの競馬場の、どのコースの、どの測定時刻の情報なのかという背景です。公式の馬場状態を出発点に、競馬場別の含水率基準、クッション値、天候、馬場整備、競走馬の過去実績を順番に照合すれば、馬場情報をより実践的な予想材料として活用できます。
2026年の開催データも継続的に蓄積されているため、開催ごとの傾向を比較する習慣をつけることが、馬場適性を見極めるうえでの大きな助けになります。
参照した公式資料:JRA