2026年11月現在も、多くの音楽ファンの記憶に残り続けているBUCK-TICKのボーカリスト、櫻井敦司。端正な容姿と唯一無二の歌声、退廃的で美しい表現力によって、日本のロックシーンに独自の足跡を刻んだアーティストだ。2023年10月19日、ライブ中の体調不良によって救急搬送され、57歳で亡くなった。所属事務所とバンドが公表した死因は「脳幹出血」だった。
櫻井敦司のプロフィールや群馬県での生い立ち、BUCK-TICKでの経歴、ソロアルバム『愛の惑星』、THE MORTALでの活動を振り返るとともに、逝去に至った経緯を公式発表から整理する。加えて、4人体制で活動を継続するBUCK∞TICKの2026年最新情報、「ナイショの薔薇の下」ツアー、2025年発売の『櫻井敦司読本』、命日に実施されたWEB献花についても紹介する。
【プロフィール】櫻井敦司とは?生い立ちからBUCK-TICKデビューまでの経歴

櫻井敦司は、BUCK-TICKのボーカリストとして長年活動した日本のロックミュージシャンだ。ステージ上での圧倒的な存在感に加え、低く艶のある歌声、独特の歌詞世界、ゴシックな美意識でも知られていた。
櫻井敦司の基本プロフィール
櫻井敦司の公式プロフィールで公表されている基本情報は次のとおり。
- 名前:櫻井敦司(さくらい あつし)
- 生年月日:1966年3月7日
- 出身地:群馬県藤岡市
- 職業:ミュージシャン、ボーカリスト、作詞家
- 所属バンド:BUCK-TICK
- ソロ作品:『愛の惑星』
- ソロプロジェクト:THE MORTAL
- 逝去日:2023年10月19日
- 享年:57歳
- 公式に発表された死因:脳幹出血
公式略歴によると、櫻井は群馬県藤岡市で生まれ、1987年9月21日にBUCK-TICKのボーカリストとしてビクター・インビテーションからメジャーデビューした。
幼少期や家庭環境については、公式略歴で詳しく紹介されているわけではない。一方、群馬県藤岡市という出身地は、後年のバンド活動とも深く結び付いている。
1987年のメジャーデビューとBUCK-TICKの躍進
BUCK-TICKは1987年にメジャーデビュー。櫻井の存在感あるボーカルと、今井寿、星野英彦らが生み出す独創的なサウンドによって、当時のロックシーンで存在感を強めていった。
転機の一つとなったのが、1989年発売の3rdアルバム『TABOO』だ。同作はオリコン週間アルバムランキングで1位を獲得。デビューからわずか2年ほどで日本武道館や東京ドームのステージに立つなど、バンドは急速に知名度を高めた。
その後もBUCK-TICKは、単純に流行を追うのではなく、ポップなメロディーとダークな世界観、電子音楽やゴシック、ニューウェイヴなどの要素を取り入れながら独自の音楽性を磨いていった。
2013年にはデビュー25周年を記念したドキュメンタリー映画『劇場版BUCK-TICK~バクチク現象~』を全国上映。2017年にはデビュー30周年を迎え、「MTV VMAJ 2017」のInspiration Award Japanを受賞した。
そして2023年にはデビュー35周年を締めくくる活動を展開。9月17日、18日には故郷・群馬の群馬音楽センターで記念公演を開催していた。櫻井が亡くなったのは、その翌月のことだった。
【死因を公式発表から検証】櫻井敦司はなぜ亡くなった?2023年10月19日の経緯
櫻井敦司の逝去について、最も重要な情報は2023年10月24日にBUCK-TICK公式サイトと所属事務所が発表した「大切なお知らせ」だ。
発表によると、櫻井は2023年10月19日に神奈川県横浜市のKT Zepp Yokohamaで開催されたコンサート中に体調不良を訴え、病院へ救急搬送された。しかし、同日午後11時9分、脳幹出血のため息を引き取った。享年57歳だった。
公式発表に記された死因は「脳幹出血」
所属事務所とBUCK-TICKは、2023年10月24日の発表で死因を明確に公表している。
「令和5年10月19日午後11時9分 脳幹出血のため 息を引き取りました」
これは所属事務所とBUCK-TICKによる公式発表の内容だ。死因については、脳幹出血という診断名が公表されている。
一方、脳幹出血を引き起こした具体的な原因、発症前の健康状態、既往歴、詳しい治療経過などについては、公式発表に記載されていない。そのため、特定の生活習慣や病気、過労などを直接の原因として結び付けることはできない。
「なぜ突然亡くなったのか」という疑問に対する公表済みの答えは、コンサート中に体調不良となり、救急搬送された後、脳幹出血によって亡くなったという経緯までとなる。
当日はライブツアーの初日だった
公式略歴によると、2023年10月19日はライブハウスツアーの初日だった。櫻井は横浜公演で3曲を歌い終えたところで体調不良を訴え、公演は中止となった。
この時点でBUCK-TICKはデビュー36年目に突入していた。9月には群馬音楽センターで35周年を締めくくる公演を成功させ、12月29日には恒例の日本武道館公演も予定していた。
バンドにとって、次の活動へ向けた節目の時期に起きた突然の出来事だった。
葬儀は近親者による家族葬として執り行われた
2023年10月24日の公式発表では、葬儀は遺族の意向により近親者のみの家族葬として執り行われたことも明らかにされた。
また、事務所は弔問、香典、弔電、供花などを辞退する意向を示した。ファンへの報告が葬儀後になったことについても、公式にお詫びが掲載されている。
この発表によって、逝去の日付、時刻、死因、葬儀の形式が公に確認された。
【年代別年表】櫻井敦司の経歴と逝去までの重要な出来事
櫻井敦司の活動を理解するには、BUCK-TICKでの歩み、ソロ活動、そして2023年以降の作品展開を時系列で整理すると分かりやすい。
| 年月・時期 | 出来事・作品 | 内容と意味 |
|---|---|---|
| 1966年3月7日 | 群馬県藤岡市で誕生 | 櫻井敦司の生年月日と出身地 |
| 1987年9月21日 | BUCK-TICKメジャーデビュー | ボーカリストとして本格的な音楽活動を開始 |
| 1989年 | アルバム『TABOO』 | オリコン週間アルバムランキング1位を獲得 |
| 2001年 | SCHWEIN関連活動 | 海外ミュージシャンとの共同活動にも参加 |
| 2004年6月23日 | ソロアルバム『愛の惑星』 | 初のソロ活動としてシングル3作とアルバムを発表 |
| 2015年 | THE MORTAL結成 | ゴシックやニューウェイヴを追求したソロプロジェクト |
| 2017年 | BUCK-TICKデビュー30周年 | MTV VMAJのInspiration Award Japanを受賞 |
| 2023年9月 | 群馬音楽センター公演 | デビュー35周年を締めくくる記念ライブ |
| 2023年10月19日 | 逝去 | KT Zepp Yokohamaでの公演中に体調不良。同日23時9分、脳幹出血のため逝去 |
| 2023年12月29日 | バクチク現象-2023- | 残るメンバー4人がBUCK-TICKの活動継続を表明 |
| 2024年11月20日 | 「雷神 風神 - レゾナンス」 | 4人体制での新体制初シングル |
| 2024年12月4日 | 『スブロサ SUBROSA』 | 24枚目のオリジナルアルバム |
| 2025年4月30日 | 『櫻井敦司読本』 | 過去のインタビューや写真、関係者の証言を収録した書籍 |
| 2026年10月19日 | WEB献花 | 逝去から3年の命日に公式追悼企画を実施 |
| 2026年11月25日予定 | 「存在理由 改」 | BUCK∞TICKの新シングル発売予定 |
| 2026年11月28日〜12月29日予定 | 2026年全国ツアー | 「ナイショの薔薇の下」を開催予定 |
この年表から分かるのは、櫻井敦司がBUCK-TICKの活動だけにとどまらず、ソロ作品やプロジェクトを通じて表現の幅を広げていたことだ。
また、逝去後もバンドが活動を継続し、新たなアルバムやライブを発表していることは、櫻井の存在がバンドの歴史において大きな転換点になったことを示している。
【ソロ活動とTHE MORTAL】櫻井敦司が追求した独自の音楽世界
櫻井敦司の音楽的な魅力を知るうえで、BUCK-TICKの作品と並んで重要なのがソロ活動だ。
バンドではメンバーとの共同作業によって多彩な音楽性を表現していた一方、ソロ作品では櫻井自身の美意識や音楽的ルーツをより前面に押し出していた。
2004年のソロアルバム『愛の惑星』
2004年6月23日、櫻井敦司は自身初のソロアルバム『愛の惑星』を発売した。これは櫻井にとって唯一のソロアルバムとなった作品である。
同年にはシングル3作もリリースし、7月21日、22日には東京・NHKホールで初のソロライブを開催。さらに8月にはショートムービー『LONGINUS』で初主演を務めた。
『愛の惑星』の大きな特徴は、国内外の幅広いクリエイターが参加していることだ。
岡村靖幸、佐藤タイジ、土屋昌巳といった国内アーティストに加え、コクトー・ツインズのロビン・ガスリー、XYMOX、レイモンド・ワッツら海外のミュージシャンも制作に参加した。
ビクターエンタテインメントの作品解説では、櫻井自身のルーツミュージックと美学を軸に、独自のロックサウンドへと昇華させた作品として紹介されている。
2024年3月7日には、同作の完全生産限定アナログ盤とSHM-CD版が発売された。逝去後も作品が新しいフォーマットで届けられていることは、ソロワークスへの関心が続いていることを示している。
2015年のソロプロジェクトTHE MORTAL
2015年には、櫻井敦司を中心とするソロプロジェクト「THE MORTAL」を結成した。
同プロジェクトではミニアルバム『Spirit』と1stアルバム『I AM MORTAL』をリリース。大阪と東京で計5公演のコンサートを開催した。
THE MORTALの音楽性は、櫻井が愛したゴシックやニューウェイヴの要素を色濃く反映したものだった。
BUCK-TICKの楽曲とは異なる、より暗く耽美的な世界観を追求していた点が特徴だ。バンドでの活動と並行して、自身の音楽的な嗜好を別の形で表現する場を持っていたことが分かる。
櫻井敦司の公式略歴には、本人がTHE MORTALへの思い入れを強く持ち、第二弾の活動も視野に入れていたことが記されている。
このことからも、THE MORTALは単発的な企画ではなく、櫻井の創作意欲を反映した重要な活動だったと考えられる。
BUCK-TICKの櫻井敦司とソロの櫻井敦司は何が違ったのか
BUCK-TICKでは、メンバーそれぞれの作曲や演奏が交差することで、幅広い音楽表現が生まれていた。
一方、ソロ活動では海外アーティストとの共同制作も積極的に取り入れ、櫻井自身の音楽的ルーツや美学をより強く打ち出していた。
つまり、BUCK-TICKは彼の表現者としての大きな軸であり、『愛の惑星』やTHE MORTALは、そこから派生した別の創作領域だった。
両方を聴き比べることで、櫻井敦司というアーティストの表現の奥行きを理解しやすくなる。
【2026年最新】BUCK∞TICKの現在のメンバーと新体制、ライブ活動
櫻井敦司の逝去後、BUCK-TICKが活動を終了するのではないかと心配するファンも少なくなかった。
しかし、残されたメンバー4人は2023年12月29日の日本武道館公演「バクチク現象-2023-」を開催し、今後もバンドを継続する意思を表明した。
2024年からは、バンド名の表記を「BUCK∞TICK」として新体制での活動を本格化させている。
現在のBUCK∞TICKは4人体制
2026年11月現在のメンバーは次の4人だ。
- 今井寿:ギター、ボーカル、シンセサイザー、プログラミングなど
- 星野英彦:ギター、ボーカル、シンセサイザー、プログラミングなど
- 樋口豊:ベース
- ヤガミ・トール:ドラム
重要なのは、櫻井の後任となる新しい専任ボーカリストを加入させたのではなく、既存メンバー4人でバンドを継続する形を選択したことだ。
ボーカルは今井寿と星野英彦が担当している。2024年の新体制初シングル「雷神 風神 - レゾナンス」でも、2人によるツインボーカルが採用された。
これは単にボーカリストの交代という話ではない。メンバー自身が歌い、作曲やアレンジを含めた音楽制作のあり方を変えていくという、大きな方向転換だった。
2024年の新体制初作品『スブロサ SUBROSA』
2024年11月20日にはシングル「雷神 風神 - レゾナンス」を発売。同年12月4日には24枚目のオリジナルアルバム『スブロサ SUBROSA』をリリースした。
『スブロサ SUBROSA』は、4人体制となったBUCK∞TICKの新しい音楽性を示す重要作品だ。
従来の櫻井のボーカルを中心とする構成から、今井と星野の2人が歌うスタイルへと変化。曲作りの方向性にも新しい試みが取り入れられた。
2024年12月29日には、日本武道館で「ナイショの薔薇の下」と題した公演も開催。新体制のスタートを象徴するステージとなった。
2025年は全国ツアーと新曲で活動を拡大
2025年4月からはアルバム『スブロサ SUBROSA』を携えたライブハウスツアーを開始。追加公演や東京でのホール公演を含め、全22公演を開催した。
加えて、2025年10月15日にはシングル「渋谷ハリアッパ!」を発売。同年10月16日からは全国15公演のツアー「BUCK∞TICK TOUR 2025 -ナイショの薔薇の下-」を開催し、12月29日の日本武道館公演で締めくくった。
2026年のBUCK∞TICKは何をしている?
2026年もBUCK∞TICKはライブ活動を継続している。
6月16日には東京のSGC HALL ARIAKEで「Ruby Horizon 60」を開催。6月27日から7月12日にかけては、ファンクラブ発足30周年を記念した会員限定ライブ「FISH TANKer's ONLY 2026」を5公演実施した。
加えて、7月には「JOIN ALIVE 2026」や「HOTEI FES」への出演など、ライブイベントにも参加している。
そして、2026年秋から冬にかけての活動として注目されるのが、新シングルと全国ツアーだ。
2026年11月25日発売「存在理由 改」
2026年11月25日には、新シングル「存在理由 改」の発売が予定されている。
収録曲は次の2曲。
- 存在理由 改
- エイプリル・フールは天国のゲート
2曲とも今井寿が作詞・作曲を担当している。
表題曲は2026年10月から放送されているテレビアニメ『DARK MACHINE THE ANIMATION』のオープニングテーマに採用された。10月14日にはテレビサイズ版の先行配信も始まっている。
なお、2026年11月3日時点ではCD発売前であり、発売予定日と収録内容が公式に告知されている段階だ。
「BUCK∞TICK TOUR 2026 ナイショの薔薇の下」の日程
2026年8月19日に公式発表された全国ツアー「BUCK∞TICK TOUR 2026 ナイショの薔薇の下」は、11月28日の福島公演からスタートし、12月29日の日本武道館公演で最終日を迎える予定だ。
公表されている日程は次のとおり。
- 11月28日:福島・いわき芸術文化交流館アリオス アルパイン大ホール
- 12月5日:石川・本多の森 北電ホール
- 12月18日:兵庫・神戸国際会館こくさいホール
- 12月20日:熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール
- 12月29日:東京・日本武道館
チケット料金は税込11,000円。一般発売は2026年10月31日に開始されている。
特に注目したいのは、12月29日の日本武道館公演だ。BUCK-TICKにとって長く特別な意味を持つ年末のステージであり、2026年も同じ日に公演が予定されている。
櫻井敦司が長年立ち続けたステージを、残る4人がどのような音楽で引き継いでいくのか。現在のBUCK∞TICKを理解するうえで重要な公演になる。
【2025〜2026年の追悼活動】櫻井敦司読本と命日のWEB献花
櫻井敦司の逝去後も、過去のインタビューや写真、ライブ映像、関連作品を通じて、その活動を振り返る機会が設けられている。
特に2025年に発売された『櫻井敦司読本』と、毎年10月19日の命日に実施されるWEB献花は、ファンにとって重要な取り組みとなっている。
2025年4月30日発売『櫻井敦司読本』とは?
『櫻井敦司読本』は、2025年4月30日に発売された櫻井敦司に関する書籍だ。シンコーミュージック・エンタテイメントが発行し、A4判、全232ページ、税込2,970円という仕様で刊行された。
収録内容は、過去の音楽雑誌『ROCK AND READ』に掲載された櫻井のインタビューや写真、BUCK-TICKのライブレポートなど。
加えて、過去の記事に携わったライター、カメラマン、ヘアメイク、スタイリストによる取材後記も掲載されている。
関係アーティストやクリエイターへのインタビューも収録されており、参加者には次の人物が名を連ねている。
- 土屋昌巳
- HYDE
- J(LUNA SEA)
- Toshiya(DIR EN GREY)
- 石井秀仁
- 上田剛士
- 川田十夢
- ヒロシ
- 横山和俊
- Jake Cloudchair(THE MORTAL)
この書籍の特徴は、櫻井本人のインタビューだけでなく、実際に仕事をともにしたアーティストやクリエイターの視点も収録されていることだ。
ステージ上の姿だけでは分からない、作品制作や撮影、ライブに関わる人々から見た櫻井敦司の表現者としての姿を知る手掛かりになる。
2026年10月19日、3回目の命日にWEB献花を実施
櫻井敦司が亡くなった2023年10月19日は、毎年ファンにとって特別な日となっている。
2025年の2回目の命日には、BUCK∞TICK公式サイトでWEB献花が実施された。さらに2026年10月19日にも、公式によるWEB献花企画が開催された。
2026年の受付期間は、10月19日12時から23時59分まで。パソコンやスマートフォンから参加でき、誰でもメッセージを送ることができる形式だった。
参加方法は、公式サイトに用意された献花画像を保存し、メッセージと一緒に投稿するというもの。投稿にはGoogleアカウントが必要で、送られたメッセージは順次公開されると案内されていた。
なお、2026年の受付はすでに終了している。
こうしたWEB献花は、実際の会場に足を運ぶことが難しい人でも、故人を偲ぶ気持ちを届けられる仕組みだ。
2023年の逝去から3年が経過した2026年にも公式企画が続いたことは、櫻井敦司の存在が今なおファンとバンドの歴史の中に位置付けられていることを示している。
作品を通じて残り続ける櫻井敦司の存在感
櫻井敦司の活動を振り返るとき、ライブ映像や写真だけでなく、音源そのものに触れることも大切だ。
BUCK-TICKの『TABOO』『狂った太陽』『異空 -IZORA-』などの作品は、時代ごとのバンドの音楽性を知る手掛かりになる。
ソロ作品なら『愛の惑星』、さらに異なる音楽表現を求めるならTHE MORTALの『I AM MORTAL』が代表的な選択肢となる。
また、櫻井のインタビューや写真、関係者の証言を読みたい人には『櫻井敦司読本』が適している。
何を聴き、何を読むかによって、BUCK-TICKのボーカリストとしての姿と、ひとりの創作者としての姿の両方を知ることができる。
【よくある誤解を整理】櫻井敦司について知っておきたい事実
櫻井敦司に関する検索では、逝去の経緯や現在のバンド活動について、異なる情報が混在することがある。特に押さえておきたいのは次の点だ。
死因は脳幹出血以外にも発表されているのか?
公式に公表された死因は脳幹出血だ。発症の具体的な原因や持病について、公式発表で追加説明された事実は確認できない。
BUCK-TICKは解散したのか?
解散していない。2023年12月29日の日本武道館公演で残る4人が活動継続を表明し、2024年からBUCK∞TICKとして新体制で活動している。
櫻井敦司の後任ボーカリストはいるのか?
専任の新メンバーを加入させた形ではない。今井寿と星野英彦がボーカルを担当し、4人体制で音楽活動を続けている。
2026年も櫻井敦司本人がライブに参加しているのか?
参加していない。櫻井敦司は2023年10月19日に逝去している。2026年のライブは残る4人によるBUCK∞TICKの活動だ。
【プロの結論】櫻井敦司の音楽的遺産とBUCK∞TICKが進む未来
櫻井敦司のキャリアを振り返ると、彼の功績は単に長年人気バンドのボーカリストを務めたことだけではない。
1987年のメジャーデビューから、1989年の『TABOO』、2004年の『愛の惑星』、2015年のTHE MORTALまで、一貫して自身の美意識を音楽として表現し続けたことに大きな意味がある。
BUCK-TICKというバンドの中では、時代ごとに変化するサウンドを受け止めながら、櫻井ならではの歌声と表現力を作品に刻んできた。
そして2023年の逝去後、残された4人はバンドの活動を継続する道を選んだ。新しいボーカルを迎えるのではなく、今井寿と星野英彦が歌うという決断は、過去をそのまま再現するのではなく、BUCK-TICKの音楽を未来へつなぐための選択だった。
2026年には新シングル「存在理由 改」の発売や全国ツアー「ナイショの薔薇の下」が予定されている。バンドは櫻井敦司が在籍していた時代とは異なる表現を模索しながら、活動を続けている。
櫻井敦司の音楽を初めて聴く人には、まずBUCK-TICKの代表作から入り、次に『愛の惑星』やTHE MORTALへと聴き進める方法をおすすめしたい。彼の音楽的な変遷を理解したい人には『櫻井敦司読本』も有力な資料となる。
大切なのは、櫻井敦司を過去の人物としてだけ捉えないことだ。残された作品、写真、言葉、そして4人で歩み続けるBUCK∞TICKの音楽を通して、その表現は今も聴き手に届いている。
【櫻井敦司に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:櫻井敦司は何歳で亡くなりましたか?
A1:2023年10月19日に57歳で亡くなりました。1966年3月7日生まれで、公式発表による享年は57歳です。
Q2:櫻井敦司の死因は何ですか?
A2:所属事務所とBUCK-TICK公式サイトが発表した死因は脳幹出血です。2023年10月19日午後11時9分に亡くなりました。
Q3:櫻井敦司が亡くなった場所はどこですか?
A3:2023年10月19日、横浜のKT Zepp Yokohamaでコンサート中に体調不良を訴え、病院へ救急搬送されました。逝去した場所については、公式発表では具体的に明らかにされていません。
Q4:BUCK-TICKは櫻井敦司の死後、解散しましたか?
A4:解散していません。2023年12月29日の日本武道館公演で、残る4人が活動継続を表明しました。2024年からはBUCK∞TICKとして活動しています。
Q5:2026年現在のBUCK∞TICKのメンバーは誰ですか?
A5:今井寿、星野英彦、樋口豊、ヤガミ・トールの4人です。ボーカルは今井と星野が担当しています。
Q6:櫻井敦司のソロアルバムは何ですか?
A6:2004年6月23日に発売された『愛の惑星』です。国内外のアーティストが制作に参加した櫻井敦司唯一のソロアルバムです。
Q7:THE MORTALとは何ですか?
A7:2015年に櫻井敦司を中心に結成されたソロプロジェクトです。ミニアルバム『Spirit』とアルバム『I AM MORTAL』を発表し、ゴシックやニューウェイヴを取り入れた音楽を展開しました。
Q8:『櫻井敦司読本』はいつ発売されましたか?
A8:2025年4月30日発売です。『ROCK AND READ』に掲載されたインタビューや写真、関係者の取材後記、アーティストやクリエイターのインタビューなどを収録した232ページの書籍です。
Q9:2026年の櫻井敦司WEB献花はいつ実施されましたか?
A9:2026年10月19日12時から23時59分まで実施されました。パソコンやスマートフォンから参加できる公式企画でした。2026年分の受付は終了しています。
Q10:BUCK∞TICKの2026年ツアーはいつ開催されますか?
A10:「BUCK∞TICK TOUR 2026 ナイショの薔薇の下」は、2026年11月28日の福島公演から12月29日の日本武道館公演まで、全5公演が予定されています。
まとめ:櫻井敦司の歩みは作品とBUCK∞TICKの未来に受け継がれる
櫻井敦司は、BUCK-TICKのボーカリストとして1987年にメジャーデビューし、36年目の活動に入った2023年10月19日、脳幹出血のため57歳で逝去した。
その音楽活動はBUCK-TICKだけにとどまらず、ソロアルバム『愛の惑星』やTHE MORTALなど、多彩な作品に結実している。
逝去後も、残された4人はBUCK∞TICKとして活動を継続。2025年の『櫻井敦司読本』発売、2026年のWEB献花、新シングル「存在理由 改」、そして「ナイショの薔薇の下」ツアーへと、その歩みは続いている。
櫻井敦司の現在を知るうえで大切なのは、逝去という事実だけでなく、彼が残した音楽と、そこから新しい表現を生み出し続けるBUCK∞TICKの活動を合わせて見ることだ。
時代が変わっても、作品は残る。櫻井敦司の歌声と表現は、これからもBUCK-TICKの歴史、そして日本のロックの記憶の中で聴き継がれていく。
主な事実確認資料: BUCK-TICK公式プロフィール・2023年10月24日付訃報・2026年ツアー公式発表、櫻井敦司公式BIOGRAPHY、ビクターエンタテインメント作品情報、2025年『櫻井敦司読本』公式書誌情報、2026年10月19日付WEB献花案内。