前田航基さんの現在を理解するには、弟・旺志郎さんと組んでいた「まえだまえだ」の活動を振り返る必要があります。
M-1グランプリ2007で史上最年少の準決勝進出
兄の航基さんと弟の旺志郎さんによる兄弟コンビ「まえだまえだ」は、2007年7月に結成されました。
当時はまだ小学生だった2人ですが、漫才のテンポや掛け合い、子どもらしい自然な受け答えが話題となり、『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』などの人気番組にも出演しました。
大きな転機となったのが、2007年の『M-1グランプリ』です。参加組数4,239組という大会で、2人は史上最年少で準決勝進出を果たしました。
小学生の兄弟が本格的な漫才で大人の芸人と競い合う姿は、大きな注目を集めました。現在でも「まえだまえだ」と聞いて、この時期を思い出す人は少なくありません。
是枝裕和監督の映画『奇跡』で兄弟主演
漫才コンビとしての知名度を俳優としての評価につなげた代表作が、2011年6月11日公開の映画『奇跡』です。
監督・脚本を担当したのは、映画『誰も知らない』『そして父になる』などで知られる是枝裕和さんです。
作品では、両親の離婚によって鹿児島と福岡に離れて暮らす兄弟を描いています。
- 前田航基:大迫航一役(兄)
- 前田旺志郎:木南龍之介役(弟)
映画の中でも実際の兄弟関係が生かされ、2人は主人公の兄弟を自然体で演じました。
同作は第59回サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞するなど、国内外で評価された作品です。前田航基さんにとっても、単なる子役出演ではなく、俳優としての存在感を印象づけた重要な仕事となりました。
その後、2人はそれぞれ俳優として活動するようになります。兄弟コンビとしての人気だけに依存せず、個人の出演作を積み上げてきたことが、現在のキャリアにつながっています。
【松竹エンタテインメント退所理由】2026年3月に何があった?
2026年の前田航基さんをめぐる大きなニュースが、長年所属していた松竹エンタテインメントとの専属契約終了です。
2026年3月31日、同社は前田航基さんと前田旺志郎さんの2人について、同日付で専属契約を終了すると公式サイトで発表しました。
発表文では、退所に至った背景について次のように説明しています。
「俳優としてさらなる挑戦をしたい」という両名の意思を尊重し、新たな門出を応援する運びとなりました。
つまり、公式に説明された理由は、兄弟2人が俳優として新しい挑戦を望んだことです。
報道では、前田航基さんは退所後、自身のInstagramでも長年支えてくれた事務所への感謝を表明しています。本人は約25年間お世話になったと振り返り、これからも俳優として成長していく意向を伝えました。
退所から新事務所への所属まで
退所後の動きは比較的早く、2026年4月22日に前田航基さんがBLUE LABELへの所属を発表しました。
所属発表では、本人が俳優として芝居に真摯に取り組んでいく決意を表明。新しい事務所での活動が正式に始まりました。
BLUE LABELには磯村勇斗さん、大東駿介さん、市川紗椰さんらも所属しています。俳優を中心にさまざまなジャンルの表現者が活動する芸能事務所です。
なお、退所について、事務所とのトラブルや不仲が原因だったとする公式発表はありません。公式に示されたのは、本人たちの俳優としての挑戦を尊重したという説明です。
退所は芸能界引退ではない
ここで間違えやすいのが、松竹エンタテインメントを退所したことと、芸能活動を終了したことを同じ意味で捉えてしまう点です。
実際には、前田航基さんは退所の翌月に新事務所への所属を発表し、その後も映画やドラマへの出演を続けています。
2026年10月公開の『見上げてごらん』や、2026年公開予定の『台風なんだって、明日』など、所属先の公式プロフィールにも出演情報が掲載されています。
今回の出来事は引退や活動終了ではなく、俳優としての活動環境を変えるキャリア上の転換点と捉えるのが適切です。
【弟・前田旺志郎の現在】兄と同じBLUE LABELに所属
兄の現在を調べる人にとって、弟の前田旺志郎さんの近況も気になるところでしょう。
旺志郎さんも2000年12月7日生まれの俳優で、2026年11月3日時点では25歳です。兄と同様に、子役時代から芸能活動を続けています。
弟・旺志郎も2026年6月からBLUE LABELへ
兄弟は2026年3月31日にそろって松竹エンタテインメントとの専属契約を終了しました。
その後、旺志郎さんは2026年6月1日からBLUE LABELに所属したと発表されています。
これにより、兄の航基さんだけでなく、弟の旺志郎さんも同じ芸能事務所で活動する形になりました。BLUE LABELの公式アーティスト一覧にも2人の名前が掲載されています。
前田旺志郎も俳優として出演作を増やしている
旺志郎さんは兄とは異なる作品にも積極的に出演しています。
2026年には映画『黒牢城』に出演。黒沢清監督が手がけ、本木雅弘さん、菅田将暉さん、吉高由里子さんらが出演する歴史ミステリー作品です。
また、映画『君は映画』などにも出演しており、兄弟それぞれが異なる作品で俳優としてのキャリアを築いています。
まえだまえだは解散した?それとも活動休止?
ここは検索する人が特に気になるポイントです。
2026年6月8日、旺志郎さんは短編映画『BREAK SHOT』のイベントに登壇し、兄との漫才コンビ「まえだまえだ」の今後について質問を受けました。
その際、コンビの状況について次のように説明しています。
「解散ではないんじゃないですかね。兄弟なので。無期限の活動休止」
さらに漫才の復活について尋ねられると、「いや、ないんじゃないですか……」と答えています。
この発言から分かるのは、2026年6月時点で正式な解散を発表したわけではなく、無期限の活動休止という状態にあることです。
したがって、現在の「まえだまえだ」は、漫才コンビとしての定期的な活動を行うというより、兄弟それぞれが俳優業に専念している状態と考えられます。
ただし、兄弟としての関係が途切れたわけではありません。旺志郎さん自身も解散ではないという認識を示しており、コンビ名が正式に消滅したわけではない点は押さえておきたいところです。
【プロの結論】前田航基の現在から見える俳優としての転換点
前田航基さんの2026年の動向には、芸能人のキャリア形成を考えるうえで興味深いポイントがあります。
それは、幼少期の知名度をそのまま維持するのではなく、俳優として個人の実績を積み重ねてきたことです。
1. 子役時代のイメージからの脱却
「まえだまえだ」の印象が強い人にとって、前田航基さんは今でも小学生時代の姿を思い浮かべる存在可能性があります。
しかし、映画『ソロモンの偽証』や『20歳のソウル』、『フィリピンパブ嬢の社会学』などの出演歴を見ると、年齢に応じて役柄と作品の幅を広げてきたことが分かります。
特に単独主演映画を経験したことは、兄弟コンビの知名度とは別に、俳優として評価される機会を得たという意味があります。
2. 事務所移籍は次のキャリアを選ぶ機会
2026年の松竹エンタテインメント退所とBLUE LABELへの所属は、単なる所属先の変更にとどまりません。
本人が俳優としての挑戦を表明していることからも、今後のキャリアの中心を演技に置く意思が読み取れます。
ただし、新事務所への移籍によって出演作が必ず増える、主演が続くといった保証があるわけではありません。今後の評価は、作品ごとの演技や役柄への取り組みによって決まります。
3. 兄弟それぞれの個性を生かした活動
兄弟が同じ事務所に所属していても、必ずしも同じ作品や同じ方向性で活動する必要はありません。
航基さんは映画『フィリピンパブ嬢の社会学』で単独主演を経験し、旺志郎さんも映画やドラマへの出演を重ねています。
幼少期には兄弟で一つのコンビとして注目された2人ですが、現在はそれぞれの俳優としての個性を伸ばす段階にあります。
今後の活動を見る際は、漫才への復帰だけに注目するのではなく、個々の出演作品、役柄、主演作の有無、舞台への出演などを基準にすると、2人の成長をより正確に追えるでしょう。
【まえだまえだの兄・前田航基の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:前田航基は2026年現在、何をしている?
A1:BLUE LABELに所属する俳優として活動しています。2026年はカンテレ『絶望できない男』や映画『見上げてごらん』などに出演しています。
Q2:前田航基は現在何歳?
A2:1998年12月13日生まれで、2026年11月3日時点では27歳です。2026年12月13日に28歳になります。
Q3:前田航基が松竹エンタテインメントを退所した理由は?
A3:2026年3月31日に専属契約を終了しました。事務所の公式発表では、兄弟2人の「俳優としてさらなる挑戦をしたい」という意思を尊重したと説明されています。
Q4:前田航基と前田旺志郎は現在も同じ事務所?
A4:はい。2026年には兄の航基さんが4月、弟の旺志郎さんが6月からBLUE LABELに所属し、同じ事務所で活動しています。
Q5:まえだまえだは解散した?
A5:正式な解散ではなく、無期限の活動休止状態です。2026年6月のイベントで旺志郎さん本人が説明しています。漫才復活についても現時点では具体的な予定は示されていません。
Q6:前田航基の代表作は?
A6:是枝裕和監督の映画『奇跡』、映画『ソロモンの偽証』シリーズ、映画『20歳のソウル』、単独初主演作『フィリピンパブ嬢の社会学』などが挙げられます。2026年には『見上げてごらん』にも出演しています。
まとめ:前田航基は2026年も俳優として新たな一歩を踏み出している
まえだまえだの兄・前田航基さんは、2026年現在、BLUE LABEL所属の俳優として活動しています。
2026年3月31日に松竹エンタテインメントとの専属契約を終了し、4月22日にBLUE LABELへの所属を発表。9月のドラマ『絶望できない男』、10月30日公開の映画『見上げてごらん』など、俳優としての仕事を続けています。
また、弟の前田旺志郎さんも2026年6月から同じBLUE LABELに所属しています。兄弟コンビ「まえだまえだ」は正式に解散したわけではなく、旺志郎さんの説明によれば無期限の活動休止状態です。
2007年のM-1グランプリで注目された小学生コンビは、現在、それぞれが俳優として新しい道を歩んでいます。
今後は『台風なんだって、明日』などの出演予定作を含め、前田航基さんがどのような役柄に挑戦していくのかが注目されます。子役や漫才師としての過去だけでなく、現在の出演作品を通して俳優・前田航基の成長を追っていきたいところです。