にゃんぱすーは、意味を理解すると使い方も難しくありません。基本的には、親しい相手に対するカジュアルな挨拶として使います。
にゃんぱすーの代表的な使い方
| 使用場面 | 使い方の例 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 朝の挨拶 | にゃんぱすー! | おはようの代わり |
| 昼の挨拶 | にゃんぱすー! | こんにちはの代わり |
| 夜の挨拶 | にゃんぱすー! | こんばんはの代わり |
| SNSの投稿 | にゃんぱすーなのん! | 作品ファンらしい親しみの表現 |
| ファン同士の交流 | にゃんぱすー! | 共通の作品を知っていることを示す |
ここで大切なのは、にゃんぱすーに厳密な時間帯の制限がないことです。
朝に使っても、昼に使っても、夜に使っても構いません。相手が『のんのんびより』を知っていれば、作品にちなんだ挨拶として受け取ってもらいやすくなります。
にゃんぱすーへの返し方に決まりはある?
にゃんぱすーを受け取ったとき、公式に定められた唯一の返答があるわけではありません。
自然な返し方としては、次のようなものが考えられます。
- 「にゃんぱすー!」と同じ言葉で返す
- 「おはよう!」など通常の挨拶で返す
- 「にゃんぱすーなのん!」と作品の雰囲気に合わせる
- 「れんげちゃんの挨拶だね!」と作品の話題につなげる
特にファン同士なら、同じ言葉を返すだけでも会話が成立します。
ただし、これは日常会話での応用例です。作中に定められた公式の返答パターンという意味ではありません。
「れんちょん」と一緒に使われる理由
宮内れんげは、ファンの間で「れんちょん」という愛称でも親しまれています。
にゃんぱすーという言葉が広まった背景には、発言者であるれんげのキャラクター性も関係しています。
独特の感性、落ち着いた口調、年齢からは想像しにくい発想。その組み合わせが、ほかのアニメキャラクターにはない印象を生み出しています。
テレビ東京の公式紹介でも、れんげは「独特の感性の持ち主」とされています。にゃんぱすーは、そうした人物像を象徴するフレーズとして定着しました。
【ネットで広まった理由】2013年アニメ流行語大賞で金賞を獲得

にゃんぱすーが単なるアニメの台詞にとどまらず、ネット上でも知られるようになった大きな節目が、2013年12月の「アニメ流行語大賞」です。
2013年12月3日、KADOKAWAが発表したプレスリリースでは、『のんのんびより』の宮内れんげの台詞「にゃんぱすー」が、2013年アニメ流行語大賞の金賞を受賞したことが紹介されています。
2013年の受賞結果は?
当時の受賞結果は次のとおりです。
| 順位 | フレーズ | 作品・キャラクター |
|---|---|---|
| 金賞 | にゃんぱすー | 『のんのんびより』宮内れんげ |
| 銀賞 | 駆逐してやる | 『進撃の巨人』エレン・イェーガー |
| 銅賞 | 俺はフリーしか泳がない | 『Free!』七瀬遙 |
出典は、KADOKAWAが2013年12月3日に公開した受賞に関するプレスリリースです。同資料では、アニメファンや原作漫画の読者からの投票が金賞という結果につながったと説明されています。
ここで注意したいのは、この賞がユーキャン新語・流行語大賞とは別の企画だということです。
あくまでガジェット通信が発表した「アニメ流行語大賞2013」であり、一般社会全体の流行語ランキングではありません。
それでも、当時のアニメファンの間で強い支持を集めたことを示す出来事です。
SNSで広まりやすかった3つの理由
にゃんぱすーがネット上で浸透した背景には、言葉そのものの特徴と、アニメの宣伝方法が関係しています。
1.短く、覚えやすい独特の響き
にゃんぱすーは短い言葉で、一般的な挨拶とは異なる音の組み合わせが印象に残ります。
長い台詞を覚える必要がなく、一度聞けば作品のキャラクターと結び付けやすいことが特徴です。
2.時間帯を問わず投稿できる
朝・昼・夜のどの時間帯でも使えるため、SNSの投稿やコメントの冒頭に取り入れやすい表現です。
「おはよう」「こんにちは」と使い分ける必要がなく、作品を知っている人同士なら一言で挨拶が成立します。
3.アニメ化に合わせたSNSでの発信
前述の原作漫画の担当編集者のインタビューによると、アニメ化の際、Twitterで発信するために印象に残り、つぶやきやすい言葉が選ばれました。
これは、にゃんぱすーが偶然ネットで流行しただけではなく、作品の宣伝に適したフレーズとしても活用されたことを示しています。
受賞後には「の」の字の飴を配布するイベントも開催
2013年12月7日には、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店で、『のんのんびより』の「の」の字の飴の無料配布イベントが開催されました。
この企画は、流行語大賞の金賞受賞を受けてファンへの感謝を伝えるために実施されたものです。
KADOKAWAの発表によると、飴は作中の田舎の駄菓子屋で売られているものをイメージして作られ、袋には宮内れんげを含む4人のキャラクターが描かれたラベルが付けられていました。
単に受賞を発表するだけではなく、作品の世界観に合わせたイベントまで実施されたことからも、当時の盛り上がりがうかがえます。
【2026年最新】『のんのんびより』の歴史とにゃんぱすーの現在
にゃんぱすーが生まれたのは2013年ですが、その後も『のんのんびより』はテレビアニメ、劇場版と展開を続けてきました。
2026年に作品を振り返るなら、シリーズの放送・公開時期を押さえておくと、言葉が広まった時代背景も理解しやすくなります。
アニメシリーズの主な展開
- 2013年10月~12月: テレビアニメ第1期『のんのんびより』放送。
- 2015年7月~9月: 第2期『のんのんびより りぴーと』放送。
- 2018年8月: 劇場版『のんのんびより ばけーしょん』公開。
- 2021年1月~3月: 第3期『のんのんびより のんすとっぷ』放送。
この放送・公開の流れは、MANTANWEBの第3期発表記事でも確認できます。
2026年になっても印象に残る理由
にゃんぱすーが長く記憶される理由は、流行語としてのインパクトだけではありません。
作品の中で、れんげというキャラクターの性格や日常の雰囲気と強く結び付いていることが大きな特徴です。
例えば、単に「こんにちは」と挨拶するだけなら、ほかのアニメ作品でもよくある場面です。しかし、れんげの場合は、独特な言葉遣いそのものがキャラクターの魅力になっています。
加えて、2013年の流行語大賞受賞やSNSでの発信を通じて、作品を見ていない人にもフレーズが届く機会が生まれました。
2026年現在、シリーズの第3期放送からも時間が経過していますが、にゃんぱすーは『のんのんびより』を象徴する言葉として認識されています。
新しい流行語が次々に登場する中でも、作品名やキャラクターと一緒に思い出される点が、このフレーズの特徴です。
【プロの結論】にゃんぱすーが長く愛される本当の理由
にゃんぱすーを調べると、単なるアニメの口癖以上の背景が見えてきます。
原作者あっと氏の自由な発想から生まれた言葉が、宮内れんげというキャラクターに与えられ、制作プロデューサーによって万能挨拶として説明され、アニメ化に伴うSNSでの発信を通じて広まっていきました。
この流れには、コンテンツにおける印象的な言葉の作られ方を考えるヒントがあります。
特に重要なのは、言葉の意味、キャラクターとの相性、広まり方の3つが一致していたことです。
- 意味の面では、時間帯を問わない便利な挨拶だった。
- キャラクターの面では、れんげの独特な感性と自然に結び付いていた。
- 発信の面では、短く覚えやすく、SNSで共有しやすかった。
この3つが重なったことで、にゃんぱすーは作品を代表するフレーズになりました。
【にゃんぱすーに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:にゃんぱすーの意味は何ですか?
A1:朝・昼・夜を問わず使える万能な挨拶です。『のんのんびより』の宮内れんげが使うオリジナル表現で、制作プロデューサーは「おはこんばんちわ」のような挨拶と説明しています。
Q2:にゃんぱすーの元ネタは何ですか?
A2:アニメ『のんのんびより』に登場する宮内れんげの台詞です。原作漫画の担当編集者は、誕生のきっかけを原作者あっと氏のノリと説明しています。
Q3:にゃんぱすーは方言ですか?
A3:特定地域の方言として生まれた言葉ではありません。制作プロデューサーと原作漫画の担当編集者の説明から、作品独自の造語として理解するのが適切です。
Q4:にゃんぱすーを使うキャラクターは誰ですか?
A4:宮内れんげです。声優は小岩井ことりが担当しています。れんげは旭丘分校に通う小学1年生で、語尾に「~のん」をつける口癖もあります。
Q5:にゃんぱすーへの正しい返し方は?
A5:公式に決められた返答はありません。「にゃんぱすー!」と同じ言葉を返したり、「おはよう」「こんにちは」など普通の挨拶で返したりすれば自然です。
Q6:にゃんぱすーは2013年の流行語大賞を受賞したのですか?
A6:はい。2013年のガジェット通信「アニメ流行語大賞」で金賞を受賞しました。ただし、ユーキャン新語・流行語大賞とは別の企画です。
Q7:にゃんぱすーの制作プロデューサーは誰ですか?
A7:KADOKAWAメディアファクトリーBC映像事業部の吉沼忍氏です。2013年11月のMANTANWEBのインタビューで、言葉の意味やれんげのキャラクター設定について説明しています。
まとめ:にゃんぱすーは『のんのんびより』を象徴する万能挨拶
にゃんぱすーは、『のんのんびより』の宮内れんげが使う、時間帯を問わないオリジナルの挨拶です。
その誕生には原作者あっと氏の発想があり、制作プロデューサーの吉沼忍氏によって「おはこんばんちわ」のような意味を持つ言葉として説明されました。
また、アニメ化に伴ってSNSで発信しやすいフレーズとして選ばれ、2013年にはアニメ流行語大賞の金賞を受賞。作品を代表する言葉として広く知られるようになりました。
方言説や猫の鳴き声に由来するという解釈よりも、れんげの自由な発想から生まれた作品独自の挨拶という理解が、制作関係者の説明に最も合致しています。
「にゃんぱすー!」の一言には、宮内れんげの個性と『のんのんびより』ののんびりした世界観が詰まっています。 その背景を知ると、何気ない挨拶も、作品を思い出す特別なフレーズとして楽しめるはずです。