2026年11月1日の神奈川ダービーは、横浜F・マリノスが4-2で勝利。前半に3点を奪った横浜FMが主導権を握り、後半にも追加点を挙げて川崎フロンターレを突き放した。
試合の流れを変えた前半の攻防
横浜FMは序盤から得点機会を作り、12分に遠野大弥が先制。28分には近藤友喜が追加点を決めた。
川崎は33分、フィリップ・ウレモヴィッチのゴールで1点差に迫る。しかし、横浜FMは41分に谷村海那がヘディングで決め、前半を3-1で折り返した。
後半11分にはジェイソン・キニョーネスがコーナーキックからヘディングシュートを決めて4-1。川崎は後半48分に大関友翔が得点したものの、試合をひっくり返すには至らなかった。
試合後の遠野大弥のコメント
この試合で先制点を決めた遠野は、横浜FMの公式試合レポートで、リーグ戦で引き分けが続いていた状況に触れ、勝利への手応えを語った。
遠野にとって川崎は過去に所属したクラブでもある。古巣との対戦で先制ゴールを決めたことも、この試合の印象的なポイントだった。
【得点者・試合経過】4-2を生んだ6ゴールを時系列で解説
今回の試合で注目したいのは、横浜FMが前半に3点を奪い、後半開始直後にも追加点を挙げたことだ。
得点経過を時系列で整理すると、川崎が反撃するたびに横浜FMがリードを広げた展開が見えてくる。
横浜FMの攻撃で光った3つのポイント
1. 途中出場の近藤友喜が結果を残した
ジョルディ・クルークスに代わって8分に投入された近藤が、28分にゴール。早い時間帯の選手交代が得点につながった。
2. サイドから中央への連係が機能した
谷村のゴールは、右サイドからの前進と宮市のパスが組み合わさったもの。単純なクロスだけでなく、ゴール前での連係が得点を生んだ。
3. セットプレーが追加点につながった
キニョーネスのゴールは松村晃助のCKから生まれた。試合の流れを決定づける4点目であり、横浜FMの攻撃の選択肢の多さを示した。
【スタメン・選手交代】両チームの布陣と勝敗を分けた采配
Jリーグ公式記録によると、両チームとも基本布陣は4-4-2。横浜FMは飯倉大樹、川崎はスベンド・ブローダーセンをGKに起用した。
横浜F・マリノスのスタメン
- GK:飯倉大樹
- DF:ジェイソン・キニョーネス、鈴木冬一、諏訪間幸成、木村卓斗
- MF:遠野大弥、山根陸、松村晃助
- FW:谷村海那、ジョルディ・クルークス、宮市亮
川崎フロンターレのスタメン
- GK:スベンド・ブローダーセン
- DF:ペドロ・ホマーノ、佐々木旭、三浦颯太、フィリップ・ウレモヴィッチ
- MF:山本悠樹、橘田健人、脇坂泰斗
- FW:伊藤達哉、マルシーニョ、デリキ・ラセルダ
主な選手交代
| 時間 | クラブ | 交代内容 |
|---|---|---|
| 8分 | 横浜FM | クルークス→近藤友喜 |
| 57分 | 横浜FM | 遠野→天野純、鈴木→井上太聖 |
| 64分 | 川崎F | 伊藤→山市秀翔、山本→大関友翔 |
| 70分 | 横浜FM | 天野→三井寺眞 |
| 78分 | 川崎F | マルシーニョ→小林悠、三浦→山原怜音 |
| 80分 | 横浜FM | 宮市→二田理央、山根→田中雄大 |
| 84分 | 川崎F | ウレモヴィッチ→丸山祐市、橘田→河原創 |
特に注目したいのは、川崎が64分に投入した大関友翔だ。終盤の90+3分にゴールを決め、交代出場から結果を残した。
一方、横浜FMは近藤の早い時間帯での投入が追加点に直結。試合開始直後の交代という予想外の展開に対応し、得点につなげた点は評価できる。
【現在の順位と戦力比較】川崎Fが7位、横浜FMが8位
2026年11月1日18時28分更新のJリーグ公式順位表では、川崎フロンターレが7位、横浜F・マリノスが8位となっている。
今回の勝利で横浜FMは勝点3を獲得したが、川崎との勝点差は1ポイント。順位の逆転には至っていない。
2026年11月1日時点の順位比較
| 比較項目 | 川崎フロンターレ | 横浜F・マリノス |
|---|---|---|
| 順位 | 7位 | 8位 |
| 勝点 | 22 | 21 |
| 試合数 | 13 | 13 |
| 勝利 | 6 | 5 |
| 引き分け | 4 | 6 |
| 敗戦 | 3 | 2 |
| 得点 | 27 | 20 |
| 失点 | 22 | 14 |
| 得失点差 | +5 | +6 |
出典:Jリーグ公式順位表。2026年11月1日18時28分更新。
川崎フロンターレの強みと課題
川崎の特徴は、リーグ13試合で27得点を記録している攻撃力だ。比較対象の横浜FMより7点多く、得点力では優位に立っている。
マルシーニョ、脇坂泰斗、伊藤達哉らを中心とした攻撃の選択肢は豊富だ。
ただし、22失点という数字は気になる。得点力を持ちながら守備面で失点を重ねており、今回の4失点もその課題を浮き彫りにした。
横浜F・マリノスの強みと課題
横浜FMは20得点と川崎より攻撃面の数字が少ないものの、失点は14。川崎より8点少なく、守備の安定感では上回っている。
今回の試合でも、ボール支配率は川崎が52%、横浜FMが48%だった。川崎がボールを保持する時間を作りながらも、横浜FMはシュート数15対12、枠内シュート数8対4で上回った。
つまり、ボールを保持することと、決定的なチャンスを作ることは別問題だ。今回の勝利は、横浜FMのフィニッシュの精度が結果に直結した試合だった。
【川崎対横浜の通算対戦成績】歴代の結果と直近6試合を検証
川崎フロンターレと横浜F・マリノスは、Jリーグの中でも長く対戦を重ねてきた神奈川県内のライバルだ。
通算成績を比較するときには、通常のJ1リーグとJ1百年構想リーグ、ルヴァンカップなどを区別する必要がある。
J1リーグの通算対戦成績
Jリーグデータサイトの2026年10月14日更新データでは、川崎Fから見たJ1通算成績は以下のとおりだった。
- 川崎F:19勝
- 引き分け:9試合
- 横浜FM:16勝
- 得点:川崎F65点、横浜FM62点
ここに11月1日の横浜FMの4-2勝利を反映すると、川崎F19勝9分17敗、得点67・失点66となる。
J1リーグに限定すれば、川崎がわずかに勝ち越しているものの、横浜FMが1勝差まで迫った形だ。
歴代の直近対戦結果
| 試合日 | 大会 | 対戦結果 |
|---|---|---|
| 2024年8月17日 | J1第27節 | 川崎F 1-3 横浜FM |
| 2025年4月9日 | J1第5節 | 川崎F 3-3 横浜FM |
| 2025年9月13日 | J1第29節 | 横浜FM 0-3 川崎F |
| 2026年3月22日 | J1百年構想リーグ | 川崎F 0-5 横浜FM |
| 2026年4月18日 | J1百年構想リーグ | 横浜FM 1-2 川崎F |
| 2026年11月1日 | J1第13節 | 横浜FM 4-2 川崎F |
この6試合だけを比較すると、横浜FMが3勝、川崎Fが2勝、引き分けが1試合となる。
注目すべきなのは、2026年の対戦で両クラブが大勝と敗戦を経験している点だ。
3月22日は横浜FMが5-0で勝利した一方、4月18日は川崎が2-1で勝利。そして11月1日は横浜FMが4-2で再び勝った。
一方のチームが継続的に圧倒しているわけではない。対戦時期やメンバー、試合の流れによって勝敗が変わる、実力の近いライバル関係が続いている。
【次回対戦日程】12月9日の天皇杯で再び神奈川ダービー!
今回のJ1第13節だけで川崎対横浜が終わるわけではない。
日本サッカー協会が発表した天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権大会の組み合わせによると、両クラブはラウンド16で再び対戦する。
11月7日の両チームの次戦
天皇杯の直接対決までには、J1リーグの試合も予定されている。
- 横浜FM:11月7日14時、日産スタジアムでファジアーノ岡山と対戦。
- 川崎F:11月7日16時、三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと対戦。
12月の再戦で注目したい3つのポイント
1. 川崎の守備修正
11月1日に4失点した川崎にとって、最優先課題は守備の立て直しだ。特に相手のサイド攻撃やセットプレーへの対応が注目される。
2. 横浜FMの決定力
今回4得点を挙げた横浜FMは、攻撃の形をどこまで再現できるかが鍵になる。近藤、谷村、遠野らの攻撃陣に加え、キニョーネスのセットプレーでの存在感も見逃せない。
3. カップ戦ならではの試合運び
天皇杯はリーグ戦とは異なる一発勝負の大会だ。リーグ戦の順位や直近の勝敗だけでは予測できない展開も考えられる。
【プロの結論】川崎対横浜は得点力だけでなく守備と決定力で評価する
今回の4-2という結果だけを見て、横浜FMが川崎より総合的に強いと断定するのは早い。
2026年11月1日時点のリーグ成績では、川崎が勝点22で7位、横浜FMが勝点21で8位。得点では川崎が上回り、失点では横浜FMが優位に立っている。
この数字から読み取れるのは、両チームの強みが異なるということだ。
川崎は攻撃の爆発力を持つ一方、守備の安定が課題。横浜FMは攻撃面で川崎に及ばないものの、失点を抑える力と試合を決めるフィニッシュの精度を持っている。
サッカーの試合を評価する際には、次の3つを分けて見ると理解しやすい。
- シーズン成績:長期的なチーム力を測る指標。勝点、得点、失点、得失点差を確認する。
- 試合内容:その日の戦術や選手交代、シュート数、決定機を確認する。
- 直接対決:相手との相性、セットプレー、守備対応、試合運びを確認する。
今回の試合では、川崎がボール支配率で上回りながら横浜FMが4点を奪った。これは、ボール保持率だけでは勝敗を説明できないことを示す具体例だ。
12月9日の天皇杯では、川崎が守備を修正して雪辱するのか、それとも横浜FMが再び勝利を手にするのか。11月1日の結果を踏まえたうえで、次の神奈川ダービーを観戦する価値は大きい。
【川崎対横浜に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年11月1日の川崎対横浜の試合結果は?
A1:横浜F・マリノスが川崎フロンターレに4-2で勝利しました。会場は日産スタジアムで、入場者数は40,738人でした。
Q2:川崎対横浜の得点者は誰?
A2:横浜FMは遠野大弥、近藤友喜、谷村海那、ジェイソン・キニョーネス。川崎Fはフィリップ・ウレモヴィッチ、大関友翔が得点しました。
Q3:2026年11月1日時点の順位は?
A3:川崎フロンターレが7位で勝点22、横浜F・マリノスが8位で勝点21です。両チームの勝点差は1ポイントです。
Q4:川崎対横浜のJ1通算対戦成績は?
A4:2026年11月1日の試合を反映すると、川崎Fから見て19勝9分17敗です。J1百年構想リーグやルヴァンカップなどは別大会として区別する必要があります。
Q5:川崎フロンターレと横浜F・マリノスの次回対戦はいつ?
A5:2026年12月9日(水)19時から、天皇杯ラウンド16で対戦します。会場はUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuです。
Q6:11月1日の試合はどこで開催された?
A6:神奈川県横浜市港北区の日産スタジアムで開催されました。横浜FMのホームゲームで、40,738人が来場しました。
まとめ:川崎対横浜の次戦は12月9日の天皇杯に注目
2026年11月1日のJ1第13節は、横浜F・マリノスが川崎フロンターレを4-2で破った。遠野大弥の先制点から始まり、近藤友喜、谷村海那、ジェイソン・キニョーネスが得点。川崎も2点を返したが、横浜FMのリードを覆せなかった。
リーグ順位では川崎が7位、横浜FMが8位と接近しており、シーズン全体の実力差は小さい。得点力の川崎と守備力・決定力の横浜FMという特徴の違いも明確になった。
そして、次回の直接対決は12月9日の天皇杯ラウンド16。今度は川崎のホームで開催される。
11月1日の敗戦を川崎がどう修正するのか。横浜FMが再び勝利を収めるのか。 次の神奈川ダービーは、両クラブの2026年シーズンを占う重要な一戦になりそうだ。