ホーム スポーツ 2022年カタールW杯日本代表スタメン全4試合を徹底解説!布陣と森保采配の全貌

2022年カタールW杯日本代表スタメン全4試合を徹底解説!布陣と森保采配の全貌

安曇 春香 安曇 春香 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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2022年カタールワールドカップで、日本代表はドイツとスペインという優勝経験国を相手に、いずれも2-1の逆転勝利を収めた。グループステージを首位で突破した一方、ラウンド16ではクロアチアと1-1で引き分け、PK戦の末に敗退。大会を通じて注目されたのが、森保一監督による大胆なスタメン変更と、試合状況に応じたフォーメーションの使い分けだった。

2026年に改めて振り返ると、ドイツ・コスタリカ戦では4-2-3-1を基本とし、スペイン・クロアチア戦では3-4-2-1の3バックを採用している。この記事では、日本サッカー協会(JFA)の公式記録とJリーグの試合記録をもとに、4試合それぞれの先発11人、交代選手、布陣の違いを整理。加えて、権田修一、吉田麻也、長友佑都らの継続起用と、堂安律、三笘薫、田中碧らの活躍から森保監督の選考傾向を読み解く。

【基本情報】2022年カタールW杯日本代表メンバー26名と大会成績

2022ワールドカップ日本代表スタメン

2022年11月に開幕したカタールワールドカップで、日本代表を率いたのは森保一監督だった。日本は7大会連続7回目のワールドカップ出場。グループEではドイツ、コスタリカ、スペインと対戦した。

JFAの大会登録メンバーは26名。ゴールキーパー3名とフィールドプレーヤー23名で構成され、海外クラブでプレーする選手も数多く選ばれた。

日本代表の登録メンバー一覧

GK(3名)

  • 川島永嗣
  • 権田修一
  • シュミット・ダニエル

DF・MF・FW(23名)

  • 長友佑都
  • 吉田麻也
  • 酒井宏樹
  • 谷口彰悟
  • 柴崎岳
  • 遠藤航
  • 伊東純也
  • 山根視来
  • 浅野拓磨
  • 南野拓実
  • 守田英正
  • 鎌田大地
  • 板倉滉
  • 町野修斗
  • 相馬勇紀
  • 三笘薫
  • 前田大然
  • 堂安律
  • 上田綺世
  • 田中碧
  • 冨安健洋
  • 伊藤洋輝
  • 久保建英

この26名のうち、全4試合でゴールマウスを守ったのが権田修一だ。守備の中心には吉田麻也、長友佑都が入り、攻撃では伊東純也、鎌田大地、前田大然らが先発を重ねた。

一方、堂安律、三笘薫、浅野拓磨は途中出場から試合の流れを変える役割を担った。登録メンバーの顔ぶれだけでなく、ベンチから誰を投入するかも日本の戦いを左右した。

日本代表の2022年W杯試合結果

  • 11月23日:ドイツ戦 2-1で勝利
  • 11月27日:コスタリカ戦 0-1で敗戦
  • 12月2日:スペイン戦 2-1で勝利
  • 12月6日:クロアチア戦 1-1、PK戦1-3で敗退

グループEでは2勝1敗、勝ち点6で首位通過。ドイツとスペインを破ったことは、日本代表のワールドカップ史に残る成果となった。クロアチア戦で敗れたものの、日本の最終順位は9位だった。

【完全一覧】ドイツ・コスタリカ・スペイン・クロアチア戦のスタメン11人

ここからは、検索されることの多い日本代表スタメン一覧を試合別に整理する。なお、クロアチア戦はグループステージではなく、決勝トーナメントのラウンド16に当たる。

以下のフォーメーションは、Jリーグ公式の試合分析や各選手の配置を踏まえた基本形だ。試合中には守備時と攻撃時で選手の立ち位置が変化している。

試合 基本布陣 日本代表の先発11人 試合結果・主な交代
ドイツ戦
11月23日
4-2-3-1 GK:権田修一
DF:酒井宏樹、板倉滉、吉田麻也、長友佑都
MF:遠藤航、田中碧、伊東純也、鎌田大地、久保建英
FW:前田大然
2-1で勝利。後半に冨安健洋、三笘薫、浅野拓磨、堂安律、南野拓実らを投入。
コスタリカ戦
11月27日
4-2-3-1 GK:権田修一
DF:山根視来、板倉滉、吉田麻也、長友佑都
MF:遠藤航、守田英正、堂安律、鎌田大地、相馬勇紀
FW:上田綺世
0-1で敗戦。浅野拓磨、伊藤洋輝、三笘薫、伊東純也、南野拓実らを投入。
スペイン戦
12月2日
3-4-2-1 GK:権田修一
DF:谷口彰悟、吉田麻也、板倉滉
MF:長友佑都、守田英正、田中碧、伊東純也、久保建英、鎌田大地
FW:前田大然
2-1で勝利。後半開始時に堂安律、三笘薫を投入。浅野拓磨、冨安健洋、遠藤航も起用。
クロアチア戦
12月6日
3-4-2-1 GK:権田修一
DF:谷口彰悟、吉田麻也、冨安健洋
MF:長友佑都、遠藤航、守田英正、伊東純也、鎌田大地、堂安律
FW:前田大然
1-1、PK戦1-3で敗戦。三笘薫、浅野拓磨、酒井宏樹、南野拓実、田中碧らを投入。

4試合を比較すると、権田修一、吉田麻也、長友佑都、伊東純也、鎌田大地は全試合で先発した。一方、最終ラインや中盤の組み合わせは対戦相手に応じて変更されている。

特に大きな変化は、スペイン戦から3バックを本格的に採用したことだ。ドイツ戦とコスタリカ戦で見られた4バックとは異なり、中央の守備人数を増やしながら、両サイドの選手を攻撃に参加させる形へ移行した。

【試合別検証①】ドイツ戦とコスタリカ戦で先発メンバーはどう変わった?

ドイツ戦:4-2-3-1から途中交代で逆転勝利

2022年11月23日のドイツ戦は、日本代表のグループステージ初戦だった。

森保監督は権田修一をGKに据え、酒井宏樹、板倉滉、吉田麻也、長友佑都の4人を最終ラインに配置。中盤では遠藤航と田中碧が守備のバランスを取り、前線には伊東純也、鎌田大地、久保建英、前田大然を並べた。

試合は前半33分にイルカイ・ギュンドアンのPKでドイツが先制。日本は前半を0-1で折り返した。

後半に入ると、森保監督は冨安健洋を投入。その後、三笘薫と浅野拓磨、さらに堂安律らをピッチへ送り込んだ。

この交代策が試合の流れを変える。後半75分に堂安律が同点ゴールを決め、83分には浅野拓磨が逆転ゴール。日本は優勝経験のあるドイツを相手に2-1の勝利を収めた。

注目すべきなのは、堂安と浅野がともに先発ではなく途中出場だったことだ。森保監督は試合開始時の11人だけで勝負を完結させるのではなく、後半の攻撃強度を高める選手をベンチに残していた。

コスタリカ戦:先発を入れ替えたものの攻撃が停滞

11月27日の第2戦では、ドイツ戦から先発メンバーを変更した。

守備陣では酒井宏樹に代わって山根視来が入り、中盤には田中碧ではなく守田英正を起用。攻撃陣も伊東純也、久保建英、前田大然ではなく、堂安律、相馬勇紀、上田綺世を先発に並べた。

つまり、同じ4-2-3-1を基本としながら、選手の組み合わせを大きく変えた試合だった。

しかし、ドイツ戦のような逆転劇は起きなかった。日本はボールを持つ時間があっても、コスタリカの守備を崩し切れず、81分にケイシェル・フジェルのゴールを許す。結果は0-1だった。

後半には浅野拓磨、伊藤洋輝、三笘薫、伊東純也らを投入したものの、得点には結び付かなかった。

この試合から分かるのは、先発メンバーを変更することと、攻撃が機能することは必ずしも同じではないという点だ。相手が守備を固める展開では、ドイツ戦のようにスペースを使った攻撃を仕掛けることが難しくなる。

【試合別検証②】スペイン戦・クロアチア戦の3バックとスタメン変更

スペイン戦:堂安律と三笘薫の投入が逆転劇を生む

12月2日のスペイン戦は、グループステージ突破を懸けた重要な一戦だった。

森保監督は、ここで基本布陣を4-2-3-1から3-4-2-1へ変更。最終ラインに谷口彰悟、吉田麻也、板倉滉を並べ、長友佑都と伊東純也を両サイドのウイングバックに配置した。

中盤の中央には守田英正と田中碧。前線では久保建英と鎌田大地がシャドーを務め、1トップに前田大然を起用した。

前半11分にアルバロ・モラタのゴールで先制された日本は、後半開始時に久保と長友を下げ、堂安と三笘を投入する。

すると堂安が同点ゴールを決め、続いて三笘の折り返しから田中碧が逆転ゴールを奪った。

この2得点によって日本は2-1で勝利。グループEを首位で突破した。

この試合で象徴的だったのは、堂安の得点力と三笘の突破力を同時に投入し、攻撃の性質を変えたことだ。加えて、田中碧が中盤からゴール前へ進出したことで、単なるサイド攻撃だけではない得点パターンを実現した。

先発の前田大然が相手の守備にプレッシャーをかけ、後半に入った選手たちが攻撃の局面を変える。スタメンと交代選手の役割が明確に分かれた試合だった。

クロアチア戦:3バックを継続し、最終ラインを変更

12月6日のラウンド16では、前回大会準優勝のクロアチアと対戦した。

日本はスペイン戦と同じ3-4-2-1を基本としたが、先発メンバーには変更があった。

最終ラインでは板倉滉に代わって冨安健洋が入り、中央の守備力を意識した構成となった。中盤には遠藤航が先発し、前線では久保建英に代わって堂安律が起用された。

GKは引き続き権田修一。谷口彰悟、吉田麻也、冨安健洋が3バックを形成し、両サイドには長友佑都と伊東純也が入った。

試合は前半43分に前田大然が先制。しかし後半55分にイバン・ペリシッチに同点ゴールを許し、延長戦でも決着はつかなかった。

森保監督は64分に三笘薫と浅野拓磨を投入。その後も酒井宏樹、南野拓実、田中碧を起用して勝負に出たが、追加点は生まれなかった。

最後はPK戦で1-3。日本はベスト8進出を逃した。

スペイン戦と同じ3バックを継続しながら、冨安や遠藤を先発に起用した点は重要だ。布陣を維持する一方で、対戦相手の特徴に合わせて守備と中盤の組み合わせを調整していた。

【戦術分析】森保一監督のスタメン選考と4-2-3-1・3バックの違い

2022年カタールW杯の日本代表を理解するうえで欠かせないのが、4-2-3-1と3-4-2-1の違いだ。

数字だけを見ると小さな変更に感じるかもしれないが、最終ラインの人数、サイドの役割、中盤の守備範囲、前線の選手配置が大きく変わる。

4-2-3-1は4人の最終ラインと2人のボランチが基本

4-2-3-1は、4人のディフェンダー、2人の守備的MF、3人の攻撃的MF、1人のFWで構成される布陣だ。

ドイツ戦とコスタリカ戦では、酒井宏樹や山根視来がサイドバックを担当。遠藤航、田中碧、守田英正らが中盤で守備と攻撃をつないだ。

この布陣の特徴は、サイドバックが守備ラインに残りやすく、中央に2人のボランチを配置できること。守備の基本形を整えやすく、攻撃では両サイドの選手を使って幅を確保できる。

3-4-2-1は3人のセンターバックとウイングバックが特徴

3-4-2-1は、3人のセンターバック、2人のウイングバック、2人の中央MF、2人のシャドー、1人のFWで構成される。

スペイン戦では谷口彰悟、吉田麻也、板倉滉が3バックを形成。クロアチア戦では板倉に代わって冨安健洋が入った。

この布陣では、長友佑都や伊東純也のようなサイドの選手がウイングバックを務める。攻撃時には高い位置を取って幅を作り、守備時には最終ラインに戻って5バックに近い形を形成できる。

また、前線の2人のシャドーが中央やサイドのスペースを使うことで、相手の守備陣に複数の対応を迫ることができる。

4試合から読み取れる森保監督の選考傾向

4試合のスタメンを比較すると、森保監督の起用には3つの特徴が見える。

1つ目は、チームの軸となる選手を継続して起用したこと。権田修一、吉田麻也、長友佑都、伊東純也、鎌田大地は4試合すべてで先発した。守備の安定感や中盤の連係を維持するため、中心選手を大きく入れ替えなかった。

2つ目は、対戦相手によって最終ラインと中盤の組み合わせを変えたこと。ドイツ戦とコスタリカ戦では4バックを基本とし、スペイン戦以降は3バックに変更。相手の攻撃力や試合展開を踏まえた戦術的な調整だった。

3つ目は、交代選手を攻撃の重要な選択肢として活用したこと。堂安律、三笘薫、浅野拓磨は、先発だけでなく途中出場でも大きな役割を果たした。ドイツ戦とスペイン戦の逆転勝利は、ベンチメンバーの質がチーム全体の競争力につながったことを示している。

つまり、森保監督のスタメン選考は、単純に調子の良い選手を並べるだけではなかった。基本となる選手を残しながら、試合ごとに布陣と役割を調整し、途中交代も含めて90分全体を設計する起用だった。

【プロの結論】2022年日本代表スタメンから見える本当の強さ

4試合の先発メンバーを振り返ると、2022年日本代表の強みは、特定の11人だけに依存しないチーム構成にあった。

権田修一、吉田麻也、長友佑都らが守備の基盤を支え、遠藤航や守田英正が中盤のバランスを整える。鎌田大地や伊東純也が攻撃の連係を作り、前田大然が前線から相手に圧力をかけた。

加えて、堂安律や三笘薫、浅野拓磨といった選手が途中から試合に入り、攻撃のテンポや突破力を変えた。

よくある3つの誤解

誤解1:日本代表は4試合すべて同じスタメンだった。

実際には、対戦相手に合わせて先発メンバーを変更している。ドイツ戦とコスタリカ戦でも組み合わせが異なり、スペイン戦とクロアチア戦でも複数の変更があった。

誤解2:日本代表は最初から3バックで戦っていた。

基本布陣はドイツ戦とコスタリカ戦が4-2-3-1、スペイン戦とクロアチア戦が3-4-2-1だった。大会中に戦術を切り替えたことが特徴だ。

誤解3:ドイツ戦とスペイン戦は先発メンバーの活躍だけで勝った。

両試合とも、途中出場した堂安律がゴールを決めている。ドイツ戦では浅野拓磨も決勝点を挙げ、スペイン戦では三笘薫の折り返しから田中碧が逆転ゴールを決めた。交代選手の働きが勝利を支えた。

過去の試合を戦術面から振り返る場合は、先発11人だけでなく、交代のタイミング、ポジション変更、得点に関わった選手まで確認することが大切だ。スタメン表だけでは見えてこないチームの設計が、試合記録には残されている。

【よくある質問】2022年ワールドカップ日本代表スタメンに関するFAQ

Q1:2022年カタールW杯の日本代表スタメンは誰でしたか?
A1:試合によって異なる。ドイツ戦は権田修一、吉田麻也、長友佑都、伊東純也、鎌田大地、前田大然らが先発。コスタリカ戦では山根視来、堂安律、相馬勇紀、上田綺世らが入り、スペイン戦とクロアチア戦では3バックを採用した。

Q2:日本代表はドイツ戦とスペイン戦に勝ったのですか?
A2:はい。ドイツ戦は2-1、スペイン戦も2-1で勝利した。両試合とも先制点を許した後に逆転しており、堂安律が両試合で得点を記録している。

Q3:日本代表はなぜ4バックから3バックに変更したのですか?
A3:スペイン戦以降は3人のセンターバックを配置し、守備の中央を厚くするとともに、長友佑都や伊東純也をウイングバックとして活用した。相手の攻撃に対応しながら、サイドから攻撃を仕掛ける狙いがあった。

Q4:三笘薫と堂安律は全試合で先発しましたか?
A4:いいえ。三笘薫は4試合すべて途中出場で、堂安律もドイツ戦とスペイン戦では途中出場だった。コスタリカ戦とクロアチア戦では堂安が先発している。

Q5:クロアチア戦の日本代表スタメンと結果は?
A5:GK権田修一、DF谷口彰悟・吉田麻也・冨安健洋、MF長友佑都・遠藤航・守田英正・伊東純也・鎌田大地・堂安律、FW前田大然の11人。試合は1-1で延長戦まで進み、PK戦で1-3と敗れた。

まとめ:2022年日本代表のスタメンは戦術変更と交代策が鍵だった

2022年カタールワールドカップの日本代表は、ドイツ戦、コスタリカ戦、スペイン戦、クロアチア戦の4試合で、それぞれの相手に合わせたスタメンとフォーメーションを採用した。

ドイツ戦とコスタリカ戦では4-2-3-1を基本とし、スペイン戦とクロアチア戦では3-4-2-1に変更。権田修一、吉田麻也、長友佑都らの継続起用を軸に、板倉滉、冨安健洋、遠藤航、田中碧らの組み合わせを調整した。

そして、堂安律、三笘薫、浅野拓磨といった交代選手が、ドイツ戦とスペイン戦の逆転勝利に大きく貢献した。

大会結果だけを見れば、日本はベスト16で敗退した。しかし、ワールドカップ優勝経験国のドイツとスペインを破り、グループEを首位で突破した実績は大きい。

2022年日本代表のスタメンを正しく理解するための判断基準は、単に誰が先発したかだけではない。誰を軸にし、どの布陣を選び、どのタイミングで交代選手を投入したのか。この3点を合わせて見ることで、森保一監督が目指したチーム戦術と、日本代表が世界の強豪に勝利できた理由がより鮮明になる。

参照した公式記録・試合資料

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