2026年のMLBレギュラーシーズンは9月27日に全日程を終え、10月28日にはワールドシリーズ第5戦でミルウォーキー・ブルワーズがタンパベイ・レイズを破り、球団史上初の世界一に輝いた。レギュラーシーズン最多の103勝を記録したブルワーズが、ポストシーズンでも圧倒的な強さを見せたシーズンだった。
ア・リーグではレイズ、ガーディアンズ、アストロズが地区優勝。ナ・リーグではブレーブス、ブルワーズ、ドジャースが地区を制した。この記事では、ア・リーグとナ・リーグ全30球団の最終成績を勝敗数・勝率・ゲーム差とともに整理し、ワイルドカード争いからポストシーズン、2026年ワールドシリーズの結果まで振り返る。
【2026年MLB順位表】ア・リーグとナ・リーグの最終結果
2026年の順位表で最も目を引くのは、ナ・リーグ中地区を独走したブルワーズの成績だ。
103勝59敗、勝率.636。
MLB全体で唯一の100勝超えを達成し、2位のロサンゼルス・ドジャースにも3勝差をつけた。加えて、地区2位のシカゴ・カブスとは14ゲーム差。年間を通して安定した戦いを続けたことが数字に表れている。
一方、ア・リーグではタンパベイ・レイズが98勝64敗で東地区を制覇。ナ・リーグ西地区ではドジャースが100勝62敗を記録し、リーグを代表する強豪として存在感を示した。
2026年の地区優勝チームは次の6球団となった。
- ア・リーグ東地区:タンパベイ・レイズ
- ア・リーグ中地区:クリーブランド・ガーディアンズ
- ア・リーグ西地区:ヒューストン・アストロズ
- ナ・リーグ東地区:アトランタ・ブレーブス
- ナ・リーグ中地区:ミルウォーキー・ブルワーズ
- ナ・リーグ西地区:ロサンゼルス・ドジャース
特筆すべきは、アストロズが81勝81敗という勝ち越しなしの成績で地区優勝を果たしたことだ。162試合制のMLBで、勝ち越しなしの地区優勝は異例の結果となった。
【全30球団一覧】2026年MLB最終順位表・勝敗数・勝率・ゲーム差
以下は2026年レギュラーシーズン終了時点のア・リーグ、ナ・リーグ全30球団の最終成績だ。
勝率は小数第3位まで表示。ゲーム差(GB)は、それぞれの地区首位を基準にしている。
| リーグ・地区 | 順位 | 球団 | 勝敗 | 勝率 | ゲーム差 | 最終結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AL東 | 1 | レイズ | 98勝64敗 | .605 | ― | 地区優勝 |
| AL東 | 2 | ヤンキース | 93勝68敗 | .578 | 4.5 | WC進出 |
| AL東 | 3 | レッドソックス | 87勝75敗 | .537 | 11.0 | WC進出 |
| AL東 | 4 | オリオールズ | 79勝82敗 | .491 | 18.5 | 敗退 |
| AL東 | 5 | ブルージェイズ | 79勝83敗 | .488 | 19.0 | 敗退 |
| AL中 | 1 | ガーディアンズ | 85勝77敗 | .525 | ― | 地区優勝 |
| AL中 | 2 | ホワイトソックス | 84勝78敗 | .519 | 1.0 | WC進出 |
| AL中 | 3 | ツインズ | 77勝85敗 | .475 | 8.0 | 敗退 |
| AL中 | 4 | タイガース | 76勝86敗 | .469 | 9.0 | 敗退 |
| AL中 | 5 | ロイヤルズ | 69勝93敗 | .426 | 16.0 | 敗退 |
| AL西 | 1 | アストロズ | 81勝81敗 | .500 | ― | 地区優勝 |
| AL西 | 2 | レンジャーズ | 80勝82敗 | .494 | 1.0 | 敗退 |
| AL西 | 3 | マリナーズ | 76勝86敗 | .469 | 5.0 | 敗退 |
| AL西 | 4 | アスレチックス | 64勝98敗 | .395 | 17.0 | 敗退 |
| AL西 | 5 | エンゼルス | 62勝100敗 | .383 | 19.0 | 敗退 |
| NL東 | 1 | ブレーブス | 94勝68敗 | .580 | ― | 地区優勝 |
| NL東 | 2 | フィリーズ | 88勝74敗 | .543 | 6.0 | WC進出 |
| NL東 | 3 | マーリンズ | 80勝82敗 | .494 | 14.0 | 敗退 |
| NL東 | 4 | ナショナルズ | 77勝85敗 | .475 | 17.0 | 敗退 |
| NL東 | 5 | メッツ | 74勝88敗 | .457 | 20.0 | 敗退 |
| NL中 | 1 | ブルワーズ | 103勝59敗 | .636 | ― | 地区優勝 |
| NL中 | 2 | カブス | 89勝73敗 | .549 | 14.0 | WC進出 |
| NL中 | 3 | パイレーツ | 82勝80敗 | .506 | 21.0 | 敗退 |
| NL中 | 4 | カージナルス | 77勝85敗 | .475 | 26.0 | 敗退 |
| NL中 | 5 | レッズ | 75勝87敗 | .463 | 28.0 | 敗退 |
| NL西 | 1 | ドジャース | 100勝62敗 | .617 | ― | 地区優勝 |
| NL西 | 2 | パドレス | 91勝71敗 | .562 | 9.0 | WC進出 |
| NL西 | 3 | ダイヤモンドバックス | 86勝76敗 | .531 | 14.0 | 敗退 |
| NL西 | 4 | ジャイアンツ | 65勝97敗 | .401 | 35.0 | 敗退 |
| NL西 | 5 | ロッキーズ | 58勝104敗 | .358 | 42.0 | 敗退 |
※WCはワイルドカード。成績は2026年9月27日のレギュラーシーズン終了時点。
この一覧から分かるのは、単純な勝利数だけでは各球団のシーズンを評価できないということだ。
例えば、ホワイトソックスは84勝78敗でア・リーグ中地区2位だったが、ワイルドカード枠を獲得。対して、ナ・リーグ西地区3位のダイヤモンドバックスは86勝76敗とホワイトソックスを上回る勝利数を記録しながら、ポストシーズン進出を逃した。
MLBでは地区優勝とワイルドカードの仕組みが、最終的な進出チームを左右する。
【地区優勝・ワイルドカード】2026年ポストシーズン進出12球団
2026年のMLBポストシーズンには、ア・リーグとナ・リーグからそれぞれ6球団、合計12球団が進出した。
内訳は各リーグの地区優勝3球団と、ワイルドカード3球団だ。
ア・リーグの進出チーム
地区優勝を果たしたのは、レイズ、ガーディアンズ、アストロズの3球団。
ワイルドカードからはヤンキース、レッドソックス、ホワイトソックスが勝ち上がった。
最終的なシード順とワイルドカードシリーズの組み合わせは次のとおり。
- 第1シード:レイズ
- 第2シード:ガーディアンズ
- 第3シード:アストロズ
- 第4シード:ヤンキース
- 第5シード:レッドソックス
- 第6シード:ホワイトソックス
ワイルドカードシリーズでは、アストロズ対ホワイトソックス、ヤンキース対レッドソックスという組み合わせになった。
ナ・リーグの進出チーム
ナ・リーグは、ブルワーズ、ドジャース、ブレーブスが地区優勝を達成。
ワイルドカードではパドレス、カブス、フィリーズが進出した。
- 第1シード:ブルワーズ
- 第2シード:ドジャース
- 第3シード:ブレーブス
- 第4シード:パドレス
- 第5シード:カブス
- 第6シード:フィリーズ
ワイルドカードシリーズはブレーブス対フィリーズ、パドレス対カブスとなった。
ワイルドカード順位で注目された球団
ア・リーグでは、ヤンキースが93勝68敗でワイルドカード最上位。レッドソックスは87勝75敗で続き、ホワイトソックスが84勝78敗で第3枠を確保した。
ナ・リーグではパドレスが91勝71敗、カブスが89勝73敗、フィリーズが88勝74敗という順番だった。
ここで押さえたいのが、地区優勝チームとワイルドカードチームではポストシーズンの進み方が異なる点だ。
各リーグの地区優勝チームのうち、勝率上位2球団にはディビジョンシリーズへの直接進出権が与えられる。2026年はレイズとガーディアンズ、ブルワーズとドジャースがこの権利を獲得した。
地区優勝を果たしても、必ずしもワイルドカードシリーズを免除されるわけではない。アストロズとブレーブスは地区優勝チームながら、ワイルドカードシリーズから戦うことになった。
【2026年の勢力図】ブルワーズ、ドジャース、レイズの強さを比較
2026年の順位表を分析すると、特に注目すべき球団はブルワーズ、ドジャース、レイズの3チームだ。
1. ブルワーズ:103勝でMLB全体のトップ
ブルワーズは103勝59敗、勝率.636という圧倒的な成績を記録した。
地区2位のカブスとの差は14ゲーム。さらに得失点差はプラス214で、全30球団の中でもトップだった。
勝利数だけでなく、得点と失点のバランスから見ても優れたシーズンだったことが分かる。
MLB公式のシーズン総括でも、ブルワーズは球団記録かつメジャー全体最多となる103勝を挙げたチームとして紹介されている。
2. ドジャース:100勝を達成したナ・リーグ西地区の王者
ロサンゼルス・ドジャースは100勝62敗、勝率.617。
ブルワーズに次ぐ勝利数を記録し、地区2位のパドレスには9ゲーム差をつけた。
得失点差もプラス201と非常に高く、レギュラーシーズンではリーグ屈指の安定感を示した。
ただし、レギュラーシーズンの強さがポストシーズンでもそのまま発揮されるとは限らない。ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4連敗し、ワールドシリーズ進出を逃した。
3. レイズ:ア・リーグ東地区を制した98勝の強豪
タンパベイ・レイズは98勝64敗、勝率.605。
ヤンキースとのゲーム差は4.5。レッドソックスにも11ゲーム差をつけて地区優勝を達成した。
加えて、ポストシーズンではガーディアンズを4勝2敗で下し、ア・リーグ王者としてワールドシリーズに進出した。
最終的にはブルワーズに敗れたものの、レギュラーシーズンからポストシーズンまで高い競争力を示した球団だった。
4. ガーディアンズとホワイトソックス:1ゲーム差の接戦
ア・リーグ中地区では、ガーディアンズが85勝77敗で地区優勝を決めた。
2位のホワイトソックスは84勝78敗。わずか1ゲーム差だった。
ホワイトソックスはこの接戦を制しきれなかったものの、ワイルドカード第3枠からポストシーズン進出を果たしている。
5. アストロズ:81勝81敗でも地区優勝
2026年の順位表で最も意外性があったのが、アストロズのア・リーグ西地区優勝だ。
81勝81敗という五分の成績ながら、レンジャーズの敗戦によって地区優勝が確定した。
レンジャーズは80勝82敗で1ゲーム差の2位。勝ち越しがなくても地区優勝できるという、162試合制のMLBでも珍しい結果になった。
このケースは、MLBの順位表を読む際に地区内の順位がいかに重要かを示している。
【ワールドシリーズ2026】ブルワーズがレイズを破り球団初の世界一
2026年のワールドシリーズは、ナ・リーグ王者ミルウォーキー・ブルワーズとア・リーグ王者タンパベイ・レイズの対決となった。
結果は、ブルワーズの4勝1敗。
10月28日の第5戦でブルワーズが4対1で勝利し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を達成した。
ワールドシリーズ全5試合の結果
- 第1戦:ブルワーズ 3-2 レイズ
- 第2戦:ブルワーズ 5-4 レイズ
- 第3戦:ブルワーズ 10-1 レイズ
- 第4戦:レイズ 4-3 ブルワーズ(延長12回)
- 第5戦:ブルワーズ 4-1 レイズ
第4戦ではレイズが延長12回の末に勝利し、シリーズ敗退を一度は先延ばしにした。
しかし、第5戦ではブルワーズが再び主導権を握った。
先発のジェイコブ・ミジオロウスキーが5回2/3を無失点に抑え、打線では新人のクーパー・プラットが2打点を記録。ウィリアム・コントレラスも重要な適時二塁打を放った。
コントレラスはワールドシリーズMVPにも選出されている。
ブルワーズが世界一に到達するまでの道のり
ブルワーズのポストシーズンは、次のような結果だった。
- ナ・リーグ地区シリーズ:パドレスに3勝1敗
- ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャースに4勝0敗
- ワールドシリーズ:レイズに4勝1敗
ポストシーズン全体では11勝2敗。
特にドジャースを相手にしたナ・リーグ優勝決定シリーズの4連勝は、2026年の大きなハイライトとなった。
MLB公式の報道によると、ブルワーズがミルウォーキーでワールドシリーズを制するのは、球団創設以来初めて。1982年以来となる44年ぶりのワールドシリーズ進出を、ついに初優勝という形で実らせた。
レギュラーシーズンの103勝という数字だけでなく、10月の短期決戦でも安定した投打の力を発揮したことが、2026年のブルワーズを特別な存在にした。
【MLB順位表の見方】勝率・ゲーム差・ワイルドカードの違い
MLBの順位表を正確に理解するには、勝敗数だけでなく、勝率やゲーム差の意味も知っておきたい。
勝率(PCT)の計算方法
勝率は次の計算式で求められる。
勝率=勝利数÷(勝利数+敗戦数)
例えば、ブルワーズの103勝59敗なら、
103÷(103+59)=約0.636
となる。
勝率は試合数が異なるチーム同士を比較する場合にも役立つ。
ゲーム差(GB)とは?
ゲーム差は、同じ地区の首位チームと比較して、何ゲーム離れているかを示す数字だ。
例えば、レイズの98勝64敗に対し、ヤンキースは93勝68敗。
この場合、ヤンキースのゲーム差は4.5となる。
ゲーム差は、首位チームとの勝敗の開きを合算して2で割ることで計算できる。
ワイルドカード順位は地区順位とは別
ワイルドカードは、地区優勝以外のルートからポストシーズンに進出するための枠だ。
各リーグ3球団が選ばれるため、地区順位で2位や3位でも進出の可能性が残る。
2026年のホワイトソックスは、その代表例だ。
ア・リーグ中地区ではガーディアンズに1ゲーム差で敗れたものの、ワイルドカード第3枠を確保した。
反対に、ダイヤモンドバックスは86勝を挙げながらナ・リーグ西地区3位となり、ワイルドカードにも届かなかった。
つまり、勝利数だけで全30球団のポストシーズン進出を判断することはできない。
2026年は161試合で終了した球団もある
順位表を確認する際に注意したいのが、全チームの勝敗数が必ずしも162試合分になっていないことだ。
2026年はヤンキースとオリオールズが161試合でシーズンを終えた。
MLB Stats APIを出典とする最終成績集計によると、9月27日に予定されていた両球団の試合は雨天中止となり、振替試合は実施されなかった。
そのため、ヤンキースの93勝68敗、オリオールズの79勝82敗という記録は、162試合に満たない数字になっている。
これは順位表の誤記ではなく、実際の最終成績を反映したものだ。
【MLB順位表2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のMLBで最も勝利数が多かった球団は?
A1:ミルウォーキー・ブルワーズだ。103勝59敗、勝率.636で全30球団のトップとなった。ナ・リーグ中地区でも2位のカブスに14ゲーム差をつけて優勝している。
Q2:2026年のワールドシリーズ優勝チームはどこ?
A2:ミルウォーキー・ブルワーズだ。10月28日の第5戦でタンパベイ・レイズを4対1で破り、シリーズ4勝1敗で球団史上初の世界一を達成した。ワールドシリーズMVPにはウィリアム・コントレラスが選ばれた。
Q3:2026年のMLBポストシーズンには何球団が進出した?
A3:アメリカン・リーグとナショナル・リーグから各6球団、合計12球団が進出した。各リーグの地区優勝3球団とワイルドカード3球団で構成される。
まとめ:【プロの結論】2026年MLB順位表から読み解くシーズンの本当の勢力図
2026年のMLBは、ブルワーズが103勝59敗という圧倒的な成績でレギュラーシーズンを終え、さらに球団初のワールドシリーズ優勝まで成し遂げたシーズンだった。
最終順位を振り返るうえで、押さえておきたい要点は次の4つだ。
1. 最多勝はブルワーズ: 103勝59敗、勝率.636でMLB全体の首位。
2. ドジャースも100勝を達成: ナ・リーグ西地区を制したが、優勝決定シリーズでブルワーズに敗退。
3. レイズはア・リーグの強豪: 98勝64敗で地区優勝し、ワールドシリーズまで進出。
4. 最終的な世界一はブルワーズ: レイズを4勝1敗で破り、球団史上初のタイトルを獲得。
プロの視点で順位表を読むなら、勝利数、勝率、ゲーム差、ポストシーズン進出経路の4項目をセットで確認することが大切だ。
レギュラーシーズンで100勝を達成したドジャースが優勝できず、103勝のブルワーズが世界一に到達した事実は、162試合の長丁場と短期決戦では求められる強さが異なることを示している。
また、81勝81敗のアストロズが地区優勝した一方、86勝のダイヤモンドバックスがポストシーズンに進めなかったことも、MLB独特の順位制度を理解するうえで象徴的な出来事だった。
2026年の最終順位表を振り返る最大の要点は、レギュラーシーズンの成績だけではなく、地区内の競争と10月の勝負強さまで含めて評価すること。
ブルワーズが刻んだ球団初の世界一という歴史的な結果とともに、2026年シーズンはMLBの勢力図を語るうえで記憶に残る一年となった。
主な参照資料: MLB公式の2026年レギュラーシーズン・ポストシーズン記録、CBS Sportsの最終順位・進出チーム一覧、MLB Stats APIを出典とする最終成績集計。