2002年生まれの和田はなさんは、日本将棋連盟に所属する女流棋士です。埼玉県和光市出身で、姉も女流棋士として活躍する和田あきさん。中学生時代にはアメリカで3年間生活し、現地の将棋大会でも優勝するなど、国内外で実績を積み重ねてきました。
2022年には第16回白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦で優勝。2026年には女流初段となり、プロ棋士として新たな段階に進んでいます。早稲田大学への進学、藤倉勇樹氏との師弟関係、プロ入りまでの道のり、そして2026年11月現在の対局成績まで、公式記録や本人のインタビューをもとに人物像を整理します。
【プロフィール】和田はなはどんな人物?出身地・年齢・学歴を紹介
和田はなさんは、将棋一家で育ち、幼い頃から将棋に親しんできた女流棋士です。
中学生時代の海外生活や大学進学を経験しながら競技を続け、18歳でプロ入りしました。
和田はなの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 和田はな(わだ・はな) |
| 生年月日 | 2002年1月14日 |
| 年齢 | 24歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 埼玉県和光市 |
| 所属 | 日本将棋連盟 |
| 女流棋士番号 | 69 |
| 現在の段位 | 女流初段 |
| 師匠 | 藤倉勇樹氏 |
| 姉 | 和田あき女流二段 |
| 大学 | 早稲田大学(2020年時点で在学) |
和光市の公式ホームページでは、和田はなさんのプロフィールや女流棋士としての活動が紹介されています。また、日本将棋連盟の関連団体である女流棋士会の名簿にも名前が掲載されています。
出身小学校・中学校・高校は?
和田はなさんの学歴を時系列で整理すると、次のようになります。
- 小学校:和光市立第三小学校
- 中学校:和光市立大和中学校
- 高校:細田学園高等学校
- 大学:早稲田大学
小学校から中学校までは和光市で過ごしましたが、中学2年生のときに家族とともにアメリカへ渡り、3年間を海外で生活しています。
高校は埼玉県の細田学園高等学校に進学。同校の公式発表によると、2019年には高校2年生として第27回全国高等学校文化連盟将棋新人大会女子の部に出場し、初出場で全国優勝を果たしました。
加えて、日本将棋連盟の全国高等学校将棋女子選抜大会の歴代優勝者記録にも、2019年の優勝者として和田はなさんの名前が掲載されています。
大学については、和光市の公式紹介で2020年時点の早稲田大学在学が確認できます。
ただし、2026年現在の卒業・在籍状況や学部については、更新された公式プロフィールで詳しい情報は公表されていません。
早稲田大学への進学と将棋の両立
和田はなさんの経歴で興味深いのは、将棋だけに専念するのではなく、大学での学びも大切にしてきた点です。
2023年に公開された将棋情報局のインタビュー動画でも、将棋と勉強の両立がテーマとして取り上げられています。
プロ棋士として対局を重ねる一方、学生としての生活も経験してきたことは、彼女のキャリアを理解するうえで見逃せないポイントです。
【経歴・年表】将棋を始めたきっかけからプロ入りまで
和田はなさんが将棋を始めた背景には、家族の存在がありました。
父親や兄、姉が将棋を指す家庭環境で育ち、幼い頃から自然に将棋を覚えていったといいます。
和光市の公式インタビューでは、本人が次のように話しています。
「私は、父や兄・姉が将棋を指しているのを見て育ち、自然に将棋のやり方を覚えました。」
将棋を始めたきっかけが、特別な出来事ではなく、日常生活の中にあったことが分かるエピソードです。
和田はなの主な経歴一覧
| 年・時期 | 関連人物・大会 | 出来事 |
|---|---|---|
| 幼少期 | 家族 | 父・兄・姉の影響で将棋に親しむ |
| 2011年 | 関東研修会 | 研修会に入会 |
| 2014年 | 女流アマ名人戦 | 優勝 |
| 2018年 | 第23回全米将棋大会 | 優勝 |
| 2019年 | 細田学園高等学校 | 全国高校将棋女子選抜大会で優勝 |
| 2020年7月 | 関東研修会 | B2クラスに昇級 |
| 2020年9月1日 | 日本将棋連盟 | 女流2級としてプロ入り |
| 2021年5月28日 | 女流順位戦 | 女流1級に昇級 |
| 2022年8月 | 第16回白瀧あゆみ杯 | 優勝 |
| 2026年 | 日本将棋連盟 | 女流初段として活動 |
中学生時代のアメリカ生活と全米将棋大会優勝
和田はなさんの経歴で特に印象的なのが、中学2年生から3年間にわたるアメリカ生活です。
父親の転勤に伴い、家族でアメリカへ渡りました。
将棋情報局が2023年に公開した『将棋世界』のインタビュー動画の紹介によると、滞在先はテキサス州ヒューストン。現地では研修会を休会し、将棋の勉強が難しい環境に置かれながらも、インターネットを活用して研鑽を続けていたとされています。
その努力が実を結んだのが2018年です。
和光市の公式記録には、第23回全米将棋大会での優勝が記されています。
海外で生活しながら将棋の実力を維持し、現地大会で結果を残したことは、彼女のキャリアを語るうえで重要な転換点です。
帰国後も全国大会で優勝
帰国後は細田学園高等学校で将棋を続け、2019年には全国高等学校将棋女子選抜大会で優勝しました。
同じ2019年には、第27回全国高等学校文化連盟将棋新人大会女子の部でも優勝しています。
中学生時代の海外経験を経て、国内の高校将棋界でもトップクラスの実績を残したことになります。
アメリカで将棋を続けた経験が、国内復帰後の競技活動にもつながっていたことがうかがえます。
【プロ入りの経緯】藤倉勇樹との師弟関係と女流棋士への道
和田はなさんがプロの女流棋士になるために歩んだ道のりには、日本将棋連盟の関東研修会が関係しています。
2011年に関東研修会へ入会
和田さんは2011年に関東研修会へ入会しました。
研修会は、将棋の実力を高めるための育成機関であり、女流棋士を目指す女性にとっても重要な登竜門です。
日本将棋連盟の制度では、女流棋士を目指す研修生は所定のクラスへの昇級などによって女流棋士資格を得る仕組みになっています。
和田さんの場合、海外生活による環境の変化もありましたが、将棋への取り組みを続け、2020年7月には関東研修会B2クラスへ昇級しました。
その後、女流棋士資格を取得し、2020年9月1日付で女流2級としてプロ入りしています。
当時18歳でした。
師匠は藤倉勇樹氏
和田はなさんの師匠は藤倉勇樹氏です。
和光市の公式プロフィールでは、2020年当時の肩書である藤倉勇樹五段門下と紹介されています。
姉の和田あきさんも同じく藤倉氏の門下です。
姉妹が同じ師匠のもとで将棋を学び、それぞれ女流棋士になったという点は、和田姉妹の経歴に共通する特徴です。
プロ入り後の昇級・昇段
和田さんは2020年のプロ入り後も、公式戦で経験を積み重ねてきました。
2021年5月28日には、第1期ヒューリック杯白玲戦の女流順位戦で好成績を収め、女流1級に昇級しています。
そして2026年には女流初段となりました。
女流棋士の段位は単純な在籍年数ではなく、勝ち星や棋戦での実績など、日本将棋連盟の昇段規定に基づいて決まります。女流初段への昇段は、プロ入り後の積み重ねを示す節目です。
【姉妹関係】和田あきとの関係は?同じ女流棋士として活躍
和田はなさんの姉は、同じく日本将棋連盟所属の女流棋士である和田あきさんです。
姉妹で将棋のプロとして活動していることから、2人の関係に関心を持つ将棋ファンも少なくありません。
姉・和田あきのプロフィール
| 項目 | 和田あき | 和田はな |
|---|---|---|
| 生年月日 | 1997年11月14日 | 2002年1月14日 |
| 出身地 | 北海道札幌市 | 埼玉県和光市 |
| 関係 | 姉 | 妹 |
| 師匠 | 藤倉勇樹氏 | 藤倉勇樹氏 |
| 女流棋士デビュー | 2014年 | 2020年 |
| 2026年の段位 | 女流二段 | 女流初段 |
和田あきさんは1997年生まれで、はなさんより約4歳年上です。
姉のあきさんは2014年に女流棋士としてデビューし、妹のはなさんは2020年にプロ入りしました。
姉の存在が将棋を始めるきっかけに
和田はなさんは、幼少期から父親や兄、姉が将棋を指している姿を見て育ちました。
姉の和田あきさんも、同じ家庭環境の中で将棋に親しんできた人物です。
姉妹で同じ競技に取り組み、同じ師匠のもとで成長してきたことは、2人のキャリアを結びつける大きな要素となっています。
ただし、姉妹だからといって棋士としての歩みが同じというわけではありません。
あきさんは2014年、はなさんは2020年にプロ入りしており、それぞれ異なる時期に実績を積み重ねています。
姉妹は現在も将棋界で活動
2026年7月に開催された第20回白瀧あゆみ杯では、姉の和田あき女流二段が現地の大盤解説会で聞き手を務めました。
妹のはなさんも本戦出場者として参加しています。
姉妹がそれぞれ異なる立場で同じ棋戦に関わっていたことは、現在の活動を象徴するエピソードです。
【代表的な実績】白瀧あゆみ杯優勝と和田はなの棋風・対局成績
和田はなさんの代表的な実績として挙げられるのが、2022年の第16回白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦での優勝です。
2022年、第16回白瀧あゆみ杯で優勝
2022年8月7日、第16回白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦の決勝戦が開催されました。
決勝の相手は、関東研修会C1所属だった砂原奏さんです。
和田さんはこの対局に勝利し、優勝を果たしました。
日本将棋連盟の公式棋戦情報でも、第16回の優勝者として和田はなさんの名前が掲載されています。
この大会は、若手女流棋士や研修生などが参加する新人登竜門戦です。
ただし、ここで押さえておきたいのは、白瀧あゆみ杯が女流タイトル戦とは異なる非公式戦であることです。
優勝は重要な実績ですが、女流王座や女流名人などのタイトル獲得と同じ意味ではありません。
優勝後の本人コメントから分かる勝負への姿勢
津田塾大学の梅五輪プロジェクトが公開した大会取材記事には、和田さん本人へのインタビューが掲載されています。
決勝戦について、本人は次のように振り返りました。
「序盤はもしかしたらなるかなと思っていた形になったので、ペースを握れたと思ったのですが、終盤がもたついてしまったのでそれは反省点かなと思います。」
優勝した対局についても、終盤の課題を冷静に振り返っている点が印象的です。
加えて、優勝者には活躍している棋士が多いという印象を持っており、自分もその先輩たちに続きたいという趣旨の抱負を語っています。
単に優勝という結果だけでなく、対局内容を振り返り、次の成長につなげようとする姿勢が伝わります。
和田はなの棋風は?中飛車から居飛車中心へ
和田さんの棋風については、戦型の変化が注目されます。
デビュー当初は中飛車を得意戦法としていましたが、その後は居飛車を中心とする指し方へと幅を広げています。
将棋データの集計サイトによる過去2年間の戦型登録19局では、次のような傾向が示されています。
| 戦型 | 登録局に占める割合 |
|---|---|
| 雁木 | 31.6% |
| 対振り飛車 | 21.1% |
| 矢倉 | 15.8% |
| 角換わり | 10.5% |
| 居飛車の力戦 | 10.5% |
| 相掛かり | 5.3% |
| 四間飛車 | 5.3% |
この数字からは、現在の和田さんが居飛車系の戦型を多く採用していることが分かります。
特に雁木や対振り飛車の戦いが目立ちます。
ただし、これは登録された19局を対象にした集計であり、全対局を網羅した公式の棋風評価ではありません。
デビュー当初の得意戦法に固定されず、さまざまな戦型を取り入れていることが、現在の将棋の特徴を理解する手掛かりになります。
【2026年最新】和田はな女流初段の現在と対局成績
2026年現在、和田はなさんは日本将棋連盟所属の女流初段として活動しています。
女流棋士としての活動は継続しており、白玲戦をはじめ、女流王座戦や女流王位戦などの公式棋戦にも出場しています。
2026年度の公式対局成績
日本将棋連盟が公表している今年度成績によると、和田はなさんの2026年度成績は次のとおりです。
なお、これは2026年度(4月1日以降)の成績です。暦年の2026年1月からの成績とは集計期間が異なります。
白玲戦ではD級で対局
2025~2026年に開催された第6期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦では、D級に在籍し、4勝4敗の成績を残しました。
続く2026~2027年の第7期でもD級で戦っています。
日本将棋連盟の公式対局表では、2026年10月20日の初戦で森本理子女流1級に敗れ、掲載時点では0勝1敗となっています。
D級は女流順位戦の中で上位クラスへの昇級を目指す段階です。
和田さんにとって、今後の白玲戦で成績を伸ばし、上位クラスへの昇級を実現できるかは注目点の一つです。
2026年の主な活動
2026年は白玲戦だけでなく、複数の棋戦に出場しています。
- ヒューリック杯白玲戦
- リコー杯女流王座戦
- 大山名人杯倉敷藤花戦
- 女流王位戦
- 大成建設杯清麗戦
- マイナビ女子オープン
また、2026年7月の第20回白瀧あゆみ杯では本戦出場者に名を連ねました。
優勝したのは岩崎夏子女流初段で、和田さんは本戦出場者として参加しています。
【プロの結論】和田はなの今後を評価する3つのポイント
和田はなさんの将棋人生を評価するうえで、注目したいのは次の3点です。
1. 海外生活を経験しても競技を継続した適応力
中学生時代に3年間アメリカで生活し、将棋の練習環境が変化する中でもネットを活用して研鑽を続けました。帰国後に高校将棋の全国大会で優勝したことは、その努力を示す実績です。
2. 戦型の幅を広げてきたこと
中飛車を得意としていた時期から、居飛車中心の戦型へと変化しています。戦型の選択肢を増やすことは、対局相手や局面に応じた柔軟な対応につながります。
3. 女流初段から上位クラスを目指す段階にあること
2026年には女流初段となり、プロとして次のステップに進みました。今後は白玲戦での昇級や、主要女流棋戦での予選突破、さらに本戦での活躍が期待されます。
特に注目したいのは、2022年の白瀧あゆみ杯優勝という実績を、今後の公式棋戦でどこまで発展させられるかという点です。
和田はなに関するよくある質問(FAQ)
Q1:和田はなは何歳で、出身地はどこですか?
A1:2002年1月14日生まれで、2026年11月現在24歳です。出身地は埼玉県和光市です。
Q2:和田はなの姉は誰ですか?
A2:姉は女流棋士の和田あきさんです。姉妹はともに藤倉勇樹氏門下で、日本将棋連盟に所属しています。
Q3:和田はなは早稲田大学出身ですか?
A3:和光市の公式プロフィールでは、2020年時点で早稲田大学に在学していたことが紹介されています。2026年現在の卒業状況や学部については、詳細な公表情報が確認できません。
Q4:和田はなの代表的な優勝実績は何ですか?
A4:2018年の第23回全米将棋大会、2019年の高校女子将棋大会、2022年の第16回白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦などの優勝実績があります。
Q5:2026年現在の段位は何段ですか?
A5:2026年11月現在、女流初段です。日本将棋連盟の公式対局記録でも女流初段として掲載されています。
まとめ:和田はなのこれまでの歩みと今後の注目点
和田はなさんは、家族の影響で将棋に親しみ、関東研修会で研鑽を積み、18歳でプロ入りした女流棋士です。
中学生時代にはアメリカで3年間生活し、第23回全米将棋大会で優勝。帰国後も高校将棋の全国大会で実績を残し、2022年には第16回白瀧あゆみ杯で優勝しました。
姉の和田あきさんも女流棋士であり、藤倉勇樹氏を師匠とする姉妹として、それぞれのキャリアを歩んでいます。
2026年現在は女流初段。公式成績では年度13局6勝7敗で、白玲戦D級を中心に対局経験を積んでいます。
今後の注目点は、女流順位戦での昇級、主要棋戦での本戦進出、そして白瀧あゆみ杯優勝に続く新たな実績です。
和田はなさんの魅力は、単なる若手女流棋士という肩書だけではありません。海外生活を経験しながら将棋を続け、学業と競技を両立し、自分の戦型を模索してきた歩みにあります。
女流初段からさらに上を目指す2026年以降の活躍に注目したい棋士の一人です。