KICK THE CAN CREWのメンバーは、KREVA、LITTLE、MCUの3人です。それぞれ異なるラップスタイルと音楽的な個性を持ち、グループの楽曲では3人の声や表現が組み合わさることで独特の世界観を生み出しています。
2026年11月5日時点の年齢と基本プロフィールは次のとおりです。
生年月日は各メンバーの公式プロフィールおよびアーティスト情報を参照。年齢は2026年11月5日時点の満年齢です。
KREVA:グループの音楽性を支える実力派ラッパー
KREVAは、KICK THE CAN CREWの中心的なMCであり、日本のヒップホップシーンを代表するアーティストの一人です。
グループ活動と並行して、幼なじみのCUEZEROとのユニットBY PHAR THE DOPESTでも活動。2004年にはシングル「音色」でソロメジャーデビューしました。
2006年に発表したアルバム『愛・自分博』は、HIP-HOPソロアーティストとして史上初のオリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得しています。
その後も、楽曲提供、プロデュース、ライブ活動を展開。ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS』や『ムーラン・ルージュ』の日本語詞を担当するなど、活動領域を広げてきました。
2024年4月には所属事務所から独立。2025年にはアルバム『Project K』と全国ツアーを展開し、2026年もソロアーティストとして活動を続けています。
LITTLE:グループのリーダーであり、独自の韻を追求するMC
LITTLEは1976年5月7日生まれ、東京都八王子市出身です。
KICK THE CAN CREWではリーダーを務め、独特の言葉選びや自由度の高いラップスタイルでグループの個性を形作ってきました。
1998年にミニアルバム『いいの』でソロデビュー。2001年にはソロ初のフルアルバム『Mr.COMPACT』を発表しています。
2004年のグループ活動休止後は、ソロ活動に加え、MCUとのユニット「UL」や「アスタラビスタ」でも活動。地元・八王子に根差した「八王子少年」というユニットにも取り組んでいます。
また、韻の魅力を広める「愛韻家協会」の設立や「LOVE RHYME AWARD」の開催など、ラップの言葉遊びそのものを文化として発信する活動も特徴です。
MCU:音楽とゲームカルチャーを横断するMC
MCUは1973年8月1日生まれ、東京都巣鴨出身です。3人の中では最年長にあたります。
16歳のときにDJ TATSUTAらと「Radical Freaks」を結成し、音楽活動を開始。1997年にKREVA、LITTLEとKICK THE CAN CREWを結成しました。
2004年の活動休止後はソロ活動を本格化。2010年には、それまでの活動をまとめたアルバム『BEST OF MCU』をリリースしています。
2011年にはLITTLEと「UL」を結成。加えて、音楽だけでなくゲーム関連の活動にも力を入れてきました。
特に知られているのが、ゲームへの深い愛情です。Nintendo Switch用ソフト『プロ野球 ファミスタ エボリューション』のテーマソングを担当したほか、ゲーム作品への出演やゲームイベントの企画にも携わっています。
2026年には新曲「guinea pig」を発表。11月には自身がプロデュースする「百獣ゲームランド Vol.2」の開催も予定されています。
【結成秘話】KICK THE CAN CREWはなぜ3人で結成された?
KICK THE CAN CREWの結成は1997年です。
KREVA、LITTLE、MCUという3人のMCが集まって生まれたグループで、当初から音楽業界の企画によって作られたユニットというわけではありません。
結成の背景を知るうえで興味深いのが、初期の楽曲制作のスタイルです。
2017年の再始動時にKREVAが音楽メディアのインタビューで振り返った内容によると、初期の3人は「カンケリ」や「タカオニ」などを作っていた頃のように、誰かに指示されるのではなく、自分たちで集まって音楽を作っていました。
この自然な関係性が、後のグループの個性につながっています。
3人の組み合わせが生み出した独自性
KICK THE CAN CREWの魅力は、3人のラップスタイルが同じではないことです。
- KREVA:楽曲制作やトラックメイクを含めた総合的な音楽表現
- LITTLE:言葉の響きや韻を重視する独創的な表現
- MCU:幅広いカルチャーを取り込む柔軟な表現
3人がそれぞれの個性を保ちながら、一つの楽曲に参加することで、単独のMCでは生まれにくい掛け合いや展開が実現しました。
KREVAも2017年のインタビューで、3人の声が合わさることで生まれる「KICK THE CAN CREWの声」という独自の魅力について語っています。
【活動休止から再始動まで】2004年・2014年・2017年の違い
KICK THE CAN CREWの歴史を理解するうえで、特に重要なのが2004年、2014年、2017年の3つの転換点です。
2001年:メジャーデビューとヒット曲の連発
2001年5月23日、シングル「スーパーオリジナル」でメジャーデビュー。
その後、「イツナロウバ」「クリスマス・イブRap」「マルシェ」「アンバランス」などを発表し、ヒップホップを幅広い音楽ファンに届ける存在になりました。
2002年:NHK紅白歌合戦に初出場
2002年には第53回NHK紅白歌合戦に初出場。
歌唱曲は「マルシェ」でした。
ヒップホップグループとして紅白の舞台に立ったことは、当時の日本の音楽シーンにおいても大きな出来事でした。
2004年6月:人気絶頂期に活動休止
2004年6月、グループは活動休止を発表します。
メジャーデビューから約3年という短い期間での活動休止でした。
その後は3人がそれぞれのソロ活動に専念します。
KREVAは同年9月に「音色」でソロメジャーデビュー。LITTLEとMCUも個々の作品制作やユニット活動を進めました。
2014年8月:ROCK IN JAPAN FESTIVALで再登場
活動休止から10年が経過した2014年、KICK THE CAN CREW名義で「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」に出演しました。
この出演はファンにとって大きなサプライズとなりました。
ただし、2014年の出演と2017年の本格再始動は区別する必要があります。2014年はフェスへの再登場であり、新作アルバムを伴う継続的な活動再開は2017年です。
2017年:結成20周年を機に本格再始動
再始動の決定的なきっかけになったのは、結成20周年という節目でした。
KREVAはJ-WAVEのインタビューで、2014年のフェス出演後に再結成を求める声があったこと、そして2015年末に2017年が結成20周年だと気づき、その時期を目指して制作を始めたことを明かしています。
2017年には約14年ぶりのオリジナルアルバム『KICK!』を発売。日本武道館での「復活祭」や全国ツアー「LIVE TOUR 2017“タコアゲ”」も開催しました。
活動の重要年表
| 年 | 出来事 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 1997年 | 3人で結成 | KICK THE CAN CREW誕生 |
| 2001年 | メジャーデビュー | ヒット曲を次々に発表 |
| 2002年 | NHK紅白歌合戦出場 | 「マルシェ」を披露 |
| 2004年6月 | 活動休止 | 各自のソロ活動へ |
| 2014年8月 | ROCK IN JAPAN出演 | グループ名義で再登場 |
| 2017年 | 本格再始動 | 『KICK!』発売・復活祭 |
| 2018年 | 「住所 feat. 岡村靖幸」発売 | 新たな音楽活動を展開 |
| 2022年 | 『THE CAN』発売 | 通算5作目のオリジナルアルバム |
| 2026年 | 対バン出演・記念再発 | 過去の代表曲を新たな形で展開 |
【代表曲とアルバム】KICK THE CAN CREWの名曲を振り返る
KICK THE CAN CREWには、ヒップホップに詳しくない人でも耳にしたことがある代表曲が複数あります。
特に初期の楽曲は、キャッチーなメロディーとラップを組み合わせた構成が特徴です。
代表曲5選
1. マルシェ
2002年1月23日発売のシングルです。
KICK THE CAN CREWを代表するヒット曲であり、同年のNHK紅白歌合戦で披露されました。
印象的なフレーズと勢いのあるラップが特徴で、グループの知名度を広げた重要な作品です。
2. クリスマス・イブRap
2001年11月7日発売のメジャー4枚目のシングルです。
山下達郎の「クリスマス・イブ」をサンプリングした楽曲で、クリスマスシーズンを代表するJ-HIP-HOP作品の一つとして知られています。
原曲の冬らしい雰囲気とラップを融合させた構成が大きな特徴です。
3. イツナロウバ
2001年7月11日発売。
軽快なリズムと親しみやすいメロディーが特徴で、初期のKICK THE CAN CREWを象徴する楽曲です。
4. アンバランス
2002年8月28日発売。
3人のラップの掛け合いと楽曲の展開が印象的な作品です。初期のヒット曲を知るうえで欠かせません。
5. 住所 feat. 岡村靖幸
2018年8月29日発売。
再始動後のKICK THE CAN CREWが岡村靖幸を迎えて発表したシングルです。以前のヒット曲とは異なる音楽的なアプローチも楽しめます。
2022年のアルバム『THE CAN』とは?
『THE CAN』は、2022年3月30日に発売された通算5作目のオリジナルアルバムです。
全11曲を収録し、活動休止と再始動を経験した3人だからこそ表現できる音楽性が盛り込まれています。
主な収録曲は以下のとおりです。
- THE CAN (KICK THE CAN)
- YEAH! アガってこうぜ
- We don't Get Down
- 準備
- トライは無料
- カンヅメ
- Playground
- 今こそ寄ってこい feat. RYO the SKYWALKER & NG HEAD
- Boots
- 玄関
- 住所 feat. 岡村靖幸 (Extended Ver.)
注目したいのは「Boots」と「THE CAN (KICK THE CAN)」です。
「Boots」は時間を重ねた3人の表現力が感じられるバラードナンバー。一方、「THE CAN (KICK THE CAN)」は、グループ初期を思わせる「カンケリ」の2022年版ともいえる作品です。
懐かしさだけに頼らず、現在の3人の音楽を提示したアルバムといえます。
【2026年最新情報】3人の現在の活動とKICK THE CAN CREWの出演情報
2026年のKICK THE CAN CREWは、グループ名義でのライブ出演に加え、過去の代表曲の記念リリースという新しい動きを見せています。
2026年2月:RIP SLYME主催の「BACK to BACK」に出演
2026年2月2日、KICK THE CAN CREWはRIP SLYME主催の対バンライブ「BACK to BACK」に出演しました。
会場は東京・豊洲PIT。
KICK THE CAN CREWとRIP SLYMEは、ともに2001年にメジャーデビューしたヒップホップグループです。
同じ時代に日本のヒップホップシーンを盛り上げてきた2組が共演したことは、2026年のグループ活動における大きなトピックです。
2026年11月25日:「クリスマス・イブRap」発売25周年記念リリース
2026年9月24日、KICK THE CAN CREWの公式サイトは「クリスマス・イブRap」の発売25周年を記念した再リリースを発表しました。
発売日は2026年11月25日です。
今回は2026 Remaster音源を使用し、10インチアナログ盤と復刻新装版CDの2形態で発売されます。
| 商品 | 価格(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 10インチアナログ盤 | 3,300円 | 2026 Remasterと2001 Original Mastering |
| 復刻新装版CD | 2,200円 | 新旧音源と両バージョンのインストゥルメンタル |
マスタリングはニューヨークのSterling Soundに所属するChris Gehringerが担当。
アナログ盤ではA面に2026 Remaster、B面に2001 Original Masteringを収録し、25年の時間を隔てた音源を比較できる仕様になっています。
CDにはそれぞれのインストゥルメンタル音源も収録されます。
この再リリースは、単なる過去作品の再発売ではありません。2001年に発表された楽曲を、2026年の音質とパッケージで改めて楽しめる記念企画です。
KREVAの現在:ソロ活動と音楽プロデュース
KREVAは2026年もソロアーティストとして活動しています。
2025年にはアルバム『Project K』を発表し、全国19都市21公演のツアーを開催。2026年には日比谷音楽祭への出演や、5月22日の「KREVA Premium Orchestra Concert -ENCORE-」など、異なる音楽表現に挑戦しています。
作詞・作曲・トラックメイク・ラップ・プロデュースを自身で手掛けるスタイルは変わらず、アーティストとしての活動領域を広げています。
LITTLEの現在:UL・アスタラビスタ・八王子少年
LITTLEは2026年も複数の音楽プロジェクトに取り組んでいます。
現在の主な活動は次のとおりです。
- KICK THE CAN CREWとしての活動
- MCUとのユニット「UL」
- ヒップホップユニット「アスタラビスタ」
- 八王子を拠点とした「八王子少年」
- 愛韻家協会やLOVE RHYME AWARDなどの活動
特に注目したいのは、韻を踏むことの面白さを音楽の枠を超えて発信している点です。
グループのリーダーとしての活動だけでなく、ライマーとしての独自の文化づくりにも力を注いでいます。
MCUの現在:新曲とゲーム関連イベント
MCUは2026年、音楽活動とゲームカルチャーを結びつけた活動を積極的に展開しています。
公式プロフィールでは、2026年9月に新曲「guinea pig(C/W ラブハドフ外伝)」を発表したことが紹介されています。
また、ゲーム関連のイベントとして以下の予定が公開されています。
- 2026年11月7日:RETRO GAME SUMMIT Lv.6
- 2026年11月15日:百獣ゲームランド Vol.2
- 2026年11月22日:『れとろげ!X』
百獣ゲームランドは、MCUが愛するゲームや80年代・90年代のカルチャーをテーマにしたイベントです。
音楽活動に加えて、ゲームを通じた独自の表現活動を続けている点が、MCUの大きな特徴です。
2026年11月現在、グループとしての次回ライブは?
2026年11月5日時点で、KICK THE CAN CREWの公式情報に掲載されている2026年のグループ出演情報としては、2月2日の「BACK to BACK」が確認できます。
9月には「クリスマス・イブRap」の記念再発も発表されていますが、11月25日の発売はライブ出演ではなく音源リリースです。
そのため、2026年の動向を見る際には、次の2つを分けて考える必要があります。
- グループとしての活動: 対バンライブ出演、楽曲の記念リリースなど。
- 個人としての活動: KREVAのソロライブ、LITTLEのユニット活動、MCUのゲーム関連イベントなど。
また、2024年4月の公式発表では、KREVAの事務所独立後もKICK THE CAN CREWはLITTLE・KREVA・MCUの3人で活動していくことが明言されています。メンバー交代が発表されたわけではありません。
【プロの結論】KICK THE CAN CREWが長く支持される理由とは?
KICK THE CAN CREWの歴史を振り返ると、単にヒット曲を生み出したグループというだけでは説明できない魅力があります。
その本質は、3人がそれぞれ独立した音楽活動を続けながら、グループとして集まったときにしか生まれない表現を持っていることです。
2004年の活動休止後、KREVAはソロアーティストとして大きく成長し、LITTLEは韻を追求する活動を広げ、MCUはゲームなど異なるカルチャーとの接点を増やしました。
それぞれが別の方向へ進んだからこそ、2017年の再始動では、単純な過去の再現ではない新しい音楽を生み出せたと考えられます。
また、2022年の『THE CAN』や2026年の「クリスマス・イブRap」記念再発を見ると、過去の代表曲を大切にしながら、現在の音楽活動へつなげている姿勢も読み取れます。
KICK THE CAN CREWをこれから聴く人には、次の順番がおすすめです。
1. 「マルシェ」でグループの代表的なサウンドを知る。
2. 「クリスマス・イブRap」で3人のラップと楽曲構成を楽しむ。
3. 『KICK!』で再始動後の音楽性に触れる。
4. 『THE CAN』で現在の3人が表現するサウンドを聴く。
5. それぞれのソロ作品からメンバー個人の個性を深掘りする。
2000年代のヒット曲だけを知っている人も、2017年以降の作品を知らない人も、両方の時代を聴き比べることで、グループの変化と魅力をより深く理解できます。
【キックザカンクルーのメンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:KICK THE CAN CREWのメンバーは誰ですか?
KREVA、LITTLE、MCUの3人です。1997年に結成された日本のヒップホップグループで、3人全員がMCを担当しています。
Q2:KICK THE CAN CREWのメンバーの年齢は何歳ですか?
2026年11月5日時点では、KREVAが50歳、LITTLEが50歳、MCUが53歳です。
Q3:KICK THE CAN CREWは解散したのですか?
2004年6月に活動休止を発表しましたが、解散を意味するものではありません。2014年にROCK IN JAPAN FESTIVALへ出演し、2017年に本格的な活動再開を果たしています。
Q4:KICK THE CAN CREWが紅白歌合戦で歌った曲は何ですか?
2002年の第53回NHK紅白歌合戦で「マルシェ」を披露しました。
Q5:KICK THE CAN CREWの代表曲は何ですか?
「マルシェ」「クリスマス・イブRap」「イツナロウバ」「アンバランス」などが代表曲です。
Q6:KICK THE CAN CREWの最新アルバムは何ですか?
2022年3月30日発売の『THE CAN』です。通算5作目のオリジナルアルバムで、全11曲を収録しています。
Q7:2026年もKICK THE CAN CREWの3人は活動していますか?
はい。2026年2月にはRIP SLYME主催の「BACK to BACK」にグループとして出演しました。また、11月25日には「クリスマス・イブRap」の25周年記念リマスター盤が発売予定です。個人でもそれぞれ音楽活動を続けています。
Q8:KREVA・LITTLE・MCUのうち、最年長は誰ですか?
MCUです。1973年8月1日生まれで、2026年11月5日時点では53歳です。
まとめ:KICK THE CAN CREWは3人それぞれの個性が魅力
KICK THE CAN CREWのメンバーは、KREVA・LITTLE・MCUの3人です。
1997年の結成から2002年の紅白歌合戦出場、2004年の活動休止、2014年の再登場、2017年の本格再始動まで、日本のヒップホップシーンに大きな足跡を残してきました。
2026年も、2月のRIP SLYMEとの対バン出演や、11月25日に予定されている「クリスマス・イブRap」の25周年記念リリースなど、グループの歴史を次につなぐ動きが続いています。
3人はソロ活動でも独自の道を歩んでいますが、KICK THE CAN CREWとして集まったときに生まれる音楽は特別なものです。
メンバーの個性、活動休止を経た歴史、そして現在の音楽活動。この3つを知ることが、KICK THE CAN CREWをより深く楽しむポイントです。