2026年の七月場所は、日本相撲協会の年間事業計画に沿って開催されました。日程と会場は次のとおりです。
日本相撲協会の2026年度事業計画では、七月場所の番付発表を6月29日、初日を7月12日、千秋楽を7月26日と定めています。
愛知県も千秋楽の7月26日にIGアリーナで表彰式を実施すると発表していました。
なお、2026年11月3日現在、名古屋場所はすでに終了しています。次の十一月場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開催される予定です。したがって、現在の今日の取組と7月の名古屋場所の取組結果は区別して確認する必要があります。
【2026年の大相撲番付】横綱・大関・関脇の顔ぶれと注目力士
七月場所の番付は6月29日に発表されました。
上位陣では豊昇龍と大の里が横綱に並び、霧島と琴櫻が大関を務めました。関脇には熱海富士、若隆景、安青錦、琴勝峰が名を連ねています。
また、義ノ富士が新小結、王鵬が再小結となり、幕内では一意と大青山が新入幕、尊富士と阿武剋が再入幕を果たしました。
番付と場所終了時の成績を比較
2026年名古屋場所の主要力士と最終成績を整理すると、次のようになります。
出典:日本相撲協会の成績・番付記録をもとに整理。
番付を見るときに注目したい3つのポイント
1. 横綱同士の成績
豊昇龍は7勝7敗1休、大の里は9勝6敗でした。横綱という最高位にある2人が優勝争いの中心を独占したわけではなく、関脇・大関陣が上回る成績を残した点が特徴です。
2. 関脇勢の充実
安青錦と熱海富士がともに12勝3敗。霧島も同じ12勝3敗となり、最終的に優勝決定戦へ進みました。
3. 前頭上位・中位の躍進
琴栄峰と高安が11勝4敗を記録し、敢闘賞を受賞しました。番付上位の力士だけでなく、平幕から優勝争いに絡む力士が現れたことも今場所の特徴です。
【初日から千秋楽まで】名古屋場所の取組と日別の勝敗を振り返る
大相撲の取組は、初日の対戦カードだけでは場所全体の展開を判断できません。15日間を通して、勝ち越しを狙う力士、優勝争いに残る力士、休場によって不戦勝を得る力士など、状況が変化していきます。
2026年の名古屋場所で特に注目された取組を、日付順に振り返ります。
初日・7月12日:大の里が義ノ富士に敗れる波乱
初日の幕内では、横綱・大の里と小結・義ノ富士が対戦しました。
この一番は義ノ富士が押し出しで勝利。横綱が初日から黒星を喫する展開となりました。
一方、横綱・豊昇龍は王鵬を渡し込みで破り、大関・霧島も藤ノ川を押し倒しで下しました。
関脇・安青錦は平戸海を上手投げで破り、白星スタートを切っています。
5日目・7月16日:上位陣が優勝争いを意識する展開に
5日目には、安青錦が大関・琴櫻を寄り切りで破りました。
霧島も4勝1敗と好調を維持。豊昇龍も白星を重ね、序盤戦では横綱・大関・関脇の力関係が注目されました。
この時点では、まだ優勝候補を一人に絞れない状況でした。
7日目・7月18日:若ノ勝が5連勝後に休場
序盤の大きなニュースとなったのが、若ノ勝の休場です。
若ノ勝は初日から5連勝と好調でしたが、6日目の藤凌駕戦で右膝を負傷。7日目から休場しました。
この日の対戦相手だった金峰山は不戦勝となりました。
同日の幕内では、霧島が琴勝峰を上手投げで下し、安青錦も藤ノ川に勝利。優勝争いに向けた上位陣の競争が続きました。
中日・7月19日:霧島と安青錦が白星を重ねる
8日目には霧島が熱海富士を押し出しで破りました。
安青錦も隆の勝を押し出しで下し、7勝1敗に成績を伸ばしています。
大の里は王鵬を寄り切りで破り、5勝3敗。序盤に義ノ富士に敗れた横綱も、徐々に星を戻しました。
11日目・7月22日:安青錦が優勝争いをリード
11日目の段階では、安青錦が10勝1敗で幕内の先頭に立っていました。
霧島は9勝2敗、熱海富士は8勝3敗。琴栄峰や獅司も好成績を残し、優勝争いは複数の力士による競争となっていました。
この時点で安青錦が優位に立っていたものの、残り4日間の対戦相手によって情勢が変わる可能性は十分にありました。
12~13日目・7月23~24日:直接対決が優勝争いを左右
12日目には霧島が大の里をとったりで破り、安青錦も琴勝峰に勝利しました。
13日目には安青錦が霧島を肩透かしで破り、11勝2敗に到達。霧島は10勝3敗となりました。
さらに熱海富士も横綱・豊昇龍を寄り倒しで破り、10勝3敗に成績を伸ばしました。
この段階で、安青錦が一歩リードしながらも、霧島と熱海富士が優勝争いに残る展開となっています。
14日目・7月25日:豊昇龍が途中休場
14日目には横綱・豊昇龍が休場しました。
霧島との対戦は不戦となり、霧島に不戦勝が記録されています。
同日の幕内では、安青錦が尊富士を寄り倒しで破り12勝2敗。霧島と熱海富士も11勝3敗で、千秋楽を残して優勝争いの行方が注目されました。
千秋楽・7月26日:3人が12勝3敗で並ぶ
千秋楽は優勝争いの決着がつく重要な一日となりました。
熱海富士が安青錦を押し出しで破り、霧島も琴櫻を寄り切りで下しました。
これにより、安青錦、霧島、熱海富士の3人が12勝3敗で並び、優勝決定戦に進出しました。
本割だけでは優勝者が決まらず、最後は優勝決定戦によって幕内最高優勝が決まりました。
【幕内・十両の優勝争い】千秋楽の結果と三賞を解説
2026年名古屋場所で最も大きな注目を集めたのは、安青錦の優勝です。
幕内優勝決定戦の結果
千秋楽終了時点で、安青錦、霧島、熱海富士が12勝3敗で並びました。
日本の大相撲では、幕内最高優勝の決定において同成績の力士が複数いる場合、優勝決定戦を実施します。
今回の優勝決定戦では、安青錦が霧島と熱海富士を破り、優勝を決めました。
安青錦にとっては3回目の幕内優勝です。
2026年名古屋場所の三賞受賞者
| 賞 | 力士 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 殊勲賞 | 藤ノ川 | 前頭筆頭 | 8勝7敗 |
| 敢闘賞 | 熱海富士 | 関脇 | 12勝3敗 |
| 敢闘賞 | 琴栄峰 | 前頭7枚目 | 11勝4敗 |
| 敢闘賞 | 高安 | 前頭7枚目 | 11勝4敗 |
| 技能賞 | 安青錦 | 関脇 | 12勝3敗 |
安青錦は優勝に加えて技能賞も受賞しました。優勝決定戦を含む場所全体の成績が高く評価された形です。
熱海富士は優勝決定戦まで進んだことに加え、敢闘賞を獲得。藤ノ川も殊勲賞を受賞し、上位陣との対戦で存在感を示しました。
十両優勝は湘南乃海
十両では湘南乃海が11勝4敗で優勝しました。
幕内の優勝争いだけでなく、十両でも好成績を残した力士が複数いました。
十両は幕内への昇進を目指す力士と、幕内からの陥落を避けたい力士が競い合う階級です。湘南乃海の優勝は、次の番付編成に向けても注目される結果となりました。
【大相撲星取表の見方】休場力士と勝ち越し・負け越しの判断
大相撲の星取表は、15日間の勝敗を一覧で確認できる記録です。
幕内の優勝争いや力士の調子を把握するためには、取組結果だけでなく星取表の読み方も理解しておく必要があります。
星取表に登場する記号
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| ○ | 勝ち |
| ● | 負け |
| □ | 不戦勝 |
| ■ | 不戦敗 |
| や | 休み・取組なし |
勝ち越しと負け越しの基準
15日間の本場所では、原則として次の基準で判断します。
- 8勝以上:勝ち越し
- 7勝8敗:負け越し
- 8勝7敗:勝ち越し
- 10勝5敗:二桁勝利
- 12勝3敗:優勝争いに絡む好成績
たとえば、名古屋場所の大の里は9勝6敗で勝ち越し、琴櫻は8勝7敗で勝ち越しました。
一方、王鵬は2勝13敗と大きく負け越しています。
休場は通常の敗戦とは区別されます。豊昇龍の7勝7敗1休という記録も、7勝7敗に加えて1日休んだことを示しています。
2026年名古屋場所の主な休場力士
七月場所では幕内と十両で複数の休場者が出ました。
| 力士 | 番付 | 最終記録 |
|---|---|---|
| 豊昇龍 | 横綱 | 7勝7敗1休 |
| 若隆景 | 関脇 | 0勝0敗15休 |
| 若ノ勝 | 前頭11枚目 | 5勝2敗8休 |
| 欧勝海 | 十両5枚目 | 0勝5敗10休 |
| 白鷹山 | 十両13枚目 | 0勝0敗15休 |
特に注目されたのは若ノ勝と豊昇龍です。
若ノ勝は初日から5連勝と好調でしたが、6日目の藤凌駕戦で右膝を負傷。7日目から休場となりました。共同通信の報道によると、提出された診断書には右大腿骨骨挫傷と記され、療養期間は約30日の見込みでした。
豊昇龍は13日目まで7勝6敗でしたが、右膝と右太もも裏の負傷により14日目から休場。診断書では療養期間約6週間とされました。
この2人の休場は、単に星取表の数字が変わるだけでなく、優勝争いや対戦相手の不戦勝にも影響しました。
取組結果と星取表はどちらを先に見るべき?
相撲を初めて見る人には、まず取組結果を確認する方法がおすすめです。
- その日に誰と誰が対戦したかを確認する。
- 決まり手と勝敗を見る。
- 星取表で力士の通算成績を確認する。
- 優勝争いに残っている力士を比較する。
この順番なら、単なる勝ち負けだけでなく、15日間の流れを理解しやすくなります。
【名古屋場所の注目力士】安青錦・霧島・熱海富士の評価と見どころ
2026年の名古屋場所は、優勝した安青錦だけでなく、複数の力士が高い成績を残しました。
安青錦:優勝と技能賞を獲得
安青錦は12勝3敗で幕内優勝を果たしました。
千秋楽では熱海富士に敗れたものの、優勝決定戦で巻き返しました。
優勝と技能賞を同時に獲得したことは、今場所の大きな成果です。
霧島:大関として12勝を記録
霧島も12勝3敗で、優勝決定戦まで進出しました。
千秋楽には琴櫻を寄り切りで破り、本割での勝ち越しをさらに伸ばしています。
優勝には届かなかったものの、場所全体を通じて優勝争いを支えた力士の一人でした。
熱海富士:敢闘賞と優勝決定戦進出
熱海富士は12勝3敗で敢闘賞を受賞しました。
千秋楽の安青錦戦では押し出しで勝利し、優勝決定戦に進出しました。
加えて、横綱・豊昇龍を13日目に破ったことも印象的です。
琴栄峰と高安:平幕からの躍進
琴栄峰と高安はともに11勝4敗を記録しました。
前頭7枚目からの好成績で、両者とも敢闘賞を獲得しています。
上位陣の優勝争いに目が集まりやすい一方、こうした平幕力士の成績は次の番付を考えるうえでも重要です。
【よくある質問(FAQ)】大相撲名古屋場所の取組に関する疑問
Q1:2026年の大相撲名古屋場所はいつ開催されましたか?
2026年7月12日から7月26日までの15日間です。会場は愛知県名古屋市のIGアリーナでした。
Q2:2026年名古屋場所の幕内優勝力士は誰ですか?
関脇・安青錦です。12勝3敗で霧島、熱海富士と並び、優勝決定戦を制しました。
Q3:2026年名古屋場所の十両優勝力士は誰ですか?
湘南乃海です。11勝4敗で十両優勝を果たしました。
Q4:名古屋場所の幕内取組一覧はどこで確認できますか?
日本相撲協会の公式サイトにある過去の成績・番付情報や、スポーツナビの2026年7月場所の取組結果で確認できます。初日から千秋楽まで日別に確認する場合は、開催日を選択して調べると便利です。
Q5:2026年名古屋場所で休場した主な力士は誰ですか?
幕内では豊昇龍、若隆景、若ノ勝、十両では欧勝海、白鷹山が休場しました。
Q6:2026年名古屋場所で三賞を受賞した力士は誰ですか?
殊勲賞は藤ノ川、敢闘賞は熱海富士・琴栄峰・高安、技能賞は安青錦です。
Q7:2026年11月現在、名古屋場所の今日の取組は確認できますか?
七月場所はすでに終了しているため、現在の取組はありません。2026年の次の本場所は11月8日初日の九州場所です。
まとめ:2026年名古屋場所は安青錦の優勝で幕を閉じた
2026年の大相撲名古屋場所は、7月12日から26日までIGアリーナで開催され、関脇・安青錦が幕内最高優勝を果たしました。
12勝3敗で並んだ霧島、熱海富士との優勝決定戦を制した安青錦は、優勝に加えて技能賞も獲得。霧島と熱海富士も12勝3敗という好成績を残し、最後まで目の離せない優勝争いとなりました。
また、十両では湘南乃海が優勝。藤ノ川、琴栄峰、高安らも三賞を受賞し、横綱・大関だけではない力士たちの活躍も印象に残りました。
名古屋場所の結果を振り返る際は、優勝力士だけでなく、番付、日別の取組結果、星取表、休場情報を合わせて確認することが大切です。15日間の勝敗を追うことで、優勝争いの変化や力士それぞれの成長、次の場所につながる課題も見えてきます。
2026年の名古屋場所は、安青錦を中心とした新たな勢力図を印象づける場所となりました。今後の番付編成と十一月場所での各力士の巻き返しにも注目が集まります。