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【1385億通りの秘密】コナン顔メーカーのパーツと使い方・作り方

安曇 春香 安曇 春香 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

コナン顔メーカーが注目を集めた最大の理由は、単純な顔のパーツ選択にとどまらず、細かな位置や形状まで調整できたことです。

小学館の公式告知では、顔の組み合わせが1385億通り以上と紹介されています。2017年4月28日には、公開からわずか2日間でユーザー数が100万人を突破したことも報じられました。

7種類の基本パーツとは?

公式発表に記載されたパーツは次の7種類です。

- 髪・輪郭: 髪型と顔の輪郭を選び、人物の第一印象を決める。
- 目: 目の形を選択し、キャラクターの表情を作る。
- 眉: 眉の形を変えて、優しさや鋭さなどの印象を調整する。
- 鼻: 顔全体のバランスを整える。
- 口: 表情や人物の雰囲気を変える。
- 眼鏡: 知的な印象や個性的な外見を演出する。
- 帽子: キャラクターの特徴を強調するアクセサリーとして使用する。

特に便利だったのが、目の間隔や輪郭の調整機能です。

一般的なアバター作成サービスでは、用意されたパーツを選択するだけで完成するものもあります。しかし、コナン顔メーカーでは各パーツの位置や大きさも調整でき、自分の顔に近づける工夫が可能でした。

1385億通りはどうやって実現した?

1385億通りという数字は、公式が公表した組み合わせ数です。

ただし、公式告知には各パーツの収録数や計算式までは掲載されていません。そのため、現在公開されている情報だけで1385億という数字を独自に再計算することはできません。

重要なのは、単純なパーツの選択だけでなく、配置やサイズの微調整まで組み合わせの幅に貢献していた点です。

同じ目や鼻を選んでも、輪郭や目の間隔を変えることで別人のような印象になります。こうした細かな調整が、自分に似たキャラクターを作りたい読者にとって魅力的な機能でした。

当時の使い方・作成手順を再現

現在は公式メーカーを通常利用できないため、以下は2017年当時の操作方法を整理したものです。

1. 公式メーカーのページを開く。
2. 髪型と輪郭を選択する。
3. 目・眉・鼻・口を順番に設定する。
4. 眼鏡や帽子などのパーツを追加する。
5. 目の間隔や輪郭などを微調整する。
6. 完成した顔を確認し、画像を共有する。
7. 応募を希望する場合は、専用の応募機能から申し込む。

当時の画面を紹介したGIGAZINEの記事でも、パーツの選択からサイズ・位置の調整、完成後のSNS共有、応募までの流れが紹介されています。

現在、同じ手順で操作できる公式ページが残っているわけではありません。過去の操作解説は、あくまで当時の機能を理解するための資料です。

【隠しパーツの正体】少年サンデー・サンデーS・公式アプリとの連動

コナン顔メーカー

コナン顔メーカーには、通常の顔パーツとは別に、特定の媒体でキーワードを入手すると利用できる隠しパーツが用意されていました。

この仕組みは、単なるWebサービスの利用促進ではありません。

小学館が発行する雑誌や関連アプリを横断して楽しめるように設計されており、読者が複数の媒体に触れるきっかけにもなっていました。

4つの隠しパーツと入手先

2017年当時の紹介記事では、次のような対応関係が報じられています。

- 週刊少年サンデー22・23合併号: 怪盗キッドのパーツ
- サンデーS 6月号: 黒い犯人のシルエットパーツ
- サンデーうぇぶり: 『YAIBA』関連パーツ
- 名探偵コナン公式アプリ: 青山剛昌氏の自画像パーツ

特に注目したいのが、黒い犯人のシルエットです。

『名探偵コナン』では、犯人が明らかになる前に、顔の描写を省略した黒い人物として登場する演出が知られています。その特徴的な姿を自分のキャラクターに取り入れられる仕掛けは、作品の世界観をうまく利用したものでした。

怪盗キッドや青山氏の自画像といった特別なパーツも、通常の似顔絵作成とは異なる楽しみを提供していました。

サンデーうぇぶりとコナン公式アプリは今も利用できる?

ここは誤解しやすいポイントです。

2017年のキャンペーンでは、これらの媒体が隠しパーツの取得先として使われていました。

しかし、現在も各アプリが存在することと、当時の隠しパーツ機能が使えることは別問題です。

小学館の現行アプリ紹介ページには、サンデーうぇぶりと名探偵コナン公式アプリが掲載されています。名探偵コナン公式アプリについても、Google Playで小学館提供の漫画・関連コンテンツを楽しめるアプリとして案内されています。

つまり、過去のキャンペーンで使われた媒体が現在も存在していても、コナン顔メーカーとの連動機能まで復活したことにはなりません。

現在の利用目的は、漫画の閲覧や公式コンテンツの楽しみ方に切り替えて考えるのが適切です。

【応募方法と2億冊事件の真相】自分が原作の容疑者になれる企画だった

コナン顔メーカーを単なる似顔絵メーカーで終わらせなかったのが、2017年の「2億冊事件」です。

この企画では、完成した似顔絵を応募すると、抽選で『名探偵コナン』の原作に容疑者として登場できるチャンスが用意されていました。

読者が漫画を読むだけでなく、実際に作品の登場人物になる可能性を持てるという、ファン参加型のキャンペーンだったのです。

応募期間と参加条件

当時の告知や報道を整理すると、次のようになります。

- 応募期間:2017年4月26日から5月31日まで
- 応募方法:コナン顔メーカーで似顔絵を作成して応募
- 企画名:2億冊事件、犯人はあなただ!
- 採用内容:『名探偵コナン』の原作に容疑者として登場
- 選考:応募者の中から選考
- 結果発表:作品への掲載をもって発表に代える方式

当時のPouchやITmedia系のねとらぼの記事では、応募期間や選考方法が紹介されています。Pouchの報道では、採用されるのは1名と説明されていました。

実際の応募方法はどうなっていた?

当時の応募フローは、顔を作って終わりではありませんでした。

GIGAZINEが紹介した画面では、完成したキャラクターについて、氏名・性別・年齢・コメントなどを入力する欄が設けられていました。

つまり、単に似顔絵を投稿するだけではなく、漫画の登場人物としての設定も考える仕組みだったのです。

また、当選したかどうかは個別の当選通知ではなく、原作の執筆をもって発表する方式と案内されていました。

応募者にとっては、いつものように漫画を読んでいると、自分が作ったキャラクターが登場するかもしれないという楽しみがあったわけです。

なぜ「2億冊事件」という名前だったのか

この企画の背景には、青山剛昌氏の作品が全世界累計発行部数2億冊を突破したという大きな節目がありました。

2017年4月19日、小学館コミックは記念企画を発表。翌26日発売の『週刊少年サンデー』22・23合併号では、青山氏の特集が組まれました。

加えて、4月26日には東京都内で記念の号外が配布され、新聞広告なども活用したプロモーションが展開されました。

特に興味深いのが、宣伝会議の専門誌『ブレーン』が掲載した企画担当者への取材です。

小学館のマーケティング部宣伝グループの担当者は、記念企画を一方的な感謝の表明にするのではなく、作品らしく2億冊突破を「事件」として扱う発想を説明しています。

また、電通の制作チームは、ファン自身が物語の中に入れる参加型企画として顔メーカーを活用したと紹介されています。

この設計こそが、コナン顔メーカーの本質です。

単に似顔絵を作ってSNSで共有するだけなら、一般的なアバターサービスと大きな違いはありません。しかし、作った人物が原作の容疑者になるという仕組みを加えたことで、漫画の世界と現実の読者がつながりました。

2017年の主な出来事を時系列で整理

- 4月18日: 青山剛昌氏の作品の全世界累計発行部数2億冊突破が発表される。
- 4月26日: コナン顔メーカーが公開され、2億冊突破記念企画が本格始動。
- 4月27日: 小学館コミックが公式にメーカーの機能と応募方法を紹介。
- 4月28日: 公開から2日間でユーザー数100万人突破が報じられる。
- 5月31日: 容疑者募集の応募期限として案内されていた日。

この流れを見ると、コナン顔メーカーは作品の大きな節目に合わせて展開された、短期集中型の参加企画だったことが分かります。

【コナン風似顔絵メーカーの代替ツール比較】2026年に使える方法

「昔のコナン顔メーカーで作ったような似顔絵を、もう一度作りたい」という人にとって気になるのが代替手段です。

2026年現在、選択肢は大きく分けて、既存のキャラクターメーカー、一般的なアバター作成サービス、オリジナルイラストの制作依頼などがあります。

ただし、いずれも2017年の公式メーカーと同一のサービスではありません。

1. Picrew(ピクルー)

手軽さ重視


Picrewの特徴は、クリエイターが公開した画像メーカーを選び、用意されたパーツから自分好みのキャラクターを作れることです。

ただし、すべてのメーカーで同じ利用条件が適用されるわけではありません。作者ごとに個人利用・非商用利用・商用利用・加工の許可範囲が設定されています。

特に注意したいのは、作成した画像を自作イラストとして投稿したり、許可なく販売したりする行為です。Picrewの公式サポートでは、作成画像をイラストSNSのメイン作品として投稿することなどに制限を設けています。

2. 一般的なアバター・似顔絵メーカー

自由度重視


こちらは特定作品の公式デザインに依存しないため、オリジナルの人物を作りたい人に向いています。

選ぶ際には、次の点を確認しましょう。

- 顔のパーツを個別に調整できるか
- 髪型や眼鏡などの選択肢が豊富か
- 画像を保存できるか
- SNSアイコンとして利用できるか
- 商用利用や加工が認められているか

コナン顔メーカーのような細かな顔の調整を求める場合は、パーツの種類だけでなく、位置やサイズまで変更できるかが判断基準になります。

3. 画像生成AI・オリジナルイラスト制作

オリジナリティ重視


画像生成AIでは、例えば次のような方向性を指定できます。

- 日本の推理漫画を思わせるオリジナルキャラクター
- 知的な表情の人物
- シンプルな線画と明るい色使い
- 眼鏡や帽子を取り入れた探偵風の人物
- SNSアイコン向けの正面バストアップ

特定の漫画家の絵柄をそのまま再現するのではなく、一般的な画風や特徴を組み合わせたオリジナルデザインにするのがおすすめです。

代替ツールは何を基準に選ぶべき?

比較項目 Picrew 一般アバター 画像生成AI・依頼
手軽さ 高い 高い 方法による
パーツ選択 メーカーによる サービスによる 指示内容による
細かな調整 メーカーによる サービスによる 制作方法による
独自性 中程度 中程度 高め
利用条件 作者ごとに確認 サービスごとに確認 規約・契約を確認
おすすめ用途 SNSアイコン 手軽な似顔絵 オリジナル作品

2017年のコナン顔メーカーに近い操作感を求めるならPicrew、自分だけの人物デザインを重視するならオリジナル制作が選択肢になります。

なお、どの方法を選んでも、小学館や青山剛昌氏が公式に提供するコナン顔メーカーの代替公式サービスになるわけではありません。

【プロの結論】コナン顔メーカーから読み解く記念キャンペーンの成功要因

コナン顔メーカーが現在も検索される理由は、単に1385億通りという数字が印象的だったからではありません。

この企画には、漫画作品と読者の関係を深める仕掛けがありました。

1. 読者を作品の外側から内側へ移動させた

一般的な漫画の記念企画では、記念イラストや限定グッズなど、読者が受け取る側になる施策が中心です。

一方、コナン顔メーカーは読者自身がキャラクターを作り、原作の容疑者になる可能性を用意しました。

この違いは大きなものです。

読者は単にキャンペーンに参加するだけではなく、自分の作った人物が物語に登場するかもしれないという期待を持てます。

小学館の企画担当者への取材でも、作品の世界にファンを参加させるという発想が企画の中心だったことが明らかになっています。

2. 1385億通りという数字が参加のきっかけになった

顔の組み合わせが1385億通り以上という数字は、サービスの自由度を直感的に伝える役割を果たしました。

自分と同じ顔にならないように工夫したり、既存キャラクターに似せたり、まったく違う人物を作ったりと、遊び方に幅がありました。

加えて、公開から2日間で100万人を超えたという報道は、この企画が短期間で大きな関心を集めたことを示しています。

3. 雑誌・Web・アプリを横断する仕掛けがあった

少年サンデーやサンデーSだけでなく、サンデーうぇぶりやコナン公式アプリまで参加媒体に含めた点も特徴的です。

それぞれの媒体に隠しパーツを用意することで、読者が複数の情報源を訪れる理由を作っていました。

これは単なる広告ではなく、漫画を中心にしたメディア横断型の企画として評価できるポイントです。

4. 現在の読者が知っておくべき判断基準

2026年にコナン顔メーカーを探す場合、次の3点を押さえておくと情報を見誤りません。

- 公式告知と稼働中のサービスを区別する: 2017年の記事が現在も閲覧できることは、メーカーが再開した証拠ではない。
- 過去の応募企画と現在の募集を混同しない: 2017年の容疑者募集は終了しており、現在の応募窓口として利用できない。
- 代替ツールの権利条件を確認する: 無料で作成できることと、商用利用・加工・再配布が自由であることは同じではない。

こうした視点を持つことで、過去の人気企画を現在のサービスと取り違えるリスクを減らせます。

【コナン顔メーカー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:コナン顔メーカーは2026年現在も無料で使えますか?

A1:2017年に公開された公式メーカーは、2026年11月時点で通常利用を確認できません。当時は無料で利用できるWebサービスでしたが、現在の新規作成機能や応募機能は確認できない状態です。

Q2:コナン顔メーカーの1385億通りは本当ですか?

A2:小学館の2017年公式告知に掲載された数字です。髪・輪郭、目、眉、鼻、口、眼鏡、帽子を組み合わせ、目の間隔や輪郭も調整できました。ただし、個々のパーツ数や詳細な計算式は公式告知に掲載されていません。

Q3:隠しパーツは現在も取得できますか?

A3:当時は少年サンデー22・23合併号、サンデーS6月号、サンデーうぇぶり、コナン公式アプリに関連するキーワードから取得できました。現在のメーカーで利用できる隠しパーツとしては確認されていません。

Q4:コナン顔メーカーのサービス終了理由は何ですか?

A4:小学館から具体的なサーバー停止日や技術的な終了理由が公表された記録は確認できません。2017年の記念キャンペーンとして公開され、容疑者募集には5月31日という期限が設定されていました。期間限定の企画としての性格が強かったことが分かります。

Q5:自分が名探偵コナンの原作に登場できる応募企画は今もありますか?

A5:2017年の2億冊突破記念キャンペーンは終了しています。当時は応募者の中から選考された人物が容疑者として原作に登場できる企画でしたが、同じ募集が現在も継続しているという公式発表は確認できません。

Q6:コナン風の似顔絵を作る代替ツールはありますか?

A6:Picrewなどのキャラクターメーカーや、一般的なアバター作成サービス、画像生成AIなどが候補です。ただし、公式メーカーと同じパーツや機能を備えているわけではありません。画像の利用条件や著作権にも注意してください。

まとめ:コナン顔メーカーは2017年の記念企画、2026年は代替手段を選ぶ時代

コナン顔メーカーは、青山剛昌氏の作品の全世界累計発行部数2億冊突破を記念して、2017年4月に公開された特別なWebサービスでした。

髪・輪郭、目、眉、鼻、口、眼鏡、帽子という7種類のパーツを組み合わせ、1385億通り以上の似顔絵を作れる仕組みは、多くの読者の関心を集めました。

加えて、怪盗キッドや黒い犯人、YAIBA、青山氏の自画像などの隠しパーツ、原作に容疑者として登場できる応募企画など、作品の世界観を生かした仕掛けも印象的でした。

2026年11月現在、当時のメーカーを通常利用できる状態は確認できず、2017年の応募企画も終了しています。サービス終了の具体的な技術的理由については公式説明が確認できないため、記念企画としての役割を終えたことと、正式なサービス停止理由は区別して理解する必要があります。

現在、コナン風の似顔絵を作りたいなら、Picrewなどのキャラクターメーカーやオリジナルイラスト制作を検討するのが現実的です。

コナン顔メーカーの本当の魅力は、1385億通りという数字だけではなく、読者自身を『名探偵コナン』の物語に参加させたことにありました。 2017年の企画は、作品とファンの距離を縮めた記念キャンペーンとして、今振り返っても興味深い事例です。


主な参考資料:小学館コミック「あなたが『名探偵コナン』の容疑者に!? コナン顔メーカー」(2017年4月27日)、小学館コミック「祝!青山剛昌氏コミックス全世界累計発行部数2億冊突破」(2017年4月19日)、宣伝会議『ブレーン』(2017年7月号)、MANTANWEB(2017年4月28日)、コミックナタリー(2017年4月26日)、Picrew公式サポート。

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安曇 春香
トレンドリサーチャー 安曇 春香
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