- 会社の正体: 群馬県前橋市に所在し、2008年11月設立の萩原工業株式会社。代表者は萩原裕介氏。
- 事業内容: 建設・土木を中心に、不動産や太陽光発電など複数の事業を展開している。
- 太陽光発電: 群馬銀行の2023年発表では、全国47か所の太陽光発電所を保有。
- 格闘技歴: 高校ボクシングのインターハイ出場、THE OUTSIDERでの活躍を経てBreakingDownに参戦。
- 2026年の動向: 3月20日のBreakingDown19でメカ君に判定勝ち。現在も経営者と格闘技の両面で注目されている。
【会社の正体】萩原裕介が代表を務める萩原工業株式会社とは?
萩原裕介氏について調べる際、最初に押さえておきたいのが会社の特定である。
実は「萩原工業株式会社」という名称の法人は全国に複数存在する。群馬県前橋市の萩原工業株式会社と、岡山県倉敷市に本社を置く上場企業の萩原工業株式会社は、まったく別の法人だ。
今回取り上げるのは、法人番号3070001024229、群馬県前橋市高井町に本店を置く萩原工業株式会社である。
会社概要と基本情報
群馬銀行が2023年11月30日に発表した資料には、同社の所在地が群馬県前橋市、代表取締役が萩原裕介氏と明記されている。
企業情報データベースでも、2008年11月設立、代表者・萩原裕介という情報が掲載されている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 萩原工業株式会社 |
| 代表者 | 萩原裕介 |
| 設立 | 2008年11月 |
| 本店所在地 | 群馬県前橋市高井町1丁目35番地45 |
| 法人番号 | 3070001024229 |
| 主力分野 | 建設・土木事業 |
| 関連事業 | 不動産・太陽光発電など |
| 金融機関との関係 | 群馬銀行とのぐんぎんSLL |
同名の別会社との混同に注意
検索結果には、前橋市南町に所在地を置く別の萩原工業株式会社も登場する。
こちらは公式会社案内によると、1946年創業、代表取締役社長は萩原翔輝氏である。また、岡山県倉敷市の萩原工業株式会社は証券コード7856の上場企業で、合成樹脂繊維製品や産業機械を扱っている。
いずれも今回の萩原裕介氏が代表を務める2008年設立の会社とは異なる。会社名だけで検索情報を結び付けると、事業内容や代表者を取り違える原因になる。
【事業内容】建設・土木、不動産、太陽光発電の3つが柱
萩原工業の特徴は、建設・土木事業を基盤としながら、複数の事業領域を持っている点にある。
2023年のデイリースポーツによる萩原氏へのインタビューでは、同社の事業として建築・土木、不動産、太陽光発電が紹介されている。グランピング施設「AKATSUKI village」の運営についても触れられている。
1.建設・土木事業
萩原工業の事業基盤となっているのが建設・土木分野だ。
群馬銀行の公式発表でも、同社は「土木工事を中心とする建設事業者」と紹介されている。
建設・土木事業は、現場の施工管理や工事の進行、資材、人員の手配など、多様な要素が組み合わさる分野である。
地域に根差した建設会社にとって、工事を継続的に受注し、現場を安定して運営できる体制は経営の重要な基盤となる。
萩原氏は2023年のインタビューで、事業の成長について、細かな改善を積み重ねることを重視してきたと語っている。
2.太陽光発電事業と全国47か所の発電所
萩原工業の事業規模を考えるうえで、特に注目されるのが太陽光発電だ。
群馬銀行が2023年11月30日に公表した資料には、同社について次のような説明がある。
全国47か所に太陽光発電所を保有し、再生可能エネルギーの供給等を通じて、カーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。
この47か所という数字は、群馬銀行が2023年に公表した時点の情報である。2026年11月現在の最新保有数を示す数字として扱うことはできない。
それでも、建設・土木を主力とする会社が、複数地域に発電設備を保有する事業にも取り組んでいることは、同社の事業構成を理解するうえで重要だ。
太陽光発電事業には、設備の建設だけでなく、発電設備の保有・管理、長期的な運営という異なる経営要素がある。
工事を請け負う建設事業とは収益構造も異なるため、事業ポートフォリオを考えるうえでも特徴的な取り組みといえる。
3.不動産事業
デイリースポーツのインタビューでは、萩原工業の事業として不動産業も紹介されている。
不動産事業は、土地や建物の売買、賃貸などを通じて収益を生み出す分野だ。
建設・土木との親和性も高い。土地や建物に関する知識、工事の経験、地域の事業者とのネットワークなどを組み合わせられるためだ。
ただし、具体的な取扱物件数や売上構成比、保有不動産の総額などは、今回確認できた公開資料からは把握できない。
4.グランピング施設「AKATSUKI village」
萩原氏の事業として、群馬県内のグランピング施設「AKATSUKI village」も報道で紹介されている。
建設・土木や不動産、再生可能エネルギーとは異なるレジャー分野への展開であり、事業領域の幅広さを示すエピソードだ。
ただし、施設運営の具体的な法人関係や2026年現在の運営状況については、別途確認が必要となる。
【群馬銀行との関係】ぐんぎんSLLと環境経営への取り組み
萩原工業の企業活動を知るうえで、特に重要な公的資料が群馬銀行のプレスリリースだ。
2023年11月30日、群馬銀行は萩原工業株式会社に対する「ぐんぎんSLL」の実行を発表した。
ぐんぎんSLLとは?
SLLとは、サステナビリティ・リンク・ローンの略称である。
企業が環境や社会に関する目標を設定し、その達成状況に応じて融資条件の金利が変動する仕組みだ。
一般的な融資と異なり、資金調達だけでなく、企業の環境・社会面での取り組みを金融面から後押しすることを目的としている。
萩原工業が設定した環境目標
群馬銀行の発表によると、萩原工業が設定したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)は、温室効果ガス排出量の削減だ。
具体的には、2023年7月期を基準として、温室効果ガス排出量を年2.7%ずつ削減するという目標が設定された。
この資料から読み取れる要点は3つある。
- 群馬銀行が同社を融資先として公表している。
- 太陽光発電事業を環境への取り組みと関連付けている。
- 温室効果ガス削減について具体的な数値目標を設定している。
なお、SLLの実行は、会社の業績や将来の収益を銀行が保証するものではない。融資額や個別の金利条件についても、今回の発表資料からは確認できない。
それでも、地域金融機関が同社の環境目標を融資の仕組みに組み込んだという事実は、企業活動を評価するうえで意味のある情報だ。
【萩原裕介の経歴】ボクシングからTHE OUTSIDER、BreakingDownへ
萩原裕介氏は、企業経営者としてだけでなく、格闘技の経験者としても知られている。
その競技歴は高校時代のボクシングにさかのぼる。
高校時代は前橋育英高校のボクシング部
デイリースポーツや格闘技専門メディアのeFightによると、萩原氏は群馬県出身で、前橋育英高校1年時にボクシングのインターハイに出場した経歴を持つ。
単なる格闘技イベントへの出演者ではなく、学生時代から競技経験を積んでいた人物だ。
その後、総合格闘技団体「THE OUTSIDER」に参戦し、ボクシングだけでなく寝技なども含めた競技経験を重ねていった。
THE OUTSIDERでの実績
THE OUTSIDERは、前田日明氏が関わった格闘技イベントとして知られる。
eFightの報道によると、萩原氏は2011年に同団体でデビュー。2011年には「ベスト ストライキング テクニック賞」を受賞している。
さらに2013年4月の大会では、三角絞めによる一本勝ちでベストバウト賞を受賞した。
デイリースポーツの2023年のインタビューでは、THE OUTSIDERでの戦績は10戦7勝2敗1分と紹介されている。
BreakingDownへの参戦
2022年11月のBreakingDown6で、萩原氏はBreakingDownの舞台に登場した。
当時はジョリーとの対戦が話題となり、判定で敗れたものの、その後も出場を続けている。
特に注目されたのが、BreakingDown10での瓜田純士氏との対戦だ。2023年11月23日の試合では、萩原氏がKO勝利を収めた。
2024年には我龍真吾氏にも判定勝ちしている。
萩原裕介の経歴・活動年表
この経歴を見ると、萩原氏は経営と格闘技の活動を並行させてきたことが分かる。
特にTHE OUTSIDERでの実績が、BreakingDownでの存在感につながっている点は見逃せない。
【2026年現在】萩原裕介は何をしている?BreakingDown19の結果と今後
2026年11月現在、萩原裕介氏の近況を知るうえで重要なのが、2026年3月20日に開催されたBreakingDown19である。
メカ君との試合で判定5対0の勝利
当初、萩原氏は田中雄士氏との対戦が予定されていた。しかし、田中氏の網膜剥離による欠場に伴い、対戦相手はメカ君に変更された。
試合は愛知県のIGアリーナで開催された。
序盤はメカ君が積極的に攻める展開だったが、萩原氏が右ストレートでダウンを奪取。その後も攻防が続き、最終的には判定5対0で萩原氏が勝利した。
一方、激しい打撃戦の影響で鼻を負傷し、骨折したと格闘技専門メディアのeFightが報じている。
本人が語ったファイターとしての今後
この試合後、萩原氏は今後の格闘技活動について、次のように語ったと報じられている。
本当にやれてもあと1試合2試合。でも盛り上がれるように貢献します。
この発言は、現役引退を正式に発表したという意味ではない。
ただし、今後の出場回数について本人が一定の区切りを意識していることは読み取れる。
格闘技イベントへの出場を続ける一方で、建設会社の経営者としての責任もある。競技活動と事業経営のバランスは、今後の注目点の一つだ。
現在のBreakingDownでの戦績
BreakingDownの試合データを掲載するランキングサイトでは、2026年のBreakingDown19終了時点で、萩原氏の戦績は5勝2敗と記録されている。
このランキングサイトは非公式のファンサイトだが、個別の試合結果についてはeFightなどの報道とも一致している。
2026年11月時点で確認できる直近の大会結果はBreakingDown19での勝利だ。これ以降の出場予定や正式な引退発表については、確定した情報として扱える発表を確認できない。
【年商30億・40億円の真相】萩原工業の経営規模をどう見るべきか
萩原裕介氏を検索すると、「年商30億円」「年商40億円」という数字がたびたび登場する。
経営者としての規模を知りたい読者にとって気になる情報だが、数字の出どころを区別する必要がある。
年商30億円と40億円という報道
2023年11月のデイリースポーツのインタビュー記事では、年商30億円を示唆する動画について質問されている。
同記事のタイトルや関連記事では年商40億円という数字も使用されている。
また、2025年9月の日刊スポーツの記事では、萩原氏について年商約30億円の会社を経営する実業家と紹介している。
ただし、これらは報道上の紹介数字であり、2026年の確定した売上高や監査済みの決算数値とは異なる。
法人情報データベースでは、同社の売上高や純利益は非公開とされている。
そのため、記事やSNSで見かける年商30億円・40億円という数字を、現在の確定業績として受け取るのは適切ではない。
萩原氏が語った経営方針
2023年のデイリースポーツのインタビューでは、萩原氏は会社の成長について、単純に売上高や利益を追求するだけではないという考えを語っている。
特に印象的なのは、会社の将来について後継者の育成を挙げていた点だ。
僕の会社を僕と同じもしくは僕以上に引き継いでいけるような後継者をつくりたい。
この発言からは、創業者自身に経営判断が集中する状態から、将来的に組織として事業を継続できる体制へ移行したいという意識がうかがえる。
建設会社は、受注や現場管理だけでなく、人材育成や技術の継承も経営の大きな課題になる。
太陽光発電や不動産など複数の事業を持つ企業であれば、事業ごとの管理体制や後継者の育成も重要だ。
売上高の大きさだけでなく、会社が継続的に事業を運営できるかという視点も、萩原工業を理解するための判断材料になる。
【プロの結論】萩原工業と萩原裕介を理解するための3つの視点
萩原裕介氏を理解するには、格闘家としての知名度だけでなく、会社経営の実態を分けて考えることが重要だ。
第一に、萩原工業は建設・土木を基盤とする企業である。
群馬銀行の発表が示すように、太陽光発電事業にも取り組んでいる。全国47か所という発電所の保有数は、2023年時点の事業規模を示す具体的な材料だ。
第二に、萩原裕介氏には競技経験に裏付けられた格闘技歴がある。
高校ボクシングのインターハイ出場、THE OUTSIDERでの受賞歴、BreakingDownでの勝利は、それぞれ確認できる実績だ。単に経営者が話題づくりとして格闘技に参加しているという理解では、経歴の全体像を捉えられない。
第三に、会社の経営規模と報道上の数字は区別する必要がある。
年商30億円・40億円という数字はメディアで紹介されているものの、最新の決算数値として一般公開されているわけではない。企業の実態を判断する場合は、金融機関の発表、法人情報、決算資料を優先したい。
萩原氏の特徴は、地域の建設事業を土台に、再生可能エネルギーや不動産などにも事業を広げてきた経営者であると同時に、格闘技の舞台にも立ち続けてきた点にある。
【萩原工業と萩原裕介】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:萩原裕介が代表を務める萩原工業はどこにありますか?
A1:群馬県前橋市高井町1丁目35番地45に本店を置く萩原工業株式会社です。法人番号は3070001024229です。
Q2:萩原工業はいつ設立されましたか?
A2:2008年11月設立です。萩原裕介氏自身が創業した会社を法人化したことが、2023年のデイリースポーツのインタビューでも紹介されています。
Q3:萩原工業の事業内容は何ですか?
A3:建設・土木事業を中心に、不動産事業や太陽光発電事業などを展開しています。グランピング施設の運営についても報道されています。
Q4:萩原工業が所有する太陽光発電所は何か所ですか?
A4:群馬銀行が2023年11月に発表した資料では全国47か所です。これは発表当時の数字であり、2026年現在の最新保有数とは限りません。
Q5:萩原裕介はTHE OUTSIDERに出場していましたか?
A5:はい。2011年にデビューし、10戦7勝2敗1分という戦績が紹介されています。ベストストライキングテクニック賞やベストバウト賞の受賞歴もあります。
Q6:萩原裕介の2026年現在の格闘技活動は?
A6:2026年3月20日のBreakingDown19でメカ君と対戦し、判定5対0で勝利しました。試合後には、あと1、2試合という趣旨の発言も報じられています。
Q7:萩原裕介の年商は40億円ですか?
A7:年商30億円や40億円という数字は複数の報道で紹介されています。ただし、最新の確定決算として公開された数字ではありません。
まとめ:萩原裕介は経営者と格闘家の両面を持つ人物
萩原工業株式会社の萩原裕介氏は、2008年に自身が創業した会社を法人化し、群馬県前橋市を拠点に建設・土木事業を中心とした経営を続けてきた人物だ。
同社は不動産や太陽光発電にも事業を広げ、2023年には群馬銀行のぐんぎんSLLを実行。全国47か所の太陽光発電所と、温室効果ガス排出量の年2.7%削減目標が公表された。
一方、萩原氏個人は前橋育英高校時代のボクシング経験を出発点に、THE OUTSIDERで実績を残し、BreakingDownでも活躍している。
2026年3月のBreakingDown19での勝利は、現在の格闘技活動を象徴する出来事の一つとなった。
今後注目したいのは、会社の事業継続や後継者育成、再生可能エネルギー事業の展開、そして本人が語った格闘家としての残りの活動だ。
萩原裕介氏を理解する鍵は、BreakingDownでの知名度だけではなく、群馬県を拠点とする企業経営と、長年積み重ねてきた格闘技経験の両方に目を向けることにある。
主な参考資料:群馬銀行「萩原工業株式会社に対する『ぐんぎんSLL』の取組みについて」(2023年11月30日)、デイリースポーツ(2023年11月22日)、eFight(2022年・2023年・2026年の試合報道)、日刊スポーツ(2025年9月26日)、ENCOUNT(2025年11月・2026年3月)、法人情報データベース・経済産業省Gビズインフォ。