初代『宇宙刑事ギャバン』は、1982年3月5日から1983年2月25日までテレビ朝日系列で放送された特撮ドラマです。全44話で、宇宙刑事シリーズおよびメタルヒーローシリーズの第1作に位置付けられています。
物語の中心は、バード星で訓練を受けた宇宙刑事・一条寺烈が地球に派遣され、宇宙犯罪組織マクーの侵略に立ち向かうというもの。主演の大葉健二による生身のアクションと、金属質のコンバットスーツが作品の大きな魅力でした。放送ライブラリーにも第1話と最終話の記録が残されています。
初代ギャバンの主要キャスト
このほか、初代シリーズには次の出演者も名を連ねています。
- 飯田道郎:ハンターキラー
- 西田健:サン・ドルバ
- 三谷昇:魔女キバ
- 宮内洋:宇宙刑事アラン
- 多々良純:豪介
- 加瀬慎一:当山茂
- 中島早苗:藤わかば
- 藤原進:藤陽一
- 立花愛子:星野月子
主要な配役はU-NEXTの作品情報でも確認できます。特に大葉健二、叶和貴子、西沢利明、名代杏子、鈴木正幸の5人は、初代の主要人物を整理するときに押さえておきたい顔ぶれです。
【役柄と関係性】初代・2012年映画・2026年版を比較
歴代キャストを調べる際に最も注意したいのが、同じ「ギャバン」という名前でも、作品ごとに主人公が異なることです。
初代は大葉健二演じる一条寺烈、2012年の映画では石垣佑磨演じる十文字撃、2026年の新シリーズでは長田光平演じる弩城怜慈が主人公です。それぞれの配役を一覧にすると、違いが分かりやすくなります。
この比較で押さえておきたいのは、2012年版は初代の世界観を引き継ぐ新旧ギャバンの共演作品である一方、2026年版は多元宇宙を舞台に複数のギャバンが登場する新たなシリーズだという点です。
【敵役・声優】ドン・ホラーを演じた飯塚昭三とマクーの幹部たち
ギャバンの魅力を語るうえで欠かせないのが、宇宙犯罪組織マクーの存在です。首領ドン・ホラーを中心に、さまざまな幹部や怪人が登場し、烈の前に立ちはだかりました。
ドン・ホラーの声優は飯塚昭三
ドン・ホラーの声を担当したことで知られるのが、声優の飯塚昭三です。重厚感のある声によって、マクーの首領としての威圧感を表現しました。
ただし、ここには見落としやすい事実があります。初代TV版のドン・ホラーの声は、全44話を通して飯塚昭三が担当したわけではありません。
- 第1話~第10話:飯塚昭三
- 第11話~第44話:渡部猛
第1話の放送ライブラリーには飯塚昭三の名前が記載され、最終話の出演者欄には渡部猛の名前が確認できます。つまり、飯塚昭三は初代ドン・ホラーの声優として重要な存在ですが、途中から担当者が交代しています。
マクーの主要な敵キャラクター
敵側の人物も、単純な怪人だけではなく、それぞれの背景や立場が設定されていることが初代作品の特徴です。主人公側のキャストだけでなく、こうした敵役の配役も把握しておくと、作品全体の関係性が理解しやすくなります。
【2012年映画版】石垣佑磨が十文字撃を演じ、大葉健二も出演
2012年10月20日に公開された『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は、初代の放送30周年を記念して製作された劇場作品です。
この映画で新たなギャバンを演じたのが石垣佑磨です。役名は十文字撃。初代の一条寺烈を演じた大葉健二も出演し、新旧ギャバンが同じ作品で共演しました。
2012年映画版の出演者一覧
| 俳優 | 役名 |
|---|---|
| 石垣佑磨 | 十文字撃/ギャバン |
| 大葉健二 | 一条寺烈 |
| 滝裕可里 | 河井衣月 |
| 永岡卓也 | 大熊遠矢 |
| 森田涼花 | シェリー |
| 西沢利明 | コム長官 |
| 穂花 | エリーナ |
| 三浦力 | シャリバン/日向快 |
| 岩永洋昭 | シャイダー/烏丸舟 |
| 関智一 | リザードダブラーの声 |
| 松本大 | ザン・バルドの声 |
| 人見早苗 | 魔女キル |
| 飯塚昭三 | ドン・ホラーの声 |
映画版の大きな見どころは、初代ギャバンの大葉健二が再び一条寺烈を演じたことです。新主人公を中心に据えながらも、初代を知るファンが楽しめる構成になっています。
加えて、シャリバン役の三浦力、シャイダー役の岩永洋昭も登場。ギャバンだけでなく、宇宙刑事シリーズのヒーローが集結する作品となりました。
なお、2012年版の十文字撃と、2026年版の弩城怜慈は別人物です。石垣佑磨と長田光平の役柄を混同しないようにしましょう。
【2026年最新版】超宇宙刑事ギャバン インフィニティのキャスト一覧
2026年の新シリーズ『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、テレビ朝日系で2026年2月15日に放送開始となりました。東映とテレビ朝日などによる新たな特撮ブランド「PROJECT R.E.D.」の第1弾作品です。
初代のように一人の宇宙刑事が地球を守るという構図だけでなく、多元宇宙に存在する複数の地球と、それぞれの世界のギャバンが登場する設定が採用されています。
2026年版の主要キャスト
安井謙太郎の出演は、2026年3月29日にテレビ朝日が発表しました。つまり、当初から発表されていた3人のギャバンに加えて、放送途中から4人目のギャバンが登場したことになります。
主要なサポートキャストと声優
| 俳優・声優 | 役名 |
|---|---|
| 松永有紘 | 伊達大佐 |
| 有坂心花 | アギ |
| 安田啓人 | 和仁淵力哉 |
| 谷田ラナ | 高鳴寿 |
| 入山杏奈 | 天羽琉唯 |
| 平岡祐太 | カレル・コム・ウィギレス |
| 藤田玲 | デス・ギャバン/御蔭哲真 |
| 子安武人 | パトランの声 |
| 川澄綾子 | ナレーション/エモルギアの声 |
| 関俊彦 | ギャバリオントリガーなどのシステム音声 |
2026年版では、俳優だけでなく声優陣も作品の世界観を支えています。特に子安武人、川澄綾子、関俊彦といった声優の参加は、キャラクターやメカニックの表現に幅を持たせています。
デス・ギャバン役は藤田玲
2026年版の敵側で注目されたのが、藤田玲演じるデス・ギャバン/御蔭哲真です。
御蔭哲真は、主人公・弩城怜慈の先代にあたるギャバン。かつてギャバン・デスティニーと呼ばれていた人物で、作品の物語が進むにつれて、その正体と怜慈との関係が明らかになっていきました。
テレビ朝日の2026年5月17日付の公式発表では、藤田玲が御蔭哲真役として登場し、デス・ギャバンに蒸着することが紹介されています。初代のドン・ホラーとは異なる、2026年版独自の敵役です。
2026年の劇場版キャストにも注目
2026年7月24日には、劇場版『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』が公開されました。
テレビシリーズの主要キャストに加え、新たな敵役として高橋努が長谷誠/ギャバンキラーを演じています。また、ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介も出演し、それぞれレナルド、ジュダーを担当しました。
映画版の主な出演者は次のとおりです。
- 長田光平:弩城怜慈/ギャバン・インフィニティ
- 赤羽流河:哀哭院刹那/ギャバン・ブシドー
- 角心菜:祝喜輝/ギャバン・ルミナス
- 安井謙太郎:風波駆無/ギャバン・ライヤ
- 松永有紘:伊達大佐
- 有坂心花:アギ
- 安田啓人:和仁淵力哉
- 谷田ラナ:高鳴寿
- 入山杏奈:天羽琉唯
- 平岡祐太:カレル・コム・ウィギレス
- 後藤淳平:レナルド
- 福徳秀介:ジュダー
- 高橋努:長谷誠/ギャバンキラー
東映ビデオの2026年9月18日付発表では、本作のBlu-ray・DVDが2026年12月2日発売予定とされています。11月現在、劇場公開後の映像ソフト化も予定されている状況です。
【宇宙刑事ギャバンのキャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初代の宇宙刑事ギャバンを演じた俳優は誰ですか?
A1:大葉健二です。1982年のテレビシリーズで、一条寺烈/ギャバンを演じました。
Q2:ミミー役とマリーン役は誰ですか?
A2:ミミー役は叶和貴子、マリーン役は名代杏子です。どちらも1982年の初代テレビシリーズに出演しています。
Q3:ドン・ホラーの声優は誰ですか?
A3:第1話から第10話までは飯塚昭三、第11話から最終話までは渡部猛が担当しました。
Q4:2012年の映画で新しいギャバンを演じたのは誰ですか?
A4:石垣佑磨です。十文字撃という人物を演じ、大葉健二演じる初代の一条寺烈とも共演しました。
Q5:2026年のギャバン・インフィニティの主演は誰ですか?
A5:長田光平です。弩城怜慈/ギャバン・インフィニティを演じています。赤羽流河、角心菜、安井謙太郎も、それぞれ別のギャバンを演じています。
Q6:2026年版に初代の大葉健二は出演していますか?
A6:2026年版のテレビシリーズおよび劇場版の主要キャスト発表には、大葉健二は含まれていません。初代の一条寺烈と2026年版の弩城怜慈は別の主人公です。
まとめ:宇宙刑事ギャバンの歴代キャストを正しく見分けるポイント
『宇宙刑事ギャバン』の歴代キャストを整理すると、作品ごとの主人公と世界観の変化がよく分かります。
- 1982年初代TV版: 大葉健二が一条寺烈を演じ、叶和貴子、 西沢利明、名代杏子、鈴木正幸らが出演。
- 2012年映画版: 石垣佑磨が十文字撃を演じ、大葉健二と西沢利明も続投。
- 2026年新シリーズ: 長田光平が弩城怜慈を演じ、赤羽流河、角心菜、安井謙太郎らが複数のギャバンを担当。
特に覚えておきたいのは、初代の大葉健二、2012年映画の石垣佑磨、2026年の長田光平という3人の主人公の違いです。同じギャバンの名を受け継いでいても、それぞれ演じる人物と作品の設定は異なります。
また、初代の敵役ドン・ホラーの声優交代や、2012年映画での旧キャストの再登場、2026年版での多元宇宙という新設定など、細かな違いを知ると歴代作品をより深く楽しめます。
懐かしい初代を振り返りたい人は1982年版から、歴代ギャバンの継承を楽しみたい人は2012年版から、そして新しい特撮ヒーローの展開を追いたい人は2026年版から視聴すると、それぞれの作品の魅力をつかみやすくなります。
主な資料:テレビ朝日・PROJECT R.E.D.公式サイト、放送ライブラリー、東映ビデオ、U-NEXT、映画.comの作品情報。