2026年11月6日現在、読売ジャイアンツはレギュラーシーズンを76勝64敗3分のセ・リーグ2位で終え、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでDeNAに敗退した。シーズン終盤の監督交代、松井秀喜新監督の就任、若手選手の台頭、主力投手の故障など、チームを取り巻く状況は大きく動いている。
スポーツ報知の巨人ニュースで現在注目されているのは、松井新体制の始動に加え、広島・森下暢仁のFA獲得調査、秋季キャンプ、契約更改、2026年ドラフト指名選手の動向だ。NPBの公式記録と報道各社の最新情報を照合し、今季の成績から2027年のチーム再建までを整理する。
【2026年の巨人はセ・リーグ2位!公式戦の結果とシーズン総括】
2026年の巨人は、優勝争いを最後まで続けながらも、最終的には阪神に及ばなかった。
日本野球機構(NPB)の2026年度公式記録によると、巨人の最終成績は143試合で76勝64敗3分。勝率は.543で、首位阪神とは2.5ゲーム差だった。
2026年セ・リーグ最終順位
| 順位 | 球団 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 阪神 | 79勝62敗2分 | .560 |
| 2位 | 巨人 | 76勝64敗3分 | .543 |
| 3位 | DeNA | 71勝69敗3分 | .507 |
| 4位 | 広島 | 61勝78敗4分 | .439 |
| 5位 | ヤクルト | 61勝80敗2分 | .433 |
| 6位 | 中日 | 60勝81敗2分 | .426 |
出典:日本野球機構・2026年度公式戦勝敗表。
巨人は3位DeNAに5ゲーム半の差をつけて2位を確保した一方、優勝した阪神との直接的な差は最後まで埋まらなかった。
CSはDeNAに連敗して敗退
2026年10月10日から東京ドームで開催されたCSファーストステージでは、3位DeNAと対戦した。
- 10月10日:巨人1-2 DeNA
- 10月11日:巨人1-4 DeNA
2試合とも打線が十分な得点を挙げられず、巨人は2連敗でシーズンを終えた。
レギュラーシーズンで2位を確保しても、短期決戦では別の戦い方が求められる。特に1点を争う展開での得点力と、先発投手の試合運びが課題として残った。
NPBの公式試合結果でも、10月11日の敗戦によるファーストステージ敗退が確認できる。
【松井秀喜監督の最新ニュース!就任日・発言・新コーチ陣】
2026年10月23日、読売ジャイアンツは松井秀喜氏の新監督就任を発表した。
松井氏にとっては、2002年以来24年ぶりの巨人ユニホームでの復帰となる。背番号は90、契約期間は3年間。2027年シーズンに向けた新しいチームづくりが始まった。
松井新監督が掲げた新しい黄金時代
10月23日の就任会見で、松井監督は次のように語った。
これからジャイアンツが新たな黄金時代が訪れるよう、今日ここからスタートしていきたいと思っております。
TBS NEWS DIGが報じた就任会見では、松井監督が現役時代に長嶋茂雄監督の下で学んだ経験にも触れている。
一方、自身の指導者経験が少ないことも率直に認めた。選手やコーチと知恵を出し合い、選手が自ら成長できる環境をつくるという考え方が、新体制の基本姿勢として示された。
背番号90には長嶋氏への敬意も込められている。
松井監督の役割は、単に現役時代の実績をチームに持ち込むことではない。選手の能力を引き出す組織づくりと、長期的に勝てるチームの構築が求められる。
高橋由伸ヘッドコーチ、清水隆行打撃チーフが復帰
10月30日には、2027年に向けたコーチングスタッフの陣容も発表された。
注目は、松井監督を支える高橋由伸ヘッドコーチと清水隆行打撃チーフコーチの就任だ。
現役時代に巨人の外野を支えた3人が、今度は首脳陣として再び集まることになった。
主なスタッフは次の通り。
- 1軍監督:松井秀喜
- ヘッドコーチ:高橋由伸
- 打撃チーフコーチ:清水隆行
- ディフェンスチーフコーチ:川相昌弘
- 投手チーフコーチ:杉内俊哉
- 投手コーチ:内海哲也
- バッテリーチーフコーチ:村田善則
- 2軍監督:会田有志
- 3軍監督:高木康成
球団は高橋ヘッドコーチに、各部門のコーチを統括する役割を担わせる方針を説明している。得点力の向上と失点の抑制を、それぞれの担当部門が責任を持って進める体制だ。
また、今季監督代行を務めた橋上秀樹氏は、11月1日付で編成本部長代理に就任した。
(日刊スポーツ、2026年10月30日報道)
【巨人の選手成績・個人成績を検証!投打の中心は誰だった?】
2026年の巨人を数字から見ると、投手陣の安定感と打線の得点力に課題が残ったことが分かる。
NPBのチーム成績では、巨人のチーム防御率は2.80。リーグ2位の好成績だった。一方、チーム打率は.234で、リーグ4位にとどまった。
つまり、投手力だけでなく、打線の底上げが来季の順位を左右する重要なテーマになる。
野手ではダルベックと松本剛に注目
2026年の個人成績で目立ったのが、ボビー・ダルベックの長打力だ。
NPB公式記録によると、ダルベックは135試合に出場し、打率.252、25本塁打、81打点を記録した。
本塁打と打点でチームをけん引し、長打率は.457。外国人打者として期待された長距離砲の役割を果たした。
松本剛は打率.274、115安打を記録。泉口友汰も打率.264、120安打と安定した数字を残した。
一方、浦田俊輔は118試合で打率.271、36盗塁を記録。俊足を生かした攻撃面で存在感を示したが、9月に右肘靱帯を損傷して離脱した。
投手陣では竹丸・井上・マルティネスが活躍
先発陣では2025年ドラフト1位の竹丸和幸が大きく成長した。
2026年は22試合に登板して11勝9敗、防御率3.27。新人ながら開幕投手を務め、シーズンを通じて先発ローテーションを支えた。
井上温大も23試合で10勝8敗、防御率2.02、146奪三振を記録。規定投球回以上の投手を対象としたセ・リーグ防御率ランキングでは3位に入った。
抑えではライデル・マルティネスが42セーブを挙げ、リーグ最多のセーブ数を記録している。
投手陣には確かな強みがある一方、先発投手の故障による離脱がシーズン後半の不安材料になった。
【巨人の故障・離脱情報と選手起用の問題点】
2026年の巨人では、複数の主力・若手選手が故障に見舞われた。
山崎伊織は右肩のコンディション不良で離脱
山崎伊織は開幕前から右肩の状態に悩まされ、シーズン中も離脱と復帰を繰り返した。
8月24日には右肩のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。
7月の1軍復帰後も5試合で1勝1敗、防御率4.91と本来の力を発揮しきれなかった。
戸郷翔征も故障の影響を受けたと報じられており、先発投手陣の稼働率は補強を考えるうえで重要な論点になっている。
浦田俊輔は36盗塁を記録した後に離脱
浦田は9月14日のDeNA戦で右肘を負傷。17日に右肘靱帯損傷と診断され、1軍登録を抹消された。
負傷前は打率.271、36盗塁と、リードオフマンとしてチームを支えていた。
走塁面での貢献が大きかっただけに、シーズン終盤の離脱は打線の組み立てにも影響した。
浅野翔吾は右膝手術後に育成契約の可能性
浅野翔吾は2026年8月27日に右膝内側半月板縫合術を受けた。
1軍出場は9試合、打率.185、1本塁打。期待された出場機会を確保できないシーズンとなった。
さらに10月25日には球団から自由契約の通知を受けた。今後は育成契約を打診する見通しと報じられている。
自由契約の通知は、選手としてのキャリア終了を意味するものではない。リハビリを優先しながら再び支配下登録を目指す選択肢もある。
故障情報を見る際には、登録抹消、故障診断、手術、復帰、契約形態の変更をそれぞれ区別する必要がある。
【契約更改・FA補強・2026年ドラフトの最新情報】
11月に入り、巨人のストーブリーグも本格化している。
特に注目されるのは、森下暢仁のFA動向と、契約更改による若手選手の評価だ。
11月6日に契約更改がスタート
スポーツ報知の11月6日付報道によると、巨人の契約更改は同日から始まり、初日は4選手が契約にサインした。
| 選手 | 区分 | 2027年推定年俸 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 平山功太 | 内野手 | 1,250万円 | 830万円増 |
| 河野優作 | 育成投手 | 420万円 | 20万円増 |
| 鈴木圭普 | 育成投手 | 370万円 | 10万円増 |
| 坂本達也 | 育成捕手 | 420万円 | 現状維持 |
※金額は報道による推定額。
平山は支配下昇格後に40試合へ出場し、打率.248、3本塁打を記録。今季の成長が年俸に反映された形だ。
河野もファームで23試合に登板し、防御率2.18を記録している。
ただし、11月6日の4選手は契約更改の初日分であり、これが巨人全選手の年俸一覧ではない。主力選手の契約更改は今後の発表が焦点となる。
FA補強の注目は広島・森下暢仁
2026年11月4日、広島の森下暢仁が国内FA権の行使を表明した。
スポーツ報知は11月5日、巨人が森下の獲得に向けて本格的な調査を進めていると報じた。
森下は2019年ドラフト1位で広島に入団し、通算60勝を記録している。2026年は7勝11敗、防御率3.60だった。
巨人にとって魅力的なのは、右投手の先発陣を補強できる可能性だ。
竹丸と井上が若手先発として結果を残した一方、戸郷や山崎伊織が故障に苦しんだ。長いイニングを投げられる実績のある右腕を加えることは、ローテーションの安定につながる。
ただし、11月6日現在、森下の巨人入団が決まったわけではない。ソフトバンクやDeNAなども獲得に関心を示していると報じられており、今後の交渉が注目される。
FA権の行使表明と移籍先の決定は別の段階である。獲得調査の報道だけで入団決定と判断するのは早い。
2026年ドラフト指名選手一覧
10月22日に開催された2026年ドラフト会議で、巨人は支配下6人、育成5人を指名した。
支配下指名は以下の通り。
| 順位 | 選手 | ポジション | 出身 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 織田翔希 | 投手 | 横浜高 |
| 2位 | 平田玲翔 | 投手 | 大分商高 |
| 3位 | 池田聖摩 | 内野手 | 横浜高 |
| 4位 | 杉本真滉 | 投手 | 智辯学園高 |
| 5位 | 伊藤櫂人 | 内野手 | 中央大学 |
| 6位 | 松平快聖 | 投手 | 神奈川大学 |
育成指名は、谷渕瑛仁、柳井球汰、嶋武仁、松田陸斗、関蓮太郎の5人。
支配下指名では投手4人、内野手2人という構成になった。先発投手の将来的な選択肢を増やしながら、野手の競争力も高める狙いがうかがえる。
【巨人の秋季キャンプ・東京ドーム日程と2027年の展望】
松井新監督のもとで始まった秋季キャンプは、2027年の戦力を考えるうえで重要な期間だ。
秋季キャンプは10月30日から11月13日まで
巨人は10月29日に秋季キャンプの参加メンバーを発表した。
10月30日からGタウンと川崎市のジャイアンツ球場で実施され、11月13日までの日程が組まれている。
参加選手には、門脇誠、石塚裕惺、平山功太、中山礼都、佐々木俊輔、西舘勇陽、竹丸和幸らが名を連ねた。
一方、田中将大、戸郷翔征、山崎伊織、井上温大、大勢、坂本勇人、甲斐拓也らは自主調整組に振り分けられている。
若手を中心とした実戦的な練習と、主力選手のコンディション調整を並行させる形だ。
松井監督が就任して最初に迎えるこのキャンプでは、選手との関係づくりだけでなく、各選手の適性やチーム内の競争をどう評価するかも注目される。
東京ドームの2026年公式戦は全日程終了
2026年の東京ドームでの巨人公式戦は、すでに全日程が終了している。
東京ドームの開催日程には、9月の中日戦、ヤクルト戦、広島戦、10月3日のDeNA戦などが組まれていた。
10月3日のDeNA戦を最後に、2026年のレギュラーシーズン公式戦は終了。10月10日と11日にはCSファーストステージが同球場で開催された。
2027年の東京ドーム開催日程は、今後の球団・球場からの発表が待たれる。
2027年の巨人が解決すべき3つの課題
1. 打線の得点力を引き上げる
2026年のチーム打率は.234。投手陣が2.80の防御率を記録した一方、打線には改善の余地がある。
ダルベックの長打力だけに頼らず、泉口、松本、浦田らが出塁と得点に絡む形を確立できるかがポイントになる。
2. 先発ローテーションの稼働率を高める
山崎や戸郷の故障離脱は、チームの先発構想に影響した。
竹丸と井上の成長は明るい材料だが、143試合を安定して戦うには、先発投手の人数と故障への備えが必要になる。
森下のFA調査が報じられた背景にも、こうした補強事情がある。
3. 若手の成長と1軍競争を両立させる
織田翔希ら新入団選手の育成に加え、石塚裕惺、平山功太ら既存の若手にも期待がかかる。
高橋由伸ヘッドコーチと清水隆行打撃チーフコーチが加わったことで、打撃面の指導体制も変化する。
松井監督が掲げる新しい黄金時代を実現するには、実績ある選手への依存を減らし、若手が継続的に1軍戦力へ成長する仕組みが欠かせない。
【スポーツ報知の巨人ニュースに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の巨人の最終順位は何位ですか?
A1:2026年のセ・リーグ最終順位は2位です。143試合で76勝64敗3分、勝率.543を記録し、優勝した阪神とは2.5ゲーム差でした。CSファーストステージではDeNAに2連敗して敗退しています。
Q2:松井秀喜監督はいつ巨人の監督に就任しましたか?
A2:2026年10月23日に新監督就任が発表されました。背番号は90、契約期間は3年です。2026年のレギュラーシーズンは阿部慎之助監督に代わって5月26日から橋上秀樹監督代行が指揮しており、松井監督は2027年シーズンに向けた新監督です。
Q3:2026年の巨人で最も本塁打を打った選手は誰ですか?
A3:ボビー・ダルベックです。2026年は25本塁打、81打点を記録しました。
Q4:巨人は森下暢仁を獲得することが決まっていますか?
A4:11月6日現在、入団は決まっていません。森下は11月4日に国内FA権の行使を表明し、スポーツ報知は翌5日に巨人が獲得調査を進めていると報じました。
Q5:巨人の2026年秋季キャンプはいつまでですか?
A5:10月30日から11月13日までの予定です。Gタウンと川崎市のジャイアンツ球場で実施されています。
Q6:巨人の契約更改で年俸が上がった選手は誰ですか?
A6:11月6日の初日には平山功太、河野優作、鈴木圭普の3選手が増額で契約しました。平山は830万円増の推定年俸1,250万円です。今後の主力選手の契約更改にも注目が集まります。
【プロの結論】2027年の巨人は松井新体制の実行力が最大の焦点
2026年の読売ジャイアンツは、セ・リーグ2位という結果を残しながら、CS敗退によって日本一への道を断たれた。
数字を振り返ると、投手陣の防御率2.80や井上温大、竹丸和幸の成長は大きな収穫だった。一方で、チーム打率.234、主力投手の故障、短期決戦での得点不足という課題も浮き彫りになった。
そして、10月23日に発表された松井秀喜監督の就任は、球団の次の時代を左右する大きな転換点となった。
今後のニュースを見極める際は、次の3点を区別すると情報を整理しやすい。
- 確定情報: NPB公式の試合結果、順位表、選手成績、球団の監督・選手契約発表。
- 報道段階の情報: FA獲得調査、補強候補、契約交渉の見通し。
- 今後の評価材料: 秋季キャンプでの起用、若手の成長、故障選手の復帰状況。
スポーツ報知の巨人ニュースを追うなら、速報の見出しだけでなく、NPBの公式記録と照合することが大切だ。
2027年の巨人に求められるのは、松井監督の知名度や現役時代の実績だけではない。高橋由伸ヘッドコーチを中心とした組織づくり、打線の再構築、先発投手陣の安定、そして若手の継続的な育成である。
松井新監督が掲げる「新たな黄金時代」が、実際の勝利と優勝という結果につながるのか。2026年の総括を踏まえた2027年の巨人再建こそ、これから追うべき最大のニュースだ。