2026年世界選手権の日本代表はロコ・ソラーレ。日本カーリング協会の公式登録メンバーは5人で、藤澤五月がスキップを務めました。
この5人が2026年世界選手権の日本代表登録メンバーです。実際の試合では4人がプレーし、控えを含めた選手起用が行われました。なお、吉田知那美と吉田夕梨花は姉妹で、異なるポジションからチームを支えています。
藤澤は単に最後のストーンを投げるだけではありません。相手の配置、氷の状態、残りエンド数、得点差を踏まえ、チーム全体の戦略を決定する役割を担います。
藤澤五月のスキップとしての成績
世界選手権では、予選12試合を9勝3敗で終えました。決勝トーナメントではトルコに7対5で勝利した一方、カナダに3対11、スウェーデンに5対8で敗れています。
大会記録を集計した選手別データでは、藤澤の全15試合のショット成功率は78%。ただし、試合ごとの数字には幅があり、アメリカ戦では89%、準決勝のカナダ戦では48%でした。ショット成功率だけでチーム全体の勝敗を説明できないことも、カーリングの難しさです。
世界カーリング連盟の試合別記録でも、藤澤がスキップ、吉田知那美がバイススキップ、鈴木夕湖がセカンド、吉田夕梨花がリードとして出場した試合を確認できます。
【世界選手権の予選順位表】13チームの勝敗と決勝進出の条件
世界女子カーリング選手権2026には13チームが参加しました。各国が総当たりで戦うラウンドロビンの上位6チームがプレーオフへ進出する方式です。
上位2チームは準決勝へ直接進出し、3位から6位の4チームは準決勝進出を懸けた試合に臨みます。この仕組みが、日本の予選3位と最終4位という順位の違いを生んでいます。
2026年ラウンドロビン最終順位
1. スイス:11勝1敗
2. カナダ:10勝2敗
3. 日本:9勝3敗
4. スウェーデン:8勝4敗
5. 韓国:8勝4敗
6. トルコ:7勝5敗
7. 中国:6勝6敗
8. イタリア:5勝7敗
9. ノルウェー:4勝8敗
10. スコットランド:4勝8敗
11. デンマーク:3勝9敗
12. アメリカ:2勝10敗
13. オーストラリア:1勝11敗
出典:World Curling公式大会結果・最終順位表。
日本が3位から4位になった理由
日本は予選を3位で終えたため、トルコとのプレーオフに進みました。ここで勝利した日本は準決勝でカナダと対戦しましたが、カナダの高いショット精度と序盤の大量得点を止められず、3対11で敗れました。
続く3位決定戦ではスウェーデンに5対8で敗戦。これにより、日本の最終順位は4位に確定しました。
この結果から分かるのは、予選での安定した勝ち星と、短期決戦で勝ち切る力は別の要素だということです。ラウンドロビンでは12試合を通して実力を発揮できても、決勝トーナメントでは一つのビッグエンドが試合の流れを大きく変えます。
【日本カーリング選手権 横浜2026】SC軽井沢クラブが女子優勝!
国内大会の大きなニュースは、2026年6月7日から14日まで横浜BUNTAIで開催された第43回日本カーリング選手権大会で、SC軽井沢クラブが女子の頂点に立ったことです。
決勝の相手は北海道銀行。SC軽井沢クラブは7対6で競り勝ち、2年ぶり2度目の日本選手権優勝を達成しました。男子チームも同じ大会で優勝し、クラブとして史上初の男女アベック優勝となりました。
女子決勝のスコアと勝敗を分けた第10エンド
決勝は序盤から北海道銀行がリードする展開でした。SC軽井沢クラブは第1エンドに2点を失い、その後も追いかける立場に立たされました。
第6エンドに2点を獲得して追い上げ、第8エンドにも1点を追加。しかし、第9エンド終了時点では北海道銀行が6対4でリードしていました。
勝負を決めたのは最終第10エンドです。後攻のSC軽井沢クラブが3点を獲得し、7対6と逆転。最後まで諦めずに攻め切った劇的な優勝でした。
出典:SC軽井沢クラブ公式大会総括、日本カーリング協会、日刊スポーツ(2026年6月14日)。
SC軽井沢クラブ女子の優勝メンバー
日本カーリング協会の大会記録に掲載された女子登録メンバーは次の5人です。
- 上野美優
- 上野結生
- 金井亜翠香
- 川田亜依
- 小栁麻葉
チームの中心となったのは、スキップの上野美優とサードの上野結生。上野姉妹と金井亜翠香を中心に、川田亜依を加えた体制で日本一を勝ち取りました。
SC軽井沢クラブは2024年にも日本選手権で優勝しており、2026年のタイトル獲得は2年ぶり。前回の優勝経験を持つチームが、新たな選手を加えて再び頂点に立ったことにも意味があります。
加えて、この優勝によって2030年フランス・アルプス冬季オリンピックの日本代表候補決定戦への出場権を獲得しました。日本カーリング協会の選考制度においても、今後につながる大きな成果です。
ロコ・ソラーレは国内選手権でまさかの予選敗退
世界選手権で4位に入ったロコ・ソラーレですが、6月の日本選手権では苦戦しました。1次予選の成績は1勝3敗。上位3チームに入れず、2次予選に進むことができませんでした。
主な試合結果は次のとおりです。
- 6月7日:GRANDIRに9対2で勝利
- 6月8日:SC軽井沢クラブに0対8で敗戦
- 6月9日:フィロシーク青森に5対10で敗戦
- 6月10日:中部電力に4対9で敗戦
特に中部電力戦では、第5エンドと第7エンドにそれぞれ3点を失い、4対9で敗れました。藤澤五月がスキップを務めたチームは、これで1勝3敗となり予選敗退が決まりました。
つまり、2026年の女子カーリングは、世界選手権でロコ・ソラーレが日本代表として4位に入り、国内選手権ではSC軽井沢クラブが優勝するという、異なる結果が生まれたシーズンだったのです。
【2027年世界女子カーリング選手権】開催日程と今後の注目点
次の大きな注目大会は、2027年3月に予定されている世界女子カーリング選手権です。World Curlingが2026年9月30日に公表した2026~2027年シーズンの公式カレンダーでは、開催期間が2027年3月13日から21日と発表されています。
2027年の関連大会スケジュール
| 日程 | 大会 | 開催地 |
|---|---|---|
| 2026年11月21日~26日 | 女子世界選手権予選 | スウェーデン・エステルスンド |
| 2027年3月13日~21日 | 世界女子カーリング選手権 | 開催地未定 |
2027年大会は18チームが参加する予定です。出場チームは前回の世界選手権からの進出チームと、2026年の世界選手権予選を通過したチームで構成されます。
なお、2026年11月5日時点で、2027年大会の開催地はWorld Curlingから正式発表されていません。日程は確定していますが、開催都市や会場、詳細な試合開始時刻、対戦組み合わせについては続報を待つ必要があります。
2027年に注目したい日本女子のポイント
日本女子の次の課題は、世界選手権での安定した予選成績を、決勝トーナメントでのメダル獲得につなげることです。
2026年のロコ・ソラーレは9勝3敗という優れた予選成績を残しました。一方、国内選手権ではSC軽井沢クラブが優勝し、ロコ・ソラーレは予選敗退という結果になっています。
今後は、世界選手権に出場するチームの選考、国内選手権での各チームの仕上がり、選手の入れ替わりなどが注目材料になります。特にSC軽井沢クラブが世界の舞台でも結果を残せるかは、日本女子カーリングの新たな見どころです。
【プロの結論】2026年の結果から読み解く女子カーリングの勢力図
2026年の大会結果を分析すると、日本女子カーリングには複数の強豪チームが存在し、代表チームの成績と国内選手権の順位が必ずしも一致しないことが分かります。
結果速報を見る際に押さえたい判断基準は、次の3点です。
1. 予選順位と最終順位を区別する
9勝3敗はロコ・ソラーレのラウンドロビン成績です。最終4位は決勝トーナメントを含めた大会全体の順位です。この2つを混同すると、大会結果を正しく理解できません。
2. 世界選手権と日本選手権は別の大会として見る
世界選手権は国際大会、日本選手権は国内のクラブ・チーム間で日本一を争う大会です。世界大会での成績だけで国内の優勝候補を判断することはできません。
3. スコアだけでなくエンドごとの展開を確認する
カーリングでは、最終エンドの後攻や複数得点を獲得するビッグエンドが勝敗を左右します。SC軽井沢クラブの決勝での3点獲得や、ロコ・ソラーレのスウェーデン戦での5失点は、その典型です。
2026年はロコ・ソラーレの国際舞台での健闘と、SC軽井沢クラブの国内優勝という2つの成果が残りました。日本女子の競争力を評価するには、単独チームの成績だけでなく、国内全体の層の厚さにも目を向ける必要があります。
【カーリング女子の結果速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年世界女子カーリング選手権で日本は何位でしたか?
A1:日本代表のロコ・ソラーレは最終4位でした。予選ラウンドロビンは9勝3敗で3位通過。トルコに勝った後、準決勝でカナダ、3位決定戦でスウェーデンに敗れました。
Q2:日本カーリング選手権横浜2026の女子優勝チームはどこですか?
A2:SC軽井沢クラブです。6月14日の決勝で北海道銀行を7対6で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たしました。
Q3:ロコ・ソラーレの2026年日本選手権の成績は?
A3:1次予選で1勝3敗となり、予選敗退でした。世界選手権での4位とは異なる結果になっています。
Q4:藤澤五月は2026年世界選手権でどのポジションでしたか?
A4:スキップです。チームの作戦を決定し、最後の重要なショットを担当する中心選手として日本代表を率いました。
Q5:2027年世界女子カーリング選手権はいつ開催されますか?
A5:2027年3月13日から21日までの予定です。2026年11月5日時点では開催地は未発表です。
まとめ:カーリング女子2026の結果と2027年への展望
2026年のカーリング女子は、世界選手権でロコ・ソラーレが9勝3敗の予選成績を残し、最終4位を獲得しました。藤澤五月、吉田知那美、吉田夕梨花らが世界の強豪と戦い、日本女子の存在感を示しました。
国内ではSC軽井沢クラブが日本カーリング選手権横浜2026を制覇。北海道銀行との決勝で最終エンドに3点を獲得する逆転劇を演じました。一方、ロコ・ソラーレは国内大会で1次予選敗退となり、世界大会とは異なる結果を経験しました。
次回の世界女子カーリング選手権は2027年3月13日開幕予定です。ロコ・ソラーレの今後の動向、SC軽井沢クラブの国際舞台への挑戦、そして日本女子代表の新たなメンバー構成が、次のシーズンの大きな注目ポイントになります。
試合速報を確認するときは、勝敗だけでなく、予選順位、プレーオフの結果、最終順位を分けてチェックすることが、カーリング女子の大会をより深く楽しむポイントです。