「名古屋場所になると、必ずテレビ中継で見かける白い着物姿の女性は誰なのか?」
大相撲名古屋場所のNHK中継で、西の花道近くに座り、凛とした着物姿で観戦する女性が「白鷺の姉御」と呼ばれている。その正体は、名古屋市内の鶏肉卸店で4代目女将を務める磯部安江さんだ。箱根駅伝で「三代目山の神」と呼ばれた陸上選手・神野大地さんの祖母としても知られている。
2026年7月12日に開幕した大相撲名古屋場所でも、磯部さんは84歳で観戦。会場がIGアリーナに移ってから2年目となった今年も、西の花道近くの定位置で相撲を楽しむ姿が報道された。7月26日の千秋楽にも登場し、変わらぬ存在感で相撲ファンの注目を集めている。
なぜ彼女はこれほど有名になったのか。西の花道を選ぶ理由や着物へのこだわり、神野大地さんとの心温まる関係、鶏肉卸店の女将としての素顔まで、2026年の最新報道と過去の取材をもとに紹介する。
【1】白鷺の姉御の正体は磯部安江さん!2026年も84歳で名古屋場所を観戦
白鷺の姉御の本名は、磯部安江(いそべ・やすえ)さん。
名古屋場所の中継を見ている人なら、白い着物をまとい、髪をきれいに整えた女性の姿に見覚えがあるかもしれない。
磯部さんは、長年にわたって大相撲名古屋場所を観戦してきた熱心な好角家だ。西の花道近くの客席を定位置とし、土俵上の取組だけでなく、土俵周辺で行われるさまざまな所作にも目を向けている。
2026年7月、IGアリーナでも変わらぬ姿
2026年7月12日、IGアリーナで大相撲名古屋場所が開幕した。
日刊スポーツの7月12日付報道によると、初日の客席には84歳の磯部さんの姿があった。西の花道近くに座り、いつものように着物姿で観戦していたという。
さらに7月26日の千秋楽にも登場。日刊スポーツは、84歳の名物客として磯部さんを紹介し、X上で寄せられた反応も伝えた。
2026年は、初日だけでなく千秋楽にも姿が報じられたことから、名古屋場所を象徴する存在としての健在ぶりが改めて注目された。
白鷺の姉御という愛称の意味
「白鷺の姉御」という呼び名は、磯部さんの独特な観戦スタイルと結びついている。
白を基調とした着物姿で、背筋を伸ばして座る姿は、まさに白鷺を思わせる凛とした印象だ。
また、「姉御」という呼び方には、長年にわたって相撲を見守ってきた存在感や、堂々とした雰囲気も重なる。
なお、報道では「白鷺の姉御」のほか、「白鷺の姐御」という表記も使われている。同じ磯部さんを指す愛称だ。
【2】なぜ有名?白鷺の姉御がNHK中継で注目される3つの理由
磯部さんが有名になった理由は、単に長年相撲を見ているからではない。
テレビ中継で目を引く装い、毎年同じ場所で観戦する継続性、そしてラジオ番組を通じた知名度の広がりが大きく関係している。
理由1:NHKのテレビ中継で繰り返し映る
大相撲のテレビ中継では、取組だけでなく、観客席の様子も画面に映し出される。
磯部さんは西の花道近くに座っているため、カメラに映り込む機会が多い。
日刊スポーツも2026年7月12日の記事で、NHKの中継に頻繁に映ることがSNSで反響を呼んでいると紹介した。
名古屋場所が始まると、磯部さんの姿を探す視聴者がいるのも特徴だ。
理由2:安住紳一郎さんのラジオ番組で広く知られるようになった
磯部さんの知名度を語るうえで欠かせないのが、TBSラジオの『安住紳一郎の日曜天国』だ。
安住紳一郎さんは、以前から名古屋場所の客席にいる磯部さんに注目していた。
そして2013年9月1日には、番組が磯部さんの自宅から生放送を行い、「白鷺の姉御スペシャル」として紹介した。
この放送によって、名古屋場所を見ている相撲ファンだけでなく、ラジオリスナーにも磯部さんの存在が広がった。
単なる中継の映り込みではなく、番組を通じて本人の人柄や生活にも関心が集まるようになったのである。
理由3:毎年変わらない着物姿と観戦スタイル
磯部さんの特徴として挙げられるのが、きちんと整えられた髪型と上品な着物姿だ。
特に白を基調とした装いは、観客席の中でも目を引く。
名古屋場所という夏の大舞台に、毎年同じようなスタイルで姿を見せる。その継続性が、視聴者にとって夏の訪れを感じさせる風物詩になっている。
2026年7月20日付のENCOUNTも、磯部さんを名古屋場所の名物的存在として紹介。ABEMAの中継視聴者からも、着物姿や若々しい雰囲気を称賛する声が寄せられたと伝えている。
【3】白鷺の姉御が西の花道近くに座る理由とは?着物姿へのこだわり
白鷺の姉御について、視聴者が特に気になるのが観戦場所だ。
なぜ毎年、西の花道近くに座っているのだろうか。
その答えは、単なる座席の好みではない。磯部さん自身が語った、大相撲の楽しみ方に関係している。
最初から西の花道にいたわけではない
2020年7月27日付の日刊スポーツの相撲コラムによると、磯部さんが初めて大相撲を観戦したのは約20年前。
知人からチケットを譲り受けたことがきっかけだった。
当初は相撲の知識がほとんどなかったという。
しかし、実際に会場で力士の姿や所作を目にするうちに、大相撲の魅力に引き込まれていった。
同記事では、当時の大関・千代大海の足裏を見て、その厳しい稽古に思いを寄せたエピソードも紹介されている。
また、若の里の美しい所作にも魅了されたという。
西の花道を選んだ本当の理由
興味深いのは、最初の約5年間は東の花道近くで観戦していたことだ。
その後、西の花道側へと観戦場所を移した。
理由は、行司や呼び出し、贈呈物などが目の前を通り過ぎるためだという。
つまり、磯部さんにとって西の花道近くの席は、単にテレビに映りやすい場所ではない。
土俵上の勝負だけでなく、大相撲を構成する一連の儀式や舞台裏に近い動きまで楽しめる場所なのだ。
日刊スポーツの記事では、磯部さんの言葉として次のコメントが紹介されている。
優勝杯が通り過ぎると興奮します。今の席はすごくいいわ。
この言葉からも、磯部さんが相撲の勝敗だけでなく、場所全体の雰囲気を大切にしていることが伝わる。
着物姿は白鷺の姉御の象徴
磯部さんのもう一つの特徴が、着物を着て観戦するスタイルだ。
長年、白を基調とした着物姿で客席に座る姿は、相撲ファンにとって見慣れた光景になっている。
2025年には会場がIGアリーナに変わったが、新会場でも従来の観戦スタイルを維持した。
2026年も同様に、着物と整えられた髪型で観戦している姿が報道されている。
会場が変わっても、観戦する楽しみ方や装いが受け継がれている点は、白鷺の姉御が長年親しまれる理由の一つだ。
【4】神野大地の祖母だった!磯部安江さんと孫の心温まる関係
白鷺の姉御がさらに広く知られるようになった背景には、孫の存在もある。
その孫とは、箱根駅伝で活躍した陸上選手の神野大地(かみの・だいち)さんだ。
神野大地は「三代目山の神」
神野大地さんは、青山学院大学の陸上競技部で活躍した長距離ランナー。
箱根駅伝の山上り、5区での力強い走りによって「三代目山の神」と呼ばれ、全国的な注目を集めた。
その祖母が磯部安江さんである。
つまり、白鷺の姉御は大相撲ファンに知られる存在であると同時に、箱根駅伝ファンにもつながりのある人物なのだ。
毎年恒例の祖母と孫の相撲観戦
2025年7月27日付の日刊スポーツは、神野さんが祖母と一緒に名古屋場所を観戦したことを報じた。
神野さんは自身のInstagramに祖母とのツーショットを掲載し、毎年恒例の相撲観戦について思いをつづった。
その投稿では、祖母と過ごす時間を大切にしている様子が伝わっている。
また、神野さん自身も相撲に親しむようになり、ダイジェストを見るほど好きになったと紹介された。
2026年も祖母と孫が名古屋場所に登場
2026年7月20日付のENCOUNTは、名古屋場所7日目に神野さんと磯部さんが会場にいたことを紹介した。
神野さんは自身のXにも祖母との観戦写真を投稿し、ファンからは祖母孝行を称賛する反応が寄せられたという。
相撲ファンにとっては、白鷺の姉御と神野大地さんがそろって観戦する姿も楽しみの一つになっている。
【5】磯部安江さんは鶏肉卸店の4代目女将!鳥孫商店での素顔
テレビでは着物姿の好角家として知られる磯部さんだが、もう一つの顔がある。
それが、名古屋市内の鶏肉卸店の4代目女将という仕事だ。
鶏肉卸店の女将としての顔
日刊スポーツの2026年7月の報道では、磯部さんは名古屋市内の鶏肉卸店で4代目女将を務めていると紹介されている。
また、TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の過去の放送記録では、磯部さんは鳥孫商店(とりまごしょうてん)の女将として紹介されてきた。
安住さんは番組内で、名古屋コーチンなどを扱う老舗の鶏肉店として同店に触れている。
相撲観戦中の凛とした姿からは想像しにくいかもしれないが、日々の商売を支える経営者側の立場でもある。
安住紳一郎さんが驚いた鳥孫商店と神野大地のつながり
安住さんと磯部さんの関係を語るうえで面白いのが、鳥孫商店と神野大地さんを結びつけたエピソードだ。
安住さんは過去のラジオ番組で、磯部さんが鳥孫商店の女将であることを知り、さらに孫が駅伝をしている神野大地さんだと聞いた経緯を振り返っている。
当時の神野さんは、まだ全国的なスターになる前だった。
その後、箱根駅伝で活躍し、孫の存在が広く知られるようになったことで、祖母の磯部さんにも改めて注目が集まった。
大相撲、ラジオ、駅伝、そして老舗の鶏肉卸店。
一見別々に見える世界が、磯部さんを中心につながっているところも興味深い。
【6】白鷺の姉御の経歴と2026年までの活動を時系列で整理
ここまでの報道を整理すると、磯部さんがどのようにして名古屋場所の名物客になったのかが見えてくる。
特に重要なのは、長年の観戦歴と、ラジオ・テレビを通じて認知度が広がった時期、そして2025年以降のIGアリーナでの観戦だ。
磯部安江さんの主な出来事・活動年表
2025年から会場はIGアリーナへ
名古屋場所を語るうえで欠かせない変化が、観戦会場の移転だ。
長年、愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で開催されてきた名古屋場所は、2025年から新設のIGアリーナに移った。
愛知県の公式観光情報によると、2026年の名古屋場所は7月12日から7月26日までの15日間開催された。
新会場になっても磯部さんは西の花道近くで観戦。2025年の初日、2026年の初日と千秋楽にも姿が報じられている。
会場が変わっても、名古屋場所を象徴する存在としての立ち位置は変わっていない。
【7】【プロの結論】白鷺の姉御の評判と現在の魅力、ネット上の疑問を検証
白鷺の姉御が長年にわたって親しまれている理由は、単にテレビに映る有名な観客だからではない。
そこには、大相撲を長く楽しんできた一人のファンとしての姿勢がある。
白鷺の姉御の評判は?
2026年7月の日刊スポーツの記事では、磯部さんが初日に登場したことに対し、SNSで次のような反応が紹介された。
- 姿を見かけて安心したという声
- 元気そうな様子を喜ぶ声
- 名古屋場所の季節が来たと実感する声
また、7月26日の千秋楽には、着物姿を称賛する声や、今場所も観戦していることを喜ぶ声が紹介された。
ENCOUNTでも、白い着物姿や若々しい雰囲気への称賛が取り上げられている。
もちろん、こうした反応は報道で紹介されたSNS上の声であり、全視聴者を対象にした世論調査ではない。
それでも、磯部さんの登場が相撲ファンにとって楽しみの一つになっていることは、複数の報道からうかがえる。
よくある誤解1:テレビに映るために西の花道を選んでいる?
これは誤解だ。
日刊スポーツの2020年の取材では、磯部さんが西の花道を選んだ理由は、行司や呼び出し、贈呈物などを間近で見られるからだと紹介されている。
テレビ映りを目的にした座席選びというより、大相撲そのものを深く楽しむための選択だ。
よくある誤解2:白鷺の姉御は神野大地さんの母親?
これも誤りである。
磯部安江さんは神野大地さんの祖母だ。
神野さんの母親と混同して検索されることがあるが、報道では一貫して祖母として紹介されている。
よくある誤解3:2026年も毎日15日間観戦した?
2026年については、初日、7日目、千秋楽の観戦が報道されている。
一方、過去の日刊スポーツの記事では、名古屋場所の15日間を通して観戦する姿が紹介されていた。
したがって、長年にわたって連日観戦してきた実績と、2026年に確認された観戦日を区別して理解する必要がある。
2026年11月現在の活動は?
2026年7月26日の千秋楽が、今回確認できた磯部さんの直近の観戦報道だ。
同年11月1日時点では、名古屋場所終了後の日常生活や店舗での具体的な活動について、新たな詳細報道は確認できない。
ただし、2026年7月の報道でも鶏肉卸店の4代目女将として紹介されており、名古屋場所では84歳で初日と千秋楽に姿を見せている。
現在の生活を必要以上に芸能人のように捉えるよりも、商売を担いながら、毎年の名古屋場所を楽しみにしている好角家として理解するのが自然だ。
【プロの結論】名古屋場所を彩るのは土俵上の力士だけではない
大相撲は、力士の勝敗だけで成立しているわけではない。
行司の所作、呼び出しの声、土俵入り、観客席の熱気、そして長年同じ場所から観戦するファンの存在も、場所の魅力をつくっている。
磯部さんは、そのことを体現する存在だ。
20年以上にわたって相撲を楽しみ、観戦場所にも自分なりのこだわりを持ち、着物姿で会場に足を運ぶ。
加えて、神野大地さんとの祖母と孫の関係や、鶏肉卸店の女将という仕事もある。
白鷺の姉御の魅力は、テレビに映る華やかさだけではない。自分の好きなものを長く大切にし、その楽しみ方を変えずに続けていることにある。
それが、毎年名古屋場所になると多くの人が彼女の姿を探す理由ではないだろうか。
【白鷺の姉御に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:白鷺の姉御の正体は誰ですか?
A1:名古屋市内の鶏肉卸店で4代目女将を務める磯部安江さんです。大相撲名古屋場所で西の花道近くに座る着物姿の女性として知られています。
Q2:白鷺の姉御と神野大地さんはどんな関係ですか?
A2:祖母と孫の関係です。神野大地さんは青山学院大学出身の陸上選手で、箱根駅伝の5区で活躍し「三代目山の神」と呼ばれました。
Q3:なぜ白鷺の姉御は西の花道近くに座るのですか?
A3:行司や呼び出し、贈呈物などが目の前を通り、大相撲をより身近に感じられるためです。磯部さん自身が取材で説明しています。
Q4:白鷺の姉御は2026年も名古屋場所に来ましたか?
A4:はい。2026年7月12日の初日と7月26日の千秋楽に観戦する姿が報道されました。当時84歳でした。
Q5:白鷺の姉御は現在も鶏肉店の女将ですか?
A5:2026年7月の報道でも、名古屋市内の鶏肉卸店の4代目女将として紹介されています。店舗の最新の営業状況などについては、別途確認が必要です。
Q6:白鷺の姉御という名前の由来は何ですか?
A6:安住紳一郎さんのラジオ番組などを通じて広く知られるようになった愛称です。白い着物姿や凛とした佇まいが印象的ですが、名前の由来について確定的な公式説明は見当たりません。
まとめ:白鷺の姉御は2026年も名古屋場所を彩る名物客
白鷺の姉御の正体は、名古屋市内の鶏肉卸店で4代目女将を務める磯部安江さんだ。
2026年7月の名古屋場所では84歳で観戦し、IGアリーナの西の花道近くで変わらぬ着物姿を披露した。
その魅力を整理すると、次の5点に集約できる。
- 人物: 神野大地さんの祖母、磯部安江さん。
- 仕事: 名古屋市内の鶏肉卸店の4代目女将。
- 観戦スタイル: 白い着物と整えられた髪型が特徴。
- 人気の理由: NHK中継への映り込みと安住紳一郎さんのラジオ番組での紹介。
- 2026年の近況: 84歳で名古屋場所の初日と千秋楽を観戦。
2025年にIGアリーナへ会場が移り、2026年も新しい会場で相撲を見守った磯部さん。
毎年夏になると、その姿を楽しみにするファンがいる。土俵上の力士だけでなく、長年にわたって大相撲を愛し続ける観客もまた、名古屋場所の大切な風景なのだ。
次の名古屋場所でも、西の花道近くに白鷺の姉御の姿が見られることを楽しみにしたい。