新田康仁(にった・やすひと)選手は、静岡県を登録地とする競輪界のベテランレーサーです。1974年3月8日生まれの52歳で、74期として1994年にデビュー。2008年のG2・サマーナイトフェスティバル優勝や、2022年の通算500勝達成など、長年にわたって第一線で活躍してきました。
2026年11月現在はS級2班に所属し、公式プロフィール上の今期競走得点は106.09点(11月1日更新)。脚質は「追」で、近況成績にも安定した連対率が表れています。現在の級班や競走得点、通算成績、獲得タイトル、今後の出走予定を整理すると、50代を迎えた新田選手の現在地が見えてきます。
【プロフィール】新田康仁はどんな競輪選手?2026年の基本情報
新田康仁選手は、1990年代から現在まで競輪界で活躍を続ける静岡のベテラン選手です。長いキャリアの中でS級上位クラスを経験し、ビッグレースの優勝や通算500勝という記録も残しています。
新田康仁の年齢・生年月日・所属
KEIRIN.JPの公式選手プロフィールによると、新田選手の基本情報は次のとおりです。
- 選手名:新田康仁(にった・やすひと)
- 生年月日:1974年3月8日
- 年齢:52歳(2026年11月現在)
- 登録府県:静岡県
- 期別:74期
- 登録番号:012887
- 現在の級班:S級2班
- 脚質:追
- 身長:171.0cm
- 体重:83.0kg
- ホームバンク:静岡
競輪選手としての登録日は1994年7月1日。初出走は同年8月14日の宇都宮競輪場で、デビュー戦は1着・1着・1着という好成績でした。
2026年で選手生活は32年目に入ります。52歳という年齢だけを見ると大ベテランですが、現役選手としてS級に在籍し、G3などのグレードレースにも出場している点が特徴です。
74期とは?競輪界でのキャリア
74期は、1994年前後に競輪選手としてデビューした世代です。新田選手はその一人として競輪人生をスタートさせ、長期間にわたってS級で戦ってきました。
プロフィールには、競輪学校時代の成績として1着44回、2着28回、3着10回、着外26回、卒業時順位5位と記録されています。養成段階から高い競技力を持っていたことが分かります。
また、ホームバンクは静岡競輪場です。静岡を拠点とする選手として、地元開催への出場や静岡勢との連係も注目されるポイントです。
【経歴・年表】74期デビューから通算500勝までの歩み
新田選手の競輪人生を振り返ると、1994年のデビュー、2008年のG2制覇、2022年の500勝達成が大きな節目になります。
特に2008年は、選手としての実績を語るうえで欠かせないシーズンです。高松宮記念杯競輪で準優勝、サマーナイトフェスティバルで優勝、オールスター競輪で3着と、主要レースで存在感を示しました。
新田康仁の主な経歴と転換点
| 年月・時期 | 出来事・実績 | 競輪人生における意味 |
|---|---|---|
| 1974年3月8日 | 静岡県で生まれる | 2026年11月現在52歳 |
| 1994年7月1日 | 選手登録 | 74期としてプロの競輪選手になる |
| 1994年8月14日 | 宇都宮でデビュー | 初出走から3連勝 |
| 2008年7月19日 | 第4回サマーナイトフェスティバル優勝 | G2のビッグタイトルを獲得 |
| 2008年 | 高松宮記念杯準優勝、オールスター3着 | 年間を通して大舞台で活躍 |
| 2022年6月23日 | 函館競輪で通算500勝達成 | 48歳で大台に到達 |
| 2025年7月1日 | S級1班に昇級 | S級上位クラスで再び戦う |
| 2026年7月1日 | S級2班に所属変更 | 2026年後期の現在の級班 |
2022年6月23日に達成した通算500勝
新田選手にとって大きな節目となったのが、2022年6月23日の函館競輪です。
この日の第4レースで1着となり、デビュー以来の通算500勝を達成しました。当時48歳。1994年のデビューから約27年11か月をかけて到達した記録です。
JKAが公表した500勝達成選手一覧にも、新田康仁選手の名前が掲載されています。また、2022年のJKA表彰歴には「500勝選手賞」が記録されています。
500勝は単に長く現役を続けているだけでは達成できません。競走に出場し、着実に1着を積み重ねる必要があります。長期間にわたって競技力を維持してきたことを示す実績です。
なお、2026年11月1日時点のKEIRIN.JPの通算成績では、1着数は591回となっています。500勝は過去の達成記録であり、現在の通算1着数はそこからさらに増えています。
【2026年最新成績】新田康仁の現在の級班・競走得点・近況
2026年の新田選手を調べる際に、まず押さえたいのが級班の変化です。現在はS級2班に所属していますが、2025年にはS級1班に昇級していた時期もあります。
2026年はS級2班に所属
KEIRIN.JPの級班履歴によると、新田選手は2025年1月1日にS級2班、同年7月1日にS級1班となり、2026年7月1日から再びS級2班に所属しています。
したがって、2026年11月現在の正しい級班はS級2班です。過去のプロフィールや古いレース記事にはS級1班と掲載されているものもあるため、情報を確認するときは更新日を見る必要があります。
競走得点は106点台
2026年11月1日更新のKEIRIN.JP公式プロフィールでは、今期得点は106.09点です。
一方、同サイトの11月3日更新の直近4か月成績では、競走得点は105.70点となっています。これは集計対象期間が異なる数値であり、どちらかが誤りというわけではありません。
競走得点は選手の成績を評価する重要な指標です。級班の確認には所属級班、直近の状態を判断するには対象期間をそろえた競走得点を参照すると、情報を正しく読み取れます。
2026年の年間成績と直近4か月の成績
2026年11月1日時点の公式通算成績では、年間56走で9勝。2着9回、3着13回という記録です。
加えて、11月3日更新の直近4か月成績を見ると、25走で3勝、2着4回、3着7回となっています。
- 直近4か月の出走数:25回
- 1着:3回
- 2着:4回
- 3着:7回
- 着外:10回
- 棄権:1回
- 失格:0回
- 勝率:12.0%
- 2連対率:28.0%
- 3連対率:56.0%
- 直近4か月の競走得点:105.70点
特に注目したいのは、3連対率56.0%という数字です。直近4か月の25走のうち14走で3着以内に入っており、1着だけでなく2着・3着も含めた安定感が見て取れます。
2026年秋の近況成績
2026年秋の主な開催を確認すると、9月の静岡F1では予選2着、準決勝2着、決勝5着。地元開催で決勝まで進出しました。
9月の奈良G3では一次予選3着、二次予選7着、特選3着、特秀5着。グレードレースでも上位の選手と競い合っています。
10月17日から19日の高知F1では、予選3着、準決勝5着、特選4着。続く10月29日から31日の青森F1では、予選2着の後、準決勝で棄権という結果でした。
こうした結果を総合すると、2026年秋の新田選手は予選で上位に入り、準決勝や決勝へ進む力を保っています。一方で、開催ごとの結果にはばらつきもあり、毎回決勝に進出しているわけではありません。
【脚質分析】新田康仁の「追」とは?差し・マークに注目
新田選手の現在の脚質は「追」です。競輪における追込型は、先行選手などの後ろにつき、レース終盤に差し切ったり、ラインの位置を守ったりする戦い方を中心とします。
連対時の決まり手は差し71%・マーク29%
KEIRIN.JPの2026年11月3日更新データでは、連対時の決まり手は次の割合になっています。
- 逃げ:0%
- 捲り:0%
- 差し:71%
- マーク:29%
差しが71%を占めている点は、新田選手の現在の戦い方を理解するうえで重要です。自ら先頭に立って逃げ切るというより、前を走る選手の動きを見極め、最後の直線で前に出る展開が主な持ち味となっています。
なお、この数字は連対した際の決まり手の割合です。全レースにおける戦法の割合を示すものではありません。
かつては南関東を代表する自力選手
興味深いのは、新田選手がキャリアを通じて一貫して追込型だったわけではないことです。
2021年8月のnetkeirinのインタビューでは、本人が南関東の自力選手として奮闘していた時代を振り返っています。当時は村上義弘、吉岡稔真、神山雄一郎らが活躍し、各地区の有力選手がしのぎを削っていました。
新田選手は当時の競争環境を振り返り、次のように語っています。
「生きた時代が悪かったね」
この言葉の背景には、G1タイトルにあと一歩届かなかった時代への率直な思いがあります。
現在のプロフィールでは脚質が「追」となっていますが、過去には自力でレースを組み立てる役割も担っていました。自ら動く競走を経験してきたからこそ、他の選手の動きや仕掛けのタイミングを読む技術も、現在の追込戦術につながっていると考えられます。
新田選手のレースを見る際には、着順だけでなく、どの選手の後ろについたのか、最終直線でどの位置から伸びたのかにも注目すると、持ち味が分かりやすくなります。
【獲得タイトル】G2・G3優勝とG1タイトルへの挑戦
新田選手の代表的なタイトルは、2008年のG2・サマーナイトフェスティバル優勝です。現在までのキャリアを振り返っても、この優勝は大きな実績として位置付けられています。
2008年のサマーナイトフェスティバル優勝
2008年7月19日から四日市競輪場で開催された第4回サマーナイトフェスティバルで、新田選手は優勝しました。
KEIRIN.JPの特別競輪優勝歴にも、開催初日2008年7月19日、競輪場・四日市、成績1・1と記録されています。
この年はサマーナイトフェスティバルだけでなく、高松宮記念杯競輪で準優勝、オールスター競輪で3着という好成績も残しました。
2021年のインタビューでは、本人が2008年を最も活躍した年として振り返っています。年間獲得賞金が6,000万円を超えた一方で、KEIRINグランプリ出場には届かなかったというエピソードも紹介されました。
G2・G3の優勝回数
KEIRIN.JPの2026年11月1日更新の通算成績を確認すると、グレード別の優勝回数は以下のようになっています。
- G2:1回
- G3:11回
- G1:0回
- F1:26回
- F2:8回
- 全区分の優勝合計:46回
G3で11回の優勝を記録していることからも、記念競輪で長く実績を残してきたことが分かります。
一方、G1の優勝記録はありません。これは新田選手の実績を評価するうえで押さえておきたい点です。
G2のサマーナイトフェスティバルを制した実績がある一方、G1タイトルには届かなかったというキャリアは、競輪ファンの間でも印象に残る部分です。大舞台での勝負強さと、タイトル獲得の難しさの両方を経験してきた選手といえます。
500勝だけでは測れない選手としての価値
新田選手の実績を通算勝利数だけで評価するのは十分ではありません。
G2優勝、G3での複数回の優勝、G1への継続的な出場、そして500勝達成という記録は、それぞれ異なる意味を持っています。
公式プロフィールでは、G1連続15回出場(2012年9月の第55回オールスター競輪)とG1連続20回出場(2017年9月の第60回オールスター競輪)もJKA表彰歴として掲載されています。
特定の大会で優勝する能力に加えて、長期間にわたって特別競輪の舞台に立ち続けたことも、新田選手のキャリアを特徴付ける実績です。
【出走予定】新田康仁の2026年11月以降の開催スケジュール
2026年11月3日時点で確認できるKEIRIN.JPの出場予定には、11月から12月にかけて複数の開催が掲載されています。
- 11月6日~8日:熊本F1
- 11月15日~17日:富山F1
- 11月26日~28日:松阪F1
- 12月12日~14日:広島F1
- 12月19日~22日:川崎G3
次走は11月6日からの熊本F1
2026年11月4日現在、次の出場予定として確認できるのは、11月6日から8日まで開催される熊本F1です。
その後は富山、松阪とF1開催が続き、12月には広島F1と川崎G3が予定されています。
特に注目したいのは12月の川崎G3です。G3は新田選手が過去に11回の優勝を記録しているグレードであり、経験を生かした走りが期待される舞台です。
出走予定を見るときの注意点
競輪の出場予定は、開催日程の掲載と実際の出走確定を区別する必要があります。欠場や追加あっせんなどによって予定が変わる場合もあります。
また、開催が決まっていても、具体的なレース番号、車番、対戦相手、ライン構成は別途確認が必要です。
新田選手の実際の出走を追う場合は、開催直前の公式出走表と当日のレース情報を確認するのが確実です。
【よくある質問】新田康仁に関するFAQ
Q1:新田康仁選手は2026年現在何歳ですか?
A1:1974年3月8日生まれで、2026年11月現在52歳です。静岡県所属の74期で、1994年8月にデビューしました。
Q2:新田康仁選手の現在の級班と競走得点は?
A2:2026年11月現在はS級2班です。KEIRIN.JPの11月1日更新プロフィールでは今期得点106.09点、11月3日更新の直近4か月競走得点は105.70点となっています。
Q3:新田康仁選手は通算500勝を達成していますか?
A3:はい。2022年6月23日に函館競輪で通算500勝を達成しました。2026年11月1日時点の公式通算成績では591勝に到達しています。
まとめ:新田康仁の現在地と今後の注目ポイント
新田康仁選手は、1994年に74期としてデビューし、2026年現在もS級2班で競走を続ける52歳のベテランレーサーです。
2008年のG2・サマーナイトフェスティバル優勝、G3優勝11回、2022年の通算500勝達成など、長い競輪人生の中で数多くの実績を残してきました。
2026年の成績を見ると、11月1日時点で年間9勝、直近4か月の3連対率は56.0%。現在の脚質は追で、連対時の決まり手は差しが71%を占めています。
現在の級班がS級2班であることや、過去のS級1班在籍時期を混同しないことも、プロフィールを正確に理解するポイントです。
【プロの結論】
新田康仁選手を評価する際に見るべきなのは、年齢や通算勝利数だけではありません。G2を制した実績、G3での優勝回数、長年にわたるS級での競走経験、そして現在の追込型としての決まり手を総合的に見る必要があります。
また、車券を検討する競輪ファンにとっては、直近4か月の3連対率56.0%という数字に加え、当日のライン構成や前を走る選手との相性も判断材料になります。過去のタイトルだけで評価するのではなく、直近の競走得点と実際のレース内容を優先することが大切です。
2026年11月6日からの熊本F1、続く富山・松阪、そして12月の川崎G3。50代を迎えてなお競走を続ける新田選手が、これからどのような結果を残すのか。長年の経験を生かした走りに注目が集まります。