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【子どもは特に注意】グミによる窒息事故と消費者庁の警告

真壁 直樹 真壁 直樹 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
目次

グミの食べ過ぎで、大人以上に注意したいのが子どもの窒息事故です。

消費者庁は2025年1月23日、食品による子どもの窒息・誤嚥に関する注意喚起を公表しました。その中で、実際にグミを喉に詰まらせかけた4歳児の事故が紹介されています。

4歳児がグミを5個まとめて口に入れた事故

消費者庁が紹介した事例では、4歳の子どもが公園で遊びながら、グミを5個ほどまとめて口に入れました。

その直後、子どもは白目をむいた状態になり、保護者が背中を数回強く叩いたところ、グミが口の中から出てきました。その後、救急搬送され、診察を受けて帰宅しています。

この事例で注目すべきなのは、グミを食べたこと自体よりも、遊びながら複数個を一度に口へ入れたことです。

消費者庁は、子どもは大人に比べて噛む力や飲み込む力が弱く、丸くて滑らかな食品、粘着性の高い食品、硬くて噛み切りにくい食品などで窒息や誤嚥が起きる可能性があると説明しています。

子どもにグミを食べさせるときの注意点

家庭でグミを与える場合は、次の点を守りましょう。

- 子どもの発達や噛む力、飲み込む力に合わせて食品を選ぶ。
- 一度に複数個を口へ入れないようにする。
- 必要に応じて小さく切り分ける。
- 座った姿勢で食べさせる。
- 食べながら走ったり、遊んだり、話したりさせない。
- 保護者が近くで食べる様子を見守る。
- 泣いている子どもを食べ物でなだめない。

特に、歩きながら食べる習慣は避けたいところです。グミに限らず、口の中に食べ物が入った状態で遊んだり、急に笑ったりすると、誤って気道に入り込む危険があります。

また、消費者庁が5歳以下の子どもに食べさせないよう注意喚起している豆やナッツ類の基準を、そのままグミの年齢制限と混同してはいけません。グミについては、年齢だけで判断せず、子どもの発達状況や商品の形状、食べ方を確認する必要があります。

グミを喉に詰まらせたときは?

声が出ない、呼吸が苦しそう、顔色が急に青白くなるなどの症状が見られた場合は、窒息が疑われます。

その場合は直ちに119番へ通報し、年齢に応じた窒息時の応急手当を行ってください。こども家庭庁や政府広報オンラインでは、子どもの窒息時の応急手当についても案内しています。

口の中に見えない異物を指で無理に探ろうとすることは避け、救急隊の指示に従うことが大切です。

【プロの結論】2026年にグミを食べ過ぎないための5つの実践ポイント

グミ食べ過ぎ

ここまでの公的資料やメーカー情報を整理すると、グミは適量を楽しむ分には過度に恐れる必要のない食品です。

ただし、商品ごとの栄養成分や甘味料の種類、食べる頻度によって注意点は変わります。

特に、次の5つを習慣にすると、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

1. 1袋当たりのカロリーを確認する

グミを選ぶときは、パッケージの表面だけでなく裏面の栄養成分表示を確認しましょう。

内容量が48gの商品と54gの商品でも、エネルギー量は同じではありません。

1袋当たりの表示がある場合は、その数字を優先して確認します。100g当たりの表示しかない場合は、次の式で計算できます。

1袋のエネルギー=100g当たりのエネルギー×内容量÷100

2. 食べる量を最初に決める

袋を開けたまま食べると、残りの量が分からなくなりがちです。

最初に食べる分だけ小皿に出し、残りは袋を閉じて保管すると、無意識に食べ続けることを防げます。

3. 糖アルコールの注意書きを確認する

シュガーレスグミや低糖質グミを選ぶときは、原材料欄もチェックしましょう。

マルチトールやソルビトールなどが使われている商品では、摂取量によってお腹が緩くなる場合があります。

4. だらだら食べる習慣をやめる

虫歯予防の観点では、食べる量だけでなく回数も意識しましょう。

間食の時間を決め、長時間にわたって少しずつ食べる習慣を減らすことが大切です。

5. 子どもには食べ方まで教える

子どもがグミを食べる場合は、噛むことや飲み込むことに集中できる環境を整えましょう。

複数個をまとめて口に入れないこと、座って食べること、遊びながら食べないことを日頃から伝えることが事故予防につながります。

2026年時点で押さえておきたい公的資料

今回のテーマに関連する主な資料は以下のとおりです。

- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」:2025〜2029年度の栄養摂取基準。
- 厚生労働省「e-ヘルスネット」:糖質・糖類の違いや健康への影響。2026年11月2日更新。
- 消費者庁「栄養成分表示について」:食品のカロリーや炭水化物などの表示ルール。
- 消費者庁「Vol.656 豆類などをはじめとする食品での窒息や誤嚥に注意!」:2025年1月23日公表の子どもの事故防止情報。
- 東京都保健医療局「食品安全FAQ」:糖アルコールによる腹部症状について。
- 農林水産省「おやつの意味を知りましょう」:お菓子のエネルギー量と間食の考え方。

なお、厚生労働省の2025年版食事摂取基準のスライド資料は、2026年8月6日にも一部差し替えられています。2026年11月時点でも、2025年版が現行の基準です。

【グミの食べ過ぎ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:グミを1袋全部食べてしまいました。体に悪いですか?

A1:健康な成人が通常のグミを1袋食べたからといって、直ちに健康被害が起こるとは限りません。ただし、商品によっては1袋で130〜180kcal程度になるものもあります。糖類やエネルギーの摂取量が増えるため、日常的に何袋も食べる習慣には注意しましょう。

Q2:グミは毎日食べても大丈夫ですか?

A2:毎日食べること自体が一律に禁止されているわけではありません。食事全体の栄養バランスを崩さず、間食の量やカロリーを調整することが大切です。糖類による虫歯のリスクや、糖アルコールによる腹部症状にも注意してください。

Q3:グミを食べ過ぎると腹痛や下痢になりますか?

A3:糖アルコールを含むグミを一度に多く食べると、体質によって腹痛や下痢が起きる場合があります。マルチトールやソルビトールなどの原材料表示を確認し、症状が出た場合は摂取を控えましょう。

Q4:シュガーレスグミなら太らず、虫歯にもなりませんか?

A4:必ずしもそうではありません。シュガーレスはカロリーゼロや糖質ゼロを意味するものではなく、糖アルコールを多く摂れば下痢になることもあります。エネルギー量や原材料を確認して選びましょう。

Q5:グミは1日何粒まで食べていいですか?

A5:国が定めたグミ専用の1日当たりの粒数はありません。1粒の重量や栄養成分が商品によって異なるため、粒数ではなく1袋のカロリー、糖質、糖類、原材料を確認して量を決めるのが適切です。

Q6:子どもにグミを食べさせても大丈夫ですか?

A6:子どもの発達状況や商品形状、食べ方に注意する必要があります。特に複数個をまとめて口に入れることや、遊びながら食べることは窒息事故につながる危険があります。座った状態で少しずつ食べるように見守りましょう。

まとめ:グミは量と食べ方を意識すれば楽しめるお菓子

グミの食べ過ぎで気を付けたいのは、糖類によるエネルギーの過剰摂取や虫歯、糖アルコールによる腹痛・下痢、子どもの窒息事故です。

特に、1袋当たりのカロリーは商品によって違い、炭水化物と糖質・糖類も同じではありません。シュガーレスという表示だけで安心せず、栄養成分表示と原材料を確認する習慣を身につけましょう。

また、1日何粒までという絶対的な基準はないため、袋のまま食べ続けず、食べる分をあらかじめ決めることが現実的な対策です。

グミを完全に我慢する必要はありません。大切なのは、食べる量・頻度・成分・食べ方の4つを意識することです。 自分や家族に合った量を見つけ、日々のおやつとして無理なく楽しみましょう。

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真壁 直樹

美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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