俳優・堤真一の映画には、観客の心に残る人間ドラマから、本格ミステリー、社会派作品、アクション、時代劇まで、幅広い魅力がある。『ALWAYS 三丁目の夕日』の鈴木則文、『容疑者Xの献身』の石神哲哉、『孤高のメス』の当麻鉄彦など、作品ごとにまったく異なる人物を演じ分けてきた。
2026年10月31日時点で振り返ると、2000年代の映画賞を席巻した代表作に加え、2025年には『室町無頼』『木の上の軍隊』『旅と日々』など複数の映画に出演。加えて、2026年の第39回東京国際映画祭で日台合作映画『記憶ゼロ』が日本初上映され、2027年初夏の劇場公開も予定されている。出演映画の歴代作品、主演作と助演作の違い、受賞歴、最新情報を整理すると、堤真一の俳優としての変化が見えてくる。
【まず押さえたい】堤真一の映画キャリアと代表作の魅力
堤真一は1964年7月7日、兵庫県生まれ。舞台で経験を積みながら映像作品にも活動の幅を広げ、1990年代にはSABU監督作品などで映画俳優として存在感を示した。
1996年公開の『弾丸ランナー』は、映画初主演作として知られる。SABU監督との組み合わせはその後も続き、『ポストマン・ブルース』『アンラッキー・モンキー』『MONDAY』『DRIVE』と、計5作品で主演を務めた。
初期作品で際立っていたのは、追い詰められた人物の滑稽さや、真面目で不器用な男の人間味を表現する力だ。単に格好よく見せるのではなく、弱さや焦りを含めて人物を成立させる演技が、後年の社会派ドラマや大作映画にもつながっていく。
主演俳優としての評価を確立した2000年代
2005年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日』は、堤真一の知名度を大きく広げた作品だ。演じたのは自動車修理工場「鈴木オート」の社長・鈴木則文。頑固で短気な一面を持ちながら、家族や従業員を大切にする昭和の町工場の主人である。
同作では、堤の豪快な表情と人情味のある演技が作品の温かさを支えた。2006年の第29回日本アカデミー賞では最優秀助演男優賞を受賞。映画賞でも高く評価され、俳優としての代表的な転換点となった。
続く2008年には『クライマーズ・ハイ』と『容疑者Xの献身』で異なる人物像を提示する。前者では新聞社の記者、後者では数学教師という役柄を通して、抑制された感情表現や複雑な内面を描いた。この2作品によって、主演と助演の双方で高い評価を得ている。
【年代順】堤真一の出演映画一覧とキャリアの転換点
堤真一の出演映画を年代順に見ると、初期の個性派主演作品から、社会派ドラマ、人気シリーズ、近年の多彩なジャンルへと活動領域が広がっている。以下は、映画出演歴の中から代表的な劇場公開作品を中心に抜粋した一覧だ。
| 公開年 | 作品名 | 役柄・注目ポイント |
|---|---|---|
| 1992年 | 女殺油地獄 | 映画出演初期の作品 |
| 1996年 | 弾丸ランナー | 映画初主演。SABU監督作品 |
| 1997年 | ポストマン・ブルース | SABU監督作品で主演 |
| 1998年 | アンラッキー・モンキー | SABU監督作品で主演 |
| 1999年 | 39 刑法第三十九条 | 法廷・心理サスペンス |
| 2000年 | MONDAY | SABU監督作品で主演 |
| 2002年 | DRIVE | SABU監督作品で主演 |
| 2005年 | フライ,ダディ,フライ/ALWAYS 三丁目の夕日/ローレライ | 助演俳優として存在感を発揮 |
| 2007年 | ALWAYS 続・三丁目の夕日/舞妓Haaaan!!!/魍魎の匣 | 人情劇からコメディー、ミステリーまで出演 |
| 2008年 | クライマーズ・ハイ/容疑者Xの献身/山のあなた 徳市の恋 | 主演・助演の両面で高評価 |
| 2010年 | 孤高のメス/SP THE MOTION PICTURE 野望篇 | 主演作と人気シリーズで活躍 |
| 2011~2017年 | プリンセス トヨトミ/宇宙兄弟/土竜の唄/海街diary/本能寺ホテルなど | 社会派、コメディー、歴史劇などに出演 |
| 2018~2020年 | 銀魂2/泣くな赤鬼/決算!忠臣蔵/望み/一度死んでみた | ジャンルを横断した出演が続く |
| 2021年 | ザ・ファブル 殺さない殺し屋/砕け散るところを見せてあげる/土竜の唄 FINAL | 悪役からシリーズ作品まで幅広く出演 |
| 2022年 | 鹿の王 ユナと約束の旅 | 声の出演 |
| 2023年 | おまえの罪を自白しろ | 政治家一族をめぐるサスペンス |
| 2025年 | 室町無頼/ババンババンバンバンパイア/木の上の軍隊/アフター・ザ・クエイク/旅と日々 | 時代劇、戦争ドラマ、コメディー、文芸映画に出演 |
| 2026年 | 記憶ゼロ | 第39回東京国際映画祭で日本初上映 |
| 2027年初夏予定 | 記憶ゼロ | テアトル新宿ほか全国公開予定 |
この一覧から読み取れるのは、堤真一が特定のジャンルに固定されていないことだ。初期のSABU作品では追い詰められる男の滑稽さを表現し、2000年代には家族劇や社会派ドラマで幅を広げた。その後もアクション、時代劇、コメディー、文芸作品と、出演する映画の性格は大きく変化している。
また、出演映画の一覧を見る際には、本人が主演なのか助演なのか、声の出演なのかを区別することも大切だ。代表作として知られる作品のすべてが主演映画というわけではない。
【代表作を深掘り】容疑者Xの献身・孤高のメス・ALWAYSの見どころ
1. 容疑者Xの献身|石神哲哉という人物の孤独と献身
2008年10月4日公開の『容疑者Xの献身』は、堤真一の演技力を語るうえで外せない代表作だ。原作は東野圭吾の同名小説で、福山雅治が天才物理学者・湯川学、柴咲コウが刑事・内海薫を演じる。
堤真一が演じた石神哲哉は、高校で数学を教える教師。湯川とは大学時代からつながりのある天才数学者で、物語の核心に関わる重要人物だ。
石神の魅力は、単純な善悪では整理できない複雑さにある。日常では目立たず、社会から距離を置いた人物でありながら、ある出来事をきっかけに強烈な感情を抱く。堤は大きな感情表現に頼らず、視線や表情、声の抑揚によって人物の内面を表現した。
本作は堤真一が助演男優賞の評価を受けた作品でもある。2009年の第32回日本アカデミー賞では優秀助演男優賞に選ばれた。ミステリーとしての完成度と、人間ドラマとしての深さを同時に味わえる一作だ。
2. 孤高のメス|医療倫理と信念を描いた主演映画
2010年公開の『孤高のメス』は、堤真一の主演映画を探している人に特におすすめしたい作品だ。原作は大鐘稔彦の小説で、堤は外科医・当麻鉄彦を演じている。
当麻は、地方の病院に赴任した外科医。医療現場の慣習や組織の壁と向き合いながら、患者を救うための判断を迫られる。物語の中心にあるのは、脳死肝移植という難しい医療問題と、医師としての信念だ。
堤の演技は、医師の専門性を誇示するものではない。患者の命を預かる責任、周囲との衝突、判断を下すことへの重圧を一人の人間の苦悩として描いている。
同作は映画賞でも高く評価された。第65回毎日映画コンクールの男優主演賞、第34回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞、第2回TAMA映画賞の最優秀男優賞などを受賞・選出されている。
主演俳優としての堤真一をじっくり見たいなら、優先して鑑賞したい作品だ。
3. ALWAYS 三丁目の夕日|鈴木オートの社長が見せる昭和の人情
2005年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日』は、山崎貴監督が西岸良平の漫画を映画化した作品。舞台は昭和33年の東京で、下町に暮らす人々の日常を描いている。
堤真一が演じる鈴木則文は、自動車修理工場「鈴木オート」の社長。妻のトモエを薬師丸ひろ子、従業員として働く六子を堀北真希が演じた。
則文は口調が荒く、気が短いところもある。しかし、根底には家族や仲間を守ろうとする優しさがある。堤は豪快な父親像と、ふとした瞬間に見せる不器用な愛情を自然に演じている。
第29回日本アカデミー賞では最優秀助演男優賞を受賞。続編『ALWAYS 続・三丁目の夕日』にも出演し、シリーズを通じて作品の中心的な人物を担った。
重いテーマの映画よりも、まずは親しみやすい作品から堤真一の演技を楽しみたい人に向いている。
4. クライマーズ・ハイ|組織と報道の現場で揺れる記者
2008年7月5日公開の『クライマーズ・ハイ』は、横山秀夫の小説を原作とする社会派映画。1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故を題材に、地方新聞社の記者たちが報道に向き合う姿を描いている。
堤真一が演じるのは、新聞社で事故報道の指揮を任される悠木記者。未曽有の大事故を伝えようとする一方、社内の対立や組織の論理にも直面する。
堺雅人、尾野真千子、山﨑努ら実力派俳優との共演も見どころだ。作品全体に緊張感があり、記者たちの判断や責任をめぐる人間関係が物語を動かしていく。
第33回報知映画賞では堤真一が最優秀主演男優賞を受賞。第32回日本アカデミー賞でも優秀主演男優賞に選ばれた。
5. ザ・ファブル 殺さない殺し屋|善人の仮面をかぶった危険な人物
2021年6月18日公開の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』は、南勝久の漫画を原作とするアクション映画。岡田准一演じる伝説の殺し屋ファブルが、誰も殺さずに日常生活を送るという設定を軸に展開する。
堤真一が演じる宇津帆は、表向きは子どもを守るNPO法人の代表。しかし、その裏では緻密な計画を実行する危険な人物だ。安藤政信演じる鈴木とともに、ファブルの前に立ちはだかる。
人当たりのよさと冷酷さが同居する役柄であり、堤の落ち着いた声や穏やかな表情が、かえって人物の不気味さを際立たせる。
この演技は第45回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞につながった。アクション映画でありながら、悪役の人物造形を楽しめる作品だ。
【2025年の出演映画】室町無頼から旅と日々まで5作品を解説
2025年は堤真一の出演映画が相次いで公開された年だ。時代劇、戦争を題材にしたドラマ、コメディー、村上春樹原作の作品、つげ義春原作の文芸映画と、作品の方向性は実に多彩である。
室町無頼|骨皮道賢として時代劇の世界へ
2025年1月17日公開の『室町無頼』は、垣根涼介の小説を原作とした時代劇。入江悠が監督・脚本を務め、大泉洋、長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明らが出演した。
堤真一の役は骨皮道賢。洛中警護役を担う人物で、主人公・蓮田兵衛とはかつて同じ道を歩んだ間柄だ。物語の中では、過去の友情と現在の対立が人物関係に緊張感をもたらす。
現代劇で見せる抑制された演技とは異なり、時代劇ならではの立ち居振る舞いや迫力を味わえる。
ババンババンバンバンパイア|織田信長役でコメディーに参加
2025年7月4日公開の『ババンババンバンバンパイア』では、堤真一が織田信長役を担当した。コメディー要素を持つ作品であり、歴史上の人物を題材にした遊び心のある世界観が特徴だ。
重厚な社会派映画やシリアスなサスペンスとは異なる作品で、堤の出演ジャンルの広さを確認できる。
木の上の軍隊|極限状態に置かれた軍人の苦悩
2025年7月25日全国公開の『木の上の軍隊』は、平一紘監督・脚本による戦争ドラマ。原案は井上ひさしの作品で、堤真一と山田裕貴が主要人物を演じる。
堤が演じるのは、宮崎から派兵された少尉・山下一雄。沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンとともに、大きなガジュマルの木の上で戦争の終結を知らないまま過ごすことになる。
戦争経験のある厳格な上官と、地元出身の若い兵士という対照的な人物の関係が物語の中心だ。戦闘そのものだけでなく、孤立した状況で人間が何を考え、どう生きようとするのかが問われる。
アフター・ザ・クエイク|村上春樹の世界を映像化
2025年10月3日公開の『アフター・ザ・クエイク』は、村上春樹の短編集『神の子どもたちはみな踊る』をベースにした作品。井上剛が監督を務め、堤真一は三宅役で出演した。
1995年以降の異なる時代と場所を生きる人々の物語が交錯する構成で、喪失や孤独、回復というテーマを扱っている。
岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市らと共演しており、群像劇の一部として作品に参加している点も特徴だ。
旅と日々|べん造役で見せる力の抜けた存在感
2025年11月7日公開の『旅と日々』は、三宅唱監督がつげ義春の短編漫画「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を映画化した作品だ。出演者にはシム・ウンギョン、堤真一、河合優実、髙田万作らが名を連ねる。
堤が演じるのは、雪深い土地にある古びた宿の主人・べん造。脚本家の李が旅先で出会う人物で、暖房も十分ではない宿を営む、ものぐさな性格の男だ。
これまでの代表作に登場した、強い信念を持つ医師や知的な数学教師、豪快な社長とは異なる人物像である。飾らない態度や何気ない言葉が、作品の静かな空気を作り出している。
同作は第78回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門で金豹賞を受賞し、ヤング審査員賞の特別賞も獲得した。また、第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門、第73回サン・セバスチャン国際映画祭にも出品されている。
ここで注意したいのは、金豹賞は『旅と日々』という映画作品に贈られた賞であり、堤真一個人の俳優賞ではないという点だ。映画そのものが国際的に高い評価を得たことは、2025年の出演作を語るうえで重要な実績である。
【受賞歴・映画評価】日本アカデミー賞などで認められた実力
堤真一の映画受賞歴を確認すると、助演男優賞と主演男優賞の双方で評価されていることが分かる。特定の役柄だけでなく、作品の中心を担う演技と、物語を支える演技の両方に実績がある。
主な映画賞の受賞・選出歴
- 2005年公開作に関連する評価:『ALWAYS 三丁目の夕日』『フライ,ダディ,フライ』などにより、第30回報知映画賞最優秀助演男優賞、第48回ブルーリボン賞助演男優賞、第79回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。
- 2007年公開作:『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『舞妓Haaaan!!!』などにより、第31回日本アカデミー賞優秀助演男優賞。
- 2008年公開作:『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』などにより、第33回報知映画賞最優秀主演男優賞、第32回日本アカデミー賞優秀主演男優賞・優秀助演男優賞。
- 2010年公開作:『孤高のメス』により、第65回毎日映画コンクール男優主演賞、第34回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第2回TAMA映画賞最優秀男優賞など。
- 2021年公開作:『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』により、第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞。
受賞歴で特に注目したいのは、2008年の実績だ。『クライマーズ・ハイ』では主演男優賞、『容疑者Xの献身』では助演男優賞という異なる評価を受けている。同じ俳優が異なる役柄で、主演と助演の両方において評価された点は見逃せない。
堤真一の映画が評価される3つの理由
1. 感情を抑えた演技ができること。『容疑者Xの献身』の石神哲哉に象徴されるように、表情や視線の変化で人物の心理を伝える力がある。観客にすべてを説明せず、人物の内面を想像させる演技が特徴だ。
2. 強さと弱さを同時に表現できること。『孤高のメス』の当麻鉄彦や『ALWAYS 三丁目の夕日』の鈴木則文は、一見すると強い人物だが、内面には葛藤や不器用さがある。堤はその両面を自然に表現する。
3. 作品のジャンルに合わせて存在感を変えられること。『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の悪役、『室町無頼』の時代劇、『旅と日々』の宿主では、人物の印象が大きく異なる。役柄に合わせて演技の強度を調整できる点が、長く第一線で活動する理由の一つだ。
映画の評判や評価を調べる際は、映画レビューサイトの点数だけで判断しないことも大切だ。作品の受賞歴、映画祭での評価、原作との関係、役柄の位置づけを併せて確認すると、その映画が持つ魅力をより正確に理解できる。
【堤真一映画おすすめランキング】初めて見るならどの作品?
堤真一の出演映画はジャンルが幅広いため、どの作品から見るかによって俳優としての印象も変わる。ここでは、演技の見応え、作品の完成度、役柄の印象の強さ、初めて見る人への入りやすさを基準に、おすすめ6作品を選んだ。興行収入や視聴者投票による公式ランキングではなく、作品選びのための編集部視点の順位である。
第1位:容疑者Xの献身
堤真一の演技力を最も強く感じたい人におすすめ。石神哲哉という複雑な人物の心理を、抑制された演技で表現している。ミステリーとしての面白さと人間ドラマの深さを両立した作品だ。
第2位:孤高のメス
堤真一の主演映画を見たい人に最適。医療現場の倫理問題を扱いながら、医師としての信念と人間としての葛藤を丁寧に描いている。映画賞での評価も高く、主演俳優としての実力がよく分かる。
第3位:ALWAYS 三丁目の夕日
幅広い年代の人が楽しみやすい作品。鈴木則文の豪快さと優しさが印象的で、堤真一の親しみやすい魅力が伝わる。家族で映画を楽しみたい人にも向いている。
第4位:クライマーズ・ハイ
緊張感のある社会派ドラマを見たい人におすすめ。報道の責任や組織の問題を描いた作品で、堤真一の迫力ある演技を堪能できる。軽い気持ちで楽しむ娯楽映画というより、じっくり物語に向き合いたい人向けだ。
第5位:ザ・ファブル 殺さない殺し屋
アクションやサスペンスが好きな人におすすめ。宇津帆の穏やかな表情と危険な本性のギャップが印象的で、堤真一の悪役としての魅力を楽しめる。
第6位:旅と日々
静かな映画や余韻の残る作品が好きな人に向いている。べん造という人物の飾らない存在感が物語に独特の温度を与える。これまでの大作映画とは異なる堤真一の演技を見たい人におすすめだ。
好みに合わせた作品の選び方
- 演技力を重視する人:『容疑者Xの献身』『孤高のメス』。
- 家族で楽しみたい人:『ALWAYS 三丁目の夕日』。
- 社会派・実話を題材にした作品が好きな人:『クライマーズ・ハイ』。
- アクションや悪役が好きな人:『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』。
- 静かな文芸映画が好きな人:『旅と日々』。
反対に、派手なアクションや明快な娯楽性を最優先する人には、『旅と日々』のような静かな作品は好みが分かれる可能性がある。作品の評価だけで選ぶより、自分が好きなジャンルから入るほうが堤真一の魅力を発見しやすい。
【2026年最新】堤真一の映画出演情報と記憶ゼロの公開予定
2026年10月31日時点で特に注目したい新作は、SABU監督による日台合作映画『記憶ゼロ』だ。第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に選ばれ、2026年10月27日に丸の内ピカデリーで日本初上映された。
記憶ゼロ|SABU監督との久々のタッグ
『記憶ゼロ』は、SABU監督が脚本・監督を務める長編映画。台湾と日本の共同製作で、全編台湾ロケによって撮影された。原題は『Arrested Memory』で、東京国際映画祭の上映作品として2026年の映画ファンから注目を集めた。
物語の中心は、ある事件のショックによって記憶障害を発症した刑事が、誘拐事件を追う姿。主演は台湾の俳優イーサン・ルアンで、ムーン・リー、シエ・インシュエン、霧島れいからが共演している。
堤真一が演じるのは、息子を誘拐された日本人ビジネスマン。事件に巻き込まれた父親という立場から、物語に関わる重要な役どころだ。
堤とSABU監督の組み合わせは、1996年の『弾丸ランナー』に始まる長い関係を持つ。『ポストマン・ブルース』『アンラッキー・モンキー』『MONDAY』『DRIVE』など、初期の代表的な主演作品を生み出したコンビが再び組む点も注目材料だ。
2026年の映画情報で押さえておきたいポイント
- 2026年10月27日:第39回東京国際映画祭で『記憶ゼロ』が日本初上映。
- 2026年10月27日:堤真一がSABU監督らとともに舞台挨拶に登壇。
- 2027年初夏:『記憶ゼロ』がテアトル新宿ほか全国公開予定。
したがって、2026年の映画出演情報を調べる際には、2026年に映画祭で上映された作品と、2026年中に一般劇場公開された作品を混同しないことが重要だ。『記憶ゼロ』は2026年製作・映画祭上映の作品だが、一般劇場公開は2027年初夏の予定となっている。
2026年は過去の代表作を振り返るだけでなく、SABU監督との再タッグによって、堤真一の初期キャリアと現在の活動がつながる節目の年にもなっている。
【堤真一の映画】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:堤真一の映画で最も有名な代表作は何ですか?
A1:代表作として特に知られているのは『ALWAYS 三丁目の夕日』『容疑者Xの献身』『孤高のメス』『クライマーズ・ハイ』です。家族ドラマなら『ALWAYS 三丁目の夕日』、演技力を堪能するなら『容疑者Xの献身』がおすすめです。
Q2:堤真一の主演映画でおすすめの作品は何ですか?
A2:『孤高のメス』がおすすめです。外科医・当麻鉄彦を演じ、医療現場の倫理問題や医師としての信念を表現しています。『クライマーズ・ハイ』も主演俳優としての実力を確認できる作品です。
Q3:堤真一は『容疑者Xの献身』で何役を演じましたか?
A3:数学教師の石神哲哉役です。福山雅治演じる湯川学と対峙する重要人物で、堤真一は第32回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞に選ばれています。
Q4:堤真一の映画で受賞歴が最も多い作品は何ですか?
A4:『ALWAYS 三丁目の夕日』は、堤真一が第29回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した作品です。また、『孤高のメス』では毎日映画コンクール男優主演賞などを受賞しています。どの作品を基準にするかによって評価の見方は変わります。
Q5:堤真一の2025年公開映画には何がありますか?
A5:『室町無頼』『ババンババンバンバンパイア』『木の上の軍隊』『アフター・ザ・クエイク』『旅と日々』の5作品です。それぞれ時代劇、コメディー、戦争ドラマ、群像劇、文芸映画とジャンルが異なります。
Q6:堤真一の2026年最新映画は何ですか?
A6:注目作はSABU監督の日台合作映画『記憶ゼロ』です。2026年10月27日に第39回東京国際映画祭で日本初上映されました。全国劇場公開は2027年初夏の予定です。
まとめ:堤真一の映画は代表作から最新作まで幅広く楽しめる
堤真一の映画出演歴を振り返ると、1990年代のSABU監督作品での主演から、2000年代の『ALWAYS 三丁目の夕日』『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』、2010年の『孤高のメス』へと、俳優としての評価を積み重ねてきたことが分かる。
特に重要なのは、主演作と助演作の双方で映画賞の評価を受けている点だ。主役として物語を引っ張る力だけでなく、脇役として作品全体の印象を左右する存在感も堤真一の大きな魅力である。
2025年には『室町無頼』『木の上の軍隊』『アフター・ザ・クエイク』『旅と日々』など、異なるジャンルの映画に出演。2026年には『記憶ゼロ』が東京国際映画祭で日本初上映され、2027年初夏の全国公開を控えている。
【プロの結論】堤真一の映画を選ぶときは、単純な人気順ではなく、どの役柄で彼の演技を見たいのかを基準にするとよい。繊細な心理描写なら『容疑者Xの献身』、主演俳優としての力量なら『孤高のメス』、人情味なら『ALWAYS 三丁目の夕日』、新しい表現なら『旅と日々』が有力な選択肢になる。
そして2026年の『記憶ゼロ』は、初期の映画キャリアを支えたSABU監督との再タッグという意味でも見逃せない。過去の名作と最新の出演情報をあわせて追うことで、堤真一という俳優が持つ表現の幅と、今なお続く映画俳優としての進化を楽しめる。
主な事実確認資料: シス・カンパニー公式プロフィール・受賞歴、日本映画データベース(JFDB)、日本アカデミー賞関連記録、各作品の公式資料、第39回東京国際映画祭公式作品情報。