ピーターラビットの映画は何作あるのか、どの順番で観ればよいのか。結論からいうと、2026年11月現在、ウィル・グラック監督による実写・CG融合型の劇場映画シリーズは、2018年公開の『ピーターラビット』と、2021年公開の続編『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』の全2作品です。初めて観る場合は、公開順に1作目から2作目へ進むのがおすすめです。
主人公ピーターの日本語吹き替えは俳優の千葉雄大、続編で登場する個性的なボスウサギ・バーナバスは哀川翔が担当。ビアトリクス・ポターの名作絵本を現代的なドタバタコメディーへと再構築した作品であり、原作との違いや実写とCGの融合も大きな見どころです。ここでは、歴代作品のあらすじ、キャスト、吹き替え声優、評判、2026年の動画配信情報、3作目の公開動向まで整理します。
【結論】ピーターラビット映画は何作?歴代作品と見る順番を解説

ピーターラビットの実写映画シリーズは、2018年と2021年に公開された2作品で構成されています。どちらもウィル・グラックが監督を務め、ジェームズ・コーデンが英語版のピーターの声を担当しています。
物語は連続しているため、初めて鑑賞する人は第1作から観るのが自然です。特に2作目では、1作目で描かれたピーターとトーマス、ビアの関係が物語の前提になっています。
歴代映画一覧と公開順
第1作『ピーターラビット』は2018年5月18日に日本公開。湖水地方を舞台に、ピーターと動物たち、そして人間のトーマス・マグレガーとの騒動を描きます。
第2作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は2021年6月25日に日本公開。ビアとトーマスの結婚後、居場所を見失ったピーターが都会へ飛び出し、新しい仲間との出会いを通じて成長していきます。
シリーズを理解するために、次の順番で観るとよいでしょう。
- 2018年『ピーターラビット』
- 2021年『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』
なお、2012年にはピーターラビットを題材にした幼児向けテレビアニメシリーズも登場しています。ただし、これはウィル・グラック監督の映画シリーズとは別作品です。映画の本数を数える場合は、劇場映画2作品として整理するのが適切です。
【第1作】2018年公開『ピーターラビット』のあらすじ・キャスト・見どころ
2018年公開の『ピーターラビット』は、ビアトリクス・ポターの絵本をハリウッドで初めて実写映画化した作品です。日本では2018年5月18日に公開されました。
監督は『ANNIE/アニー』などを手がけたウィル・グラック。上映時間は95分で、コメディー、アドベンチャー、ロマンスの要素を組み合わせています。
あらすじ:ピーターとマグレガーの壮絶な攻防
舞台は、豊かな自然が広がるイギリスの湖水地方。
青いジャケットがトレードマークのいたずら好きなウサギ、ピーターは、妹たちや動物の仲間に囲まれ、画家のビアとも親しく暮らしていました。
ところが、ある日、ロンドンから神経質で潔癖症のトーマス・マグレガーが隣に引っ越してきます。動物を嫌うトーマスは、ピーターたちを庭から追い出そうとします。一方、ピーターも自分たちの生活を守るため、さまざまないたずらを仕掛けます。
やがて、ビアに惹かれていくトーマスと、彼女を大切に思うピーターの間にも対立が生まれます。
単なる動物と人間の追いかけっこではなく、嫉妬や友情、家族への思いが絡み合う展開が特徴です。ピーターは騒動を通して、自分にとって本当に大切なものを考えることになります。
出演者と日本語吹き替え声優
第1作のキャストには、ハリウッドの人気俳優が参加しています。
- ピーターラビット:ジェームズ・コーデン/吹き替え・千葉雄大
- ビア:ローズ・バーン/吹き替え・渋谷はるか
- トーマス・マグレガー:ドーナル・グリーソン/吹き替え・浅沼晋太郎
- フロプシー:マーゴット・ロビー/吹き替え・清水理沙
- モプシー:エリザベス・デビッキ/吹き替え・木下紗華
- カトンテール:デイジー・リドリー/吹き替え・下田レイ
- マグレガーおじさん:サム・ニール/吹き替え・糸博
なかでも注目したいのが、ピーター役の千葉雄大です。かわいらしさだけでなく、いたずらを仕掛けるときの生意気さや、仲間を思う気持ちまで表現しています。
千葉雄大は続編でも同じ役を担当。シリーズを通じてピーターの声が変わらないため、キャラクターの成長を自然に受け取れます。
【第2作】ピーターラビット2『バーナバスの誘惑』のあらすじと声優
続編『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は2021年6月25日に日本公開されました。原題は『Peter Rabbit 2: The Runaway』。前作の主要キャストと制作陣が再集結し、新キャラクターのバーナバスが物語を大きく動かします。
あらすじ:ピーターが都会で出会った危険な仲間
前作から3年が経過し、ビアとトーマスは結婚することになります。
ピーターは2人と家族のように暮らすことを期待していました。しかし、父親のように振る舞うトーマスから注意される日々に不満を募らせ、自分の居場所について悩むようになります。
ついに湖水地方を飛び出したピーターは、大都会でバーナバスというウサギと出会います。
バーナバスは、ピーターの亡き父親の親友だったと名乗る都会派のウサギ。人間に強い恨みを抱き、仲間を率いて盗みや復讐を計画する、いわば裏社会のボスです。
ピーターはバーナバスに父親のような頼もしさを感じ、彼に認められたい一心で仲間になります。
やがてバーナバスは、イギリス各地から市場に集まる高級ドライフルーツを奪う大規模な作戦を計画。ピーターは妹たちや仲間も巻き込みますが、作戦は思わぬ危機を招きます。
物語の後半では、ピーターとトーマスの関係にも変化が訪れます。前作よりも家族や信頼というテーマが前面に出ている点が見どころです。
バーナバス役は哀川翔!主要な吹き替え声優
続編の日本語吹き替えで特に話題になったのが、哀川翔の参加です。
ソニー・ピクチャーズの2020年3月3日の声優発表によると、哀川翔は新キャラクターのバーナバス役に決定。ピーター役の千葉雄大は前作から続投しました。また、同社は哀川にとって本作が吹き替え初挑戦だったことも発表しています。
主な出演者と吹き替え声優は以下のとおりです。
- ピーター:ジェームズ・コーデン/千葉雄大
- バーナバス:レニー・ジェームズ/哀川翔
- ビア:ローズ・バーン/渋谷はるか
- トーマス・マグレガー:ドーナル・グリーソン/浅沼晋太郎
- ナイジェル:デヴィッド・オイェロウォ/安元洋貴
- ベンジャミン:コリン・ムーディ/吉田ウーロン太
- フロプシー:マーゴット・ロビー/清水理沙
- モプシー:エリザベス・デビッキ/木下紗華
- こねこのトム:森久保祥太郎
- 大道芸リス:木村昴
- まちねずみジョニー:鈴木達央
- JWルースター2世:千葉繁
千葉雄大の軽快で親しみやすい演技と、哀川翔の存在感ある声の対比は、続編ならではの楽しみです。
【作品・人物相関表】映画2作品のキャストと声優を比較
2作品を続けて観る場合、前作から続投する人物と新しく登場する人物を把握しておくと、ストーリーが理解しやすくなります。
特にピーター、ビア、トーマスはシリーズの中心人物です。一方、バーナバスは2作目の物語を動かす重要な存在として登場します。
| 作品・キャラクター | 海外キャスト・声の出演 | 日本語吹き替え | 物語上の役割 |
|---|---|---|---|
| 第1作・ピーター | ジェームズ・コーデン | 千葉雄大 | 主人公。いたずら好きなウサギ |
| 第1作・ビア | ローズ・バーン | 渋谷はるか | ピーターの大切な人間の友人 |
| 第1作・トーマス | ドーナル・グリーソン | 浅沼晋太郎 | ピーターと対立する人間の青年 |
| 第1作・フロプシー | マーゴット・ロビー | 清水理沙 | ピーターの妹 |
| 第1作・モプシー | エリザベス・デビッキ | 木下紗華 | ピーターの妹 |
| 第1作・カトンテール | デイジー・リドリー | 下田レイ | ピーターの妹 |
| 第2作・ピーター | ジェームズ・コーデン | 千葉雄大 | 都会で自分の居場所を探す主人公 |
| 第2作・バーナバス | レニー・ジェームズ | 哀川翔 | ピーターを悪事に誘うボスウサギ |
| 第2作・ビア | ローズ・バーン | 渋谷はるか | ピーターを大切に思う画家 |
| 第2作・トーマス | ドーナル・グリーソン | 浅沼晋太郎 | ビアの夫でピーターの保護者的存在 |
| 第2作・ナイジェル | デヴィッド・オイェロウォ | 安元洋貴 | 出版社の社長 |
この表から分かるように、2作品をつなぐ中心人物はピーター、ビア、トーマスの3人です。前作で対立していたピーターとトーマスの関係が、続編では家族という新しい形に変わります。
また、バーナバスは単なる新しい敵役ではありません。ピーターが自分の父親や家族との関係をどう受け止めるかを考えるきっかけになる人物です。
【原作との違い】ビアトリクス・ポターの絵本と実写・CG映画を比較
ピーターラビット映画を観た原作ファンの間で、特に意見が分かれやすいのがキャラクターの性格と物語の雰囲気です。
原作絵本は、ビアトリクス・ポターが描いた繊細な水彩画と、自然観察に根ざした簡潔な物語が魅力。一方、映画はハリウッドのコメディー作品として、ピーターをより活発でいたずら好きなキャラクターに描いています。
ビアトリクス・ポターが生み出した原作の世界
ビアトリクス・ポターは1866年7月28日生まれ、1943年12月22日没のイギリスの作家・画家です。
ピーターラビットの原型は、1893年にポターが知人の子どもに送った絵入りの手紙に登場しました。その後、1902年に『The Tale of Peter Rabbit(ピーターラビットのおはなし)』がフレデリック・ウォーン社から商業出版されます。
原作では、母親からマグレガーさんの畑に入らないよう注意されたピーターが、好奇心に負けて畑へ入り、危険な目に遭うというシンプルな筋書きが中心です。
父親がマグレガー夫人によってパイにされたという背景もあり、かわいらしい絵柄の中に自然界の厳しさやブラックユーモアが含まれています。
映画ではなぜキャラクターや設定が変わったのか
映画では、ピーターとマグレガーの対立だけで95分の物語を構成するのではなく、ビアとの関係やトーマスとの恋のライバル関係など、複数の要素が追加されています。
2018年のリアルサウンドによるウィル・グラック監督のインタビューでは、監督は原作のピーターのいたずら好きな性格や、青いジャケットなどの特徴を残しながら、新しい冒険を描くことを意識したと説明しています。
つまり、映画は絵本をそのまま映像化した作品ではなく、ポターのキャラクターと世界観を土台にした新しい物語です。
原作に忠実な静かなピーターを期待すると、映画の大胆な行動やコミカルな演出に驚く可能性があります。しかし、原作の特徴を残しつつ、映画ならではの娯楽性を加えた点に本作の個性があります。
実写とCGアニメーションの違いは?
本シリーズは、一般的な意味での全編アニメーション映画ではありません。人間の俳優が演じる実写映像と、CGで描かれた動物たちを組み合わせたハイブリッド型の作品です。
ウィル・グラック監督は2018年のインタビューで、基本的には実写映画として撮影し、CGを使っていることを観客が忘れてしまうほど自然な映像を目指したと語っています。
実際、動物たちは毛並みや表情、身体の動きまで細かく表現され、人間の俳優と同じ空間に存在しているような映像に仕上がっています。
原作絵本の静止した水彩画とは異なり、映画では動物たちが走り、跳び、表情を変え、歌やダンスまで披露します。こうした映像表現が、子どもから大人まで楽しめるエンターテインメント性につながっています。
ピーターラビット映画の評判は?
2018年版は、テンポのよいコメディーやCG表現、俳優陣の演技が評価される一方、原作の穏やかな雰囲気との違いに戸惑う感想も見られます。
映画.comのレビュー表示では、第1作は3.4点(5点満点・219件)。原作とのイメージの違いを認めながら、娯楽映画としての楽しさや幅広い世代で鑑賞できる点を評価するレビューも掲載されています。
続編については、Filmarksの作品ページで3.6点の評価が表示されており、動物たちのかわいらしさ、仲間との絆、コミカルな冒険などが好意的に受け止められています。
ただし、映画の評価は鑑賞者の好みや原作への思い入れによって変わります。絵本の世界を忠実に再現した作品を求める人と、テンポのよいファミリーコメディーを楽しみたい人では、評価のポイントが異なるでしょう。
【2026年最新】ピーターラビット映画の配信サービスと3作目の公開情報
劇場公開から時間が経過した現在、ピーターラビット映画を自宅で楽しむ方法として、動画配信サービスやレンタル・購入が選択肢になります。
2026年の動画配信状況
2026年8月から9月に確認できた日本向けの配信情報を整理すると、次のようになります。
第1作『ピーターラビット』については、Filmarksの2026年8月時点の配信情報で、U-NEXTが見放題、J:COM STREAMがレンタル、TSUTAYA DISCASが宅配レンタルとして掲載されています。
第2作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』については、U-NEXTの2026年9月時点の公式作品ページで見放題配信が確認できます。また、Filmarksの2026年8月時点の一覧では、Prime Videoのレンタル・購入なども掲載されています。
主な確認情報は以下のとおりです。
- U-NEXT:第1作・第2作ともに見放題として掲載された実績がある。
- J:COM STREAM:第1作のレンタル情報が掲載されている。
- TSUTAYA DISCAS:第1作・第2作とも宅配レンタルの選択肢がある。
- Prime Video:第2作のレンタル・購入情報が掲載されている。
配信サービスは契約地域や時期によってラインアップが変わります。特に見放題とレンタルでは料金体系が異なるため、契約前に各サービスの作品ページで対象タイトルと配信形式を確認するのがおすすめです。
2作品をまとめて観たい人は、両方の作品ページを検索して、見放題対象かどうかを確認すると無駄な出費を抑えられます。
ピーターラビット3の公開情報は?
ファンが気になるのが、3作目の制作や公開予定です。
続編公開時の2021年、ウィル・グラック監督は海外メディアのインタビューで、ピーターの物語にはまだ描ける内容があり、シリーズを続けたいという意向を示しました。
また、同年5月の海外メディアによる取材では、監督が3作目の脚本をほぼ書き終えたと語ったことも報じられています。第2作のエンドクレジット後にも、続編を思わせる演出がありました。
ただし、脚本の構想や監督の制作意欲と、映画会社による正式な製作決定は別のものです。
2026年11月5日時点では、第3作の正式な公開日や劇場公開スケジュールは発表されていません。したがって、2026年現在の映画シリーズは、2018年と2021年の2作品として扱うのが正確です。
今後の続報を判断する際は、監督のコメントだけでなく、ソニー・ピクチャーズなど配給会社による製作発表や正式な公開日情報に注目したいところです。
【よくある質問】ピーターラビット映画に関するFAQ
Q1:ピーターラビットの映画は全部で何作ありますか?
A1:2026年11月現在、ウィル・グラック監督による劇場映画は2作品です。2018年の『ピーターラビット』と、2021年の『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』があります。
Q2:ピーターラビット映画を見る順番は?
A2:公開順がおすすめです。まず2018年版を観て、次に2021年の『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』を観ると、登場人物の関係や物語の変化を理解しやすくなります。
Q3:ピーターラビットの吹き替え声優は誰ですか?
A3:ピーター役は千葉雄大です。ビア役は渋谷はるか、トーマス役は浅沼晋太郎が担当しています。続編で登場するバーナバス役は哀川翔です。
Q4:ピーターラビット2のバーナバス役は誰ですか?
A4:英語版の声はレニー・ジェームズ、日本語吹き替え版は哀川翔です。バーナバスは都会で動物たちを率いるボスウサギで、ピーターを悪事へと誘う重要人物です。
Q5:映画は原作絵本に忠実ですか?
A5:原作のキャラクターや世界観を受け継いでいますが、ストーリーは映画独自の要素が多く含まれています。ビアとトーマスの恋愛関係や、ピーターの都会での冒険などは映画ならではの展開です。
Q6:ピーターラビット映画は完全なアニメーションですか?
A6:いいえ。人間の俳優による実写映像と、CGで制作された動物たちを組み合わせた作品です。動物たちの毛並みや表情をリアルに表現している点が特徴です。
Q7:ピーターラビット3はいつ公開されますか?
A7:2026年11月現在、正式な公開日は発表されていません。ウィル・グラック監督は2021年に続編構想や脚本について言及していますが、公開決定とは区別する必要があります。
まとめ:ピーターラビット映画は公開順に観るのがおすすめ
ピーターラビットの映画シリーズは、2018年の第1作と2021年の第2作の全2作品です。初めて観るなら『ピーターラビット』から『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』へと進む公開順が最適です。
第1作はピーターとマグレガーのコミカルな対立、第2作はバーナバスとの出会いを通じたピーターの成長と家族の絆が中心。2作品を続けて観ることで、主人公の変化や登場人物の関係をより深く楽しめます。
また、日本語吹き替え版では千葉雄大が2作品を通じてピーターを演じ、続編では哀川翔がバーナバス役として参加しています。声優陣の演技を楽しみたい人にも見どころの多いシリーズです。
原作絵本との違いを理解しておくと、映画独自の大胆なアレンジも受け入れやすくなります。原作の忠実な再現を期待するよりも、ポターが生み出したキャラクターを現代のファミリーコメディーとして楽しむことが、この映画を満喫するポイントです。
2026年の配信情報ではU-NEXTなどが視聴候補となり、第3作については正式な公開発表を待つ段階です。まずは第1作から順番に鑑賞し、ピーターと仲間たちが繰り広げる、笑いと冒険に満ちた世界を楽しんでみてください。
主な事実確認資料